コンテンツマーケティングでのレスポンシブ対応の重要性

コンテンツマーケティングでは、あらゆるデバイスからコンテンツが読めることが重要です。
現在はノートパソコンやタブレット、スマホなど多様なモバイルデバイスが発達していて、外出先でも気軽にネットから情報を手に入れることが出来ます。

そのため、あらゆるデバイスでストレスなく読めるコンテンツの重要性が非常に高まっているのです。
ここではコンテンツマーケティングにおける「レスポンシブデザイン」について「レスポンシブデザインとは何か?」と言うところから始めて、メリット・デメリットをまとめてご紹介しましょう。

24時間いつでもどこでもサクッと読めるコンテンツには、多くの需要があるのです。

レスポンシブデザインとは何か?

「レスポンシブデザイン」とは、パソコンやタブレット、スマホなど種類の異なるデバイスごとに最適な画面サイズになるよう、サイトページの画面レイアウトやデザインを調整することです。
具体的には、1つのHTMLファイルをCSS(Cascading Style Sheets)で制御して、ユーザーが利用するデバイスごとに最適な画面費用時に切り替えをするという考え方のこと。

そもそも「モバイルデバイス」はデバイスごとに画面サイズがまるで異なります。
ノートパソコンやタブレットで見やすい画面構成がスマホでもみやすいわけではありません。

デバイスの画面サイズに応じてレイアウトなどを変更する作業が必要なのです。
ただし各デバイスでの見やすさを優先するといってもノートパソコン用とスマホ用に別のデザインを作ることはHTMLファイルを複数用意することになり、サイト構築・メンテナンス時のコストが単純計算で2倍になってしまいます。

これではコストがかかりすぎてしまい、現実的ではありません。
レスポンシブデザインの場合、どのデバイスにも共通のURL・HTML・CSSファイルを制作・使用します。

どの機器を使っても表示エラーが少なくなるためにユーザーの利便性が高くなり、Googleからの評価も高くなります。

レスポンシブデザインのメリット

レスポンシブデザインを採用するメリットは、大きく8点あります。
まずはサイトを運営する側の利点5つを見てみましょう。

1. ひとつのHTMLファイルで複数デバイスに対応できるため、サイト更新時の作業工程が減る
2. デバイスごとに画面デザイン・レイアウトを変えなくてもいい
3.画像素材やコンテンツをすべてのデバイスで共用できる
4. URLを統一化できる
5.Google推奨なので、モバイル検索の順位で上位に入れる

とくに1~3ではサイト立ち上げ時や更新時の作業工程が少なくて済むことから、運営側にとっては非常に大きな利点です。
またユーザー側から見ても以下の3点のメリットがあります。

6.どのデバイスで見ても、画面デザインの統一感がある
7.画面の小さいスマホで閲覧しても、画面が見やすい
8.URLが統一化されているために、SNSでシェアしやすい

ユーザーにとっては8「SNSでのシェアしやすさ」が大きなメリットです。
最近では閲覧したコンテンツが良いと思ったら、すぐにシェアして拡散されていく傾向があります。

URLが共通になっていれば、どんなデバイスを使用していてもストレスなくシェアできるので共有される頻度も高くなるのです。

レスポンシブデザインの手間

では、レスポンシブデザインの手間を見てみましょう。
大きな注意点は以下の2点です。

1.複数のデバイスに対応させるため、画面の設計時に「どのデバイスで見ても合格点」のデザインを作る必要がある
2.デバイスごとに異なるレイアウトにした場合、ページの読み込みが遅くなることがある

このうち、対処が難しいのは2のほうです。
パソコンと共通のHTMLファイルをスマホに読み込ませるため、読み込み完了までに時間がかかることになります。

スマホユーザーにとってはややストレスのかかる状態でユーザビリティに大きく影響します。
対処法としては、できるだけ掲載情報を絞り込んで読み込みの時間を短縮することです。

テキストコーディングするなど必ずスマートフォンサイトの読み込み速度を縮める努力をしましょう。

また複数のデバイスに共通のデザイン・設計を使用するため、デバイスごとに細かい配慮をする手間は惜しんでは望ましい集客は出来ません。
手間をかけ最適化・高速化をすればするほど、離脱率の低い、集客力の高いサイトになります。

現在のSEOでは「モバイルファーストインデックス」となりウェブサイトのスマートフォン最適化は絶対に外せません。

まとめ

レスポンシブデザインをサイトに導入することについては、手間かかりますがそれ以上にメリットが大きいです。
ただし導入を決める前には、以下の3点をしっかりとチェックしておきましょう。

1.サイトの画面デザインは、ノートパソコンやスマホのどちらにも通用するものを制作
2.スマホでの読み込み時間短縮のために、シンプルなサイトを構築
3.サイト更新・メンテナンス時の作業工程が軽減

レスポンシブデザインの導入でユーザーの使いやすさがアップしますから、取り入れるサイトが増えています。
自社サイトの構成や内容、マーケティングの目的などを考えて、必要な場合は導入に踏みきってみませんか。

▶ 導入事例
▶ サーチコンソール・Googleアナリティクスをコンテンツに活用

目立ってなんぼ。コンテンツを発信しまくれ!

コンテンツマーケティングはネット上でコンテンツを発信し続けることで、顧客を育成していくマーケティング手法です。
いかに読者の目にとまりやすいコンテンツを発信し続けるかという点が、マーケティングの成否を分ける点になります。

ここでは「目立つコンテンツの作り方」「コンテンツの有用性と固定客」「コンテンツ数の重要性」の3点からご説明いたします。
ネット上には無数のコンテンツが毎日、発信されています。その中で読者を引き付けるには工夫が必要なのです。

目立つコンテンツには独創性とSEO対策がある

大量のコンテンツの山に埋もれてしまわないコンテンツには「独創性」があります。
記事内容や文章に読者をひきつけ、納得させるものがあるからこそ多くの人に読まれるのです。

それだけでなく目立つコンテンツにはSEO対策がほどこされています。SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンの上位に表示されるための「検索エンジン最適化」と呼ばれるもの。
検索件数の多いビッグキーワードをコンテンツタイトルに入れ、記事内容にもキーワードを取り込むことで検索ページの上位に表示されることをめざします。

ネット上の読者は検索ページを何ページも見てくれません。
たいていは1ページめで必要な情報を記載したサイトが見つかり、そこで検索は終了します。だからこそ表示順位が上位にあることがとても重要なのです。

SEO上位にあるサイトは、ちょうど駅前という好立地にある「駅前店」と同じようなもの。
駅前で欲しい報が手に入るのなら、わざわざ山奥の不便な場所にある店まで行く人はいません。

きちんとSEO対策をしたうえで独創的なタイトルや記事内容があれば、目立つ記事になってPV数もアップ。自然と順位もあがるのです。

目立つ記事+有用性のある記事の両輪が、利益を生む

コンテンツの中には、タイトルに上手に検索数の多いビッグワードを入れて一気に多数の読者を得るものもあります。
しかしただ目立つだけでは、利益に結びつきません。

コンテンツマーケティングでは長期間にわたって成果を上げ続けるのが目的です。
1日で1万PVを得るようなコンテンツにくわえて、100PV×100日で1万PVになるコンテンツおなじくらいに重視されます。

なぜなら企業への信頼感・ロイヤリティの感情は時間をかけなければ育成されにくいからです。
企業サイト内にある多数のコンテンツを読んでもらうことで、時間をかけて潜在的顧客を育成することが、コンテンツマーケティングの肝です。

はじめから中長期的な視野に立ってマーケティングを展開していくのは、時間をかけなければ良質な潜在的顧客を育てられないからなのです。
ですから理想的な流れは

1.インパクトの大きな「ビッグロック」コンテンツや時事ネタを取り込んだ「バズ記事」を発信する
2.読者をサイトへ誘導してサイト内の「よく読まれている記事」「人気のある記事」を多数読んでもらう

になります。
サイトが利益を生み出すためには「目立つ記事」だけでは足りません。
「目立つ記事」と「有用性の高い記事」の両輪が不可欠なのです。

コンテンツ数を増やして営業成果につなげる

三つめのポイントは「コンテンツ数」です。
目立つ記事・高品質の記事の2種類があっても各10記事ずつしかなければ読者はすぐに読み終わってしまいます。

いくら目立つ記事で読者をサイトへ誘導しても、読むべきものの絶対数が少なければサイト内での滞在時間は伸びていきません。
つまり企業ロイヤリティを育成するには時間が足りないことになります。

そこで重要なのがコンテンツの数です。ある程度の記事数がサイト内に蓄積されていれば、読者はどんどん別の記事を読んでくれます。
では一体どれくらいのコンテンツ数が必要か?

一般的にはサイト内に100本以上のコンテンツがなければ、マーケティングで十分な成果が上がらないと言われています。
有名ブロガーなどは「1サイトに100本のコンテンツを書いてからが、スタートだ」というほどです。

またたとえ500本のコンテンツがサイトにあっても競合サイトが700本のコンテンツを持っていれば、そちらに潜在的顧客が流れていく可能性があります。
ニッチな商品・サービスを扱っているサイトであっても、最低100本×各1000字以上のコンテンツを目指しましょう。

まとめ

コンテンツマーケティングでは、「目立つ記事→良質な記事」の流れで読者を囲い込むのが王道です。
記事制作にあたっては以下の3点に注意しましょう。

1.他のコンテンツに負けないくらいに「派手で目立つ記事」を制作・発信する
2.自社サイトには「読者の役に立つ良質な記事」を多数蓄積する
3.サイト内には最低でも1000字×100記事を用意して、サイト内回遊をうながす

「目立つ記事」と「地味だが有益な記事」の両方がなければコンテンツマーケティングはうまく利益を生みません。
記事制作ではバランスを見ながら2種類の記事を制作・発信していきましょう。

地域ビジネスだからこそコンテンツマーケティングで独り勝ち

今はネット環境が整い、日本中どこにいても仕事ができる時代です。
だからこそ特定の地域が商圏となる「地域ビジネス」に注目が集まっています。

では、検索エンジンを使って地域ビジネスのお客さんを新規開拓するにはどうしたらいいでしょうか。
ここでは「地域ビジネスと競合サイト」「徹底したサイト管理」「サイトの品質と事業評価」の3点から、地域ビジネスにおけるコンテンツマーケティングの重要性をご紹介しましょう。

まだ発達途上にある地域ビジネスには、大きな商機が転がっています。
しっかりしたマーケティング戦略でチャンスをつかみに行くときです!

地域ビジネスは競合サイトが少ないのがメリット

地域ビジネスでコンテンツマーケティングを展開するメリットは「競合サイトが少ない」点です。
地方であってももちろん同業・競合企業はありますが、都心部と比較すればライバル企業の全体数は少ないでしょう。

そのためSEO対策をほどこした高品質の地方ビジネスのサイトは、検索エンジンの1ページめに入りやすいと言われます。
さらに地域に関するキーワードをサイト名やコンテンツのタイトルに取り入れれば、より上位に表示される可能性があります。

表示順位の上位化を狙うなら、数少ない競合サイトを調べ尽くして弱点を探り出し、自社サイトをよりブラッシュアップしつづけましょう。

地域ビジネスだからこそ、作り込んだサイトに客が集まる

競合サイトの少ない地域ビジネスでは、比較対象となる競合サイトが少ないために読者が使いやすい設計の高品質サイトへ多数の読者が集中する傾向があります。
サイトへの自然流入が多いということは、集客やコンバージョン率アップにつながります。

自社製品やサービスについてより深く知ってもらうためには、サイトの立ち上げ段階から明確な戦略を立てて振興していくことが大切です。
地域ビジネスにおいて、コンテンツマーケティングがうまくいかない・サイトへの流入数が上がらない・コンバージョン率がアップしないという場合は、スタートのサイト構築からつまずいているケースが見られます。

メインターゲットはB to C(usiness to Customer 企業と一般消費者との取引)なのかB to B(Business to Business 企業間の取引)なのか、目的は自社製品の宣伝広告なのか、コンバージョンにつなげたいのかなどの詳細を決めてから戦術を立てると、読者にとって使いやすく営業成果の上がるサイトができるでしょう。

地域ビジネスでも都心部のビジネスでも戦術を立ててきちんと作り込んだサイトは有用性が高く、PV(ページビュー)が上がるものです。競合サイトの少ない地域ビジネスではPVの増え方やCVR(コンバージョン率、端的に言うと集客率)の上昇がよりスピーディに反映されてきますから、最初の段階からしっかりとサイトを作り込んでおきましょう。

地元密着だからこそ、サイト評価が売り上げにつながる

地域ビジネスのコンテンツマーケティングを考えるうえで最大のメリットは、「サイト評価=売り上げに直結している」点です。
コンテンツマーケティングでは、継続的なコンテンツ発信でネット上の潜在的顧客を育成していきます。

地域に特化したビジネスでは都心部の顧客について考える必要はなく、特定地域に住んでいる潜在的顧客だけをターゲットに据えて集中的にコンテンツを発信できます。
一点に集中できる、これが地域ビジネスの強みなのです。

さらに地元密着型のビジネスでは、潜在的顧客の企業ロイヤリティが育ちやすいのも大きな利点。
記事作成でも、単純にコンテンツタイトルや記事内容に地域に関するキーワードを取り入れるだけでなく、その地域への帰属意識が感じられるようなコンテンツ内容にすると、読者からの好感度が一気に上がります。

またコンテンツには、特定の地域にしかないニーズに特化した情報を盛り込むことも大切です。
読者はコンテンツを読むだけでの仲間意識を持つことになり、企業に対する信頼感や忠誠度が一気に上がります。

特定の地域に特化したビジネスを展開するときには、地域と共存するようなサイト・コンテンツ制作を心がけると、コンテンツマーケティングも順調に展開できるでしょう。

まとめ

地域ビジネスにおけるコンテンツマーケティングは、サイトの質がダイレクトに営業成果へ反映されてくるのが特徴です。
マーケティングを進めるうえで以下の3点を重視しましょう。

1.サイトやコンテンツにSEO対策をほどこし、表示順位の上位を狙う
2.マーケティング展開前に最終ゴールやターゲットを明確化し、戦略的に展開する
3.地元に密着した情報発信で、企業ロイヤリティを育成する

今や世界中がネットでつながっている時代です。地域ビジネスも企業サイトなしでは顧客をつかみにくくなってきました。
だからこそ地域の人と共存するサイトを立ち上げることで共感を得て、営業成果に反映させましょう。

【軽視禁物】Googleマップ登録の内容を充実させよう

⑥Googleマップ登録の内容を充実させよう
企業のコンテンツマーケティングでは企業情報を広くネットで公開することで、より多くの人に会社を知ってもらえます。

利用者の多い「Googleマップ」への情報掲載は、多くの人に見られる有益な広告でもあるのです。
ここではGoogleマップに登録するメリット」から始めて「具体的な登録方法」「上位に掲載されるためのMEO対策」の3点からご説明します。

無料で掲載してもらえるGoogleマップ情報を利用しないなんて、もったいないんです。

Googleマップに登録するメリット

「Googleマップ」に登録するメリットは、大きく3点あります。

1.Googleマップから企業や店舗の所在地を検索しやすくなる
2.Googleマップ上に住所・電話番号・営業時間・公式サイトのURLを掲載できる
3.お客さんがGoogle+に書いたクチコミに返信ができる

Googleマップに登録するには、まず「Google マイ ビジネス」というWebサービスに登録申請しましょう。
申請・登録は無料ですし、登録後に企業および店舗の情報を入力するだけでGoogleマップ上に企業名が表示してもらえます。

とくに実店舗やショールームを持っている企業の場合は、Googleマップの地図情報に店名・社名で表示される利点は見逃せません。
外出先でマップを使って特定のお店やサービスを探している幅広い客層に対して無料で効果的な宣伝・広告ができるのですから、ネットからの集客を狙う企業にとっては非常に有益なサービスです。

Googleマップの登録方法

それでは具体的なGoogleマップへの登録方法をご紹介しましょう。
以下の4つの手順に沿って手続きをすすめていくだけです。

1.Google マイ ビジネスに登録する
2.企業・店舗名を Google マップに登録する
3.ビジネスオーナー確認用のコード取得の申請をする
4.ビジネスオーナー確認用コードを入力する

Googleマイビジネスに登録したら、まずにGoogleマップに企業名を登録しましょう。
マップ上で企業の現住所を入力し、あとは手順に沿って企業名や電話番号などを入力。

手順はとても簡単で、指示どおりに必要なデータを入力していくだけです。
これで登録は完了。登録後はGoogleマップ上で企業名を入力すれば所在地がピンポイントで表示されますし、表示された企業名をクリックすれば住所や電話番号、営業時間、公式サイトのURLが表示されます。

Googleマップで上位に掲載されるための「MEO対策」

Googleマップ上の登録が終了したら、次の段階に進みましょう。
マップの検索結果の上位に表示されるための対策「MEO対策」をほどこします。

Googleマップでは、特定の業種を入力すると近隣の同業種の企業・店舗が一斉に表示されます。
いずれも同じようにGoogleマイビジネスに登録している企業で、いわば競合店です。

このなかで上位に表示されればお客さんの目にとまりやすく、電話連絡や登録済みのURLから企業サイトへ流入してくれる可能性が高くなります。
しかしただ情報を入力するだけでは上位表示されません。表示順位にはSEOと同じようなGoogleのアルゴリズムが働いているからです。

「MEO対策」とはMap Engine Optimizationの略語で、Googleマップで上位に表示されるための対策です。
Googleマップの表示順位は、以下の3点の評価で決まると言われています。

1.ユーザーが入力した検索ワードとの関連性
2.ユーザーが表示させているGoogleマップ上での距離
3.企業や店舗の知名度

1および2については企業・店舗が事前に入力しておいたデータが利用されます。
ですからGoogleマップに情報を入力する際には指定された項目ごとに「詳細に入力」することが重要なのです。

ただし「詳細」といっても企業名は正確に入力しましょう。
たとえば「グーグル」という名前の店舗なら「グーグル」としか入力できません。

「おいしいグーグル」や「女性に人気のグーグル」など不必要な情報を入力するとGoogleマップから嫌われます。
最悪の場合、Googleマイビジネスの掲載が停止することもありますから注意が必要です。

またMAPに記載される顧客からのレビュー管理・企業からの返信を徹底することも大切。
実際に企業や店舗を利用したユーザーからのレビューはGoogleマップで企業を探している潜在的顧客の第一印象に大きく影響しますし、表示順位の決定にも関わります。

レビューへの返信を徹底的におこなうことで顧客との間に良好な関係ができますし、企業としての誠実な姿勢を見せる事にもなりますのでレビュー管理は徹底しましょう。

まとめ

Googleマイビジネスを利用したGoogleマップへの登録は、以下の3つのメリットがあります。

1.Googleマイビジネスは無料で使える
2.簡単ですぐ登録でき、Googleマップ上に企業・店舗の場所が表示される
3.MEO対策をほどこすことで、競合企業よりも上位表示される

外出先でちょっと道に迷い、Googleマップを利用した経験は誰にでもあるでしょう。
それほど使用頻度の高いマップに無料で企業や店舗の情報を乗せられるのですから宣伝効果は非常に高いです。

まずはGoogleマイビジネスに登録だけでもしておきましょう。

サイト内ブログ、ただの日記になっていませんか?

コンテンツマーケティングを展開するうえで重要なポイントのひとつが「継続配信」です。
継続的に記事を配信・更新し続けることで、読者からの信頼感を得ることができます。

しかし定期的に記事を更新し続けることは想像以上に厳しいもの。
ついついランチのメニューや差し入れにいただいたものなど、日常的なことを書いてしまがち…。

そこで今回はサイト内ブログの日記化を防ぐ方法を「目的の明確化」「有益な情報発信」「継続配信の意味」の3点から考えてみました。
継続配信は重要な事ですが、コンテンツの中身も同じくらい重要なのです。

「目的」を明確にすることで日記化の防止

サイト内ブログの日記化を防ぐには、まず「マーケティング目的の明確化」をおこないましょう。
マーケティングの目的とは、読者にブログを読ませたあと「どんな行動に誘導したいのか」ということです。

目的が明確になっていれば、そのためにどんな内容のブログを書けばいいのかがわかってきます。
たとえば自社製品の販売を増やしたい!ということなら、製品を使うことでユーザーが得られる利点をブログ内に織り交ぜて、コンテンツを制作していくといいでしょう。

読者がサイト内ブログを読んで「役に立った!」と思えば企業やブランドに対する信頼感・忠誠心も育っていきます。
ただし最近のネット読者は「宣伝臭」「売り込み臭」を避ける傾向がありますから、営業的な内容だけのコンテンツは得策ではありません。

適度に時期の話題や社会的な話題を盛り込んだり、検索数の多いビッグキーワードにスモールワードを組みあわせてコアな読者をひきつけたりしつつ、読者の役に立つ記事を作っていきましょう。
コンテンツマーケティングでは記事の更新ペースを守ることが大切ですが、更新頻度を上げてもマーケティングの目的からはずれた内容のコンテンツでは意味がありません。

コンテンツを継続配信する目的をはっきりさせて、ゴールにいたる道筋にそってブログを制作していくのがコツです。

サイト内ブログでも有益な情報を発信

コンテンツマーケティングの基本は、読者にとって有益な情報を無償で提供すること。
そして一人の読者が強く有益性を感じてツイッターなどのSNSで拡散されれば、さらに広い範囲の読者へブログ記事がひろがっていきます。

たとえば自社製品・サービスの紹介、業界でよく知られている裏ワザ的な情報などをブログに書いて配信すれば、読んだ人は「そうなのか!」と思い、サイトに対する信頼度をあげてくれます。
そこからさらにほかの人へ紹介したいと思うコンテンツは「役に立つ内容」を持っています。

読者自身がよほど納得したブログ内容でなければ他者へ紹介しようなどとは思ってくれないからです。
サイト内ブログの目的は、何よりもまず「有益な情報提供」です。できれば緻密に計算したマーケティング戦略にそって段階的にコンテンツ内容を変化させて読者を引き込む構成であることが望ましく、いったん戦略にのっとって始めたら途中で大きな変更や中止をしないことが大前提です。

マーケティングの初期段階できちんと戦略を立てて進めていきましょう。

継続する事で信頼を生み、ファンが生まれる

「継続は力なり」と言いますが、営業的にも成果を上げているサイトでは定期的かつ継続的な更新がおこなわれています。
継続することで企業としての信頼度をアピールすることになり、ひいては製品やサービスに対する信頼度もあがっていくのです。

コンテンツマーケティングでは更新頻度が高ければ高いほど、営業成果に結びつきやすいと言われています。
毎日の更新がベストですが、ブログの場合はマーケティング開始前によほど多くの記事ストックを作っておくか、大量のライターを抱えていなければ毎日更新はきびしいでしょう。

毎日更新にこだわらずとも、はじめに決めた更新ペースを守り切ることが「企業の体力」をあらわします。
ネット上の読者はこまめな配信をつづけるサイトを信用しますし、サイト内にすでに配信済みのブログ記事が多数あることで「この会社はちゃんとサイトを運営・維持できる会社だ」と感じます。

これが信頼感と企業ロイヤリティを生む土壌となるのです。

まとめ

コンテンツマーケティングでサイト内ブログを発信する場合は以下の3点に注意して進めましょう。

1.何のために発信するブログなのか、目的を明確にする
2.読者の役に立つ情報を、戦略にそって発信する
3.マーケティング当初に決めた更新ペースを守り、継続配信することで読者の信頼を得る

コンテンツマーケティングにおけるサイト内ブログの重要性は、「ブログ」という読者にとってとっつきやすい形をとることで集客力を高め、読者をサイトへ誘導するのが目的です。
マーケティングを計画的におこなうことでブログ配信も継続的に行えます。

はじめからプランを立てて進めていきましょう。

コンテンツマーケティングはニッチなキーワードからSEO上位を狙おう

コンテンツマーケティングは良質なコンテンツを継続発信することで、ネットにいる潜在的顧客を育成するマーケティング手法です。
大前提として「多くのネットユーザーにコンテンツが読まれる」点が重要で、そのためにはGoogleなどの検索エンジンのランキング上位に表示される必要があります。

ここではSEO対策のひとつとして「ニッチなキーワード」に大注目。
具体的に「ニッチキーワードでSEO上位を狙える理由」「ニッチキーワードの探し方」「ニッチキーワードとコンバージョン率アップ」の3点から説明を進めていきます。

なかなか検索順位が上がらない…とお悩みなら、従来のビッグキーワード以外の視点からSEO対策を考えませんか。

ニッチなキーワードで上位化を狙える理由

「ニッチキーワード」とは、ビッグキーワードほど検索数の多くない単語を複数組み合わせたキーワードのこと。ロングテールキーワードともいいます。
ニッチキーワードを使うメリットは「特定の客層に対して刺さりやすい」点です。

ビッグワードほどの圧倒的な検索ボリュームはありませんが、一定数以上の客層を見込めるのがニッチキーワードです。
たとえるならニッチキーワードは大通りから一本なかに入った個性的な商店街のようなもので、汎用性はそれほど高くありませんが確実に特定の客層が検索しています。

だから「特定の世界でのランキング上位」に入ることができるのです。
ただしニッチキーワードは「作り方が難しい」のが弱点。

ビッグワードは検索することで比較的見つけやすいのですが、特定の客層が求めているニッチなワードを探すのが大変なのです。
難しいのですが、いったんうまくキーワードを組み合わされば「小さな漁場の魚=読者を根こそぎ自社サイトに誘導する→流入数が上がり表示順位もあがる」ことになります。

ニッチなキーワードの探し方

ニッチキーワードの利用で難しいのは、キーワードの探し方です。
ニッチであり、アクセス数の多いキーワードはネット上で漫然と検索しても出てきません。少しひねって、自分で考えることが大切なのです。

たとえば「ダイエット」をメインキーワードに持ってくるなら、サブキーワードには「痩せる」「脂肪」「筋トレ」では当たり前すぎます。
多くのネット読者の注意を引き付けることはできるかもしれませんが、クリックしてもらうには力が足りない組み合わせです。

そこでビッグキーワード「ダイエット」に「フラフープ」「自宅」「女性」「腰痛」「カンタン」「1日5分」などのニッチキーワードを組み合わせてみましょう。
これで「自宅でフラフープを使ってダイエットをしたい女性」という、コンテンツを届けたいターゲットが明確になります。

漁場はグッと狭くなるかもしれませんが、「自宅でフラフープを使って痩せたい女性」というコアな層にしっかりと刺さるニッチキーワードなのです。
もうひとひねりして「コロナ禍の今だからこそ」という時事ネタを付け加えることもできます。

なお時事ネタのキーワードは期間限定ですから、定期的なコンテンツメンテナンスで適宜タイトルを変更する必要があります。

ニッチキーワードでコンバージョン率アップ

検索ボリュームの多いビッグキーワードを使わず、あえてニッチキーワードで勝負するのは「コンバージョン率」が大きく関係しています。
実はニッチキーワードで自社サイトへ誘導できた潜在的顧客は、「コンバージョン率が高い」と言われているのです。

ニッチキーワードでサイトへやってきた読者は、検索エンジン上でコンテンツをクリックした段階で「深く針がかかった状態」です。
針の刺さった状態でコンテンツを読んだ読者は、コンテンツの有用性に納得できれば、そのままサイト内の他の記事へ移行してくれます。

次の記事も役に立てば読者はさらに2つめ3つめの記事へ読み進むことになり、結果的にサイトをぐるぐると回って多数のコンテンツを読むことになります。
つまり、非常にサイト内回遊時間の長い潜在的顧客・コンバージョン率が高い顧客となるわけです。

コンバージョン率アップのためには、ぜひニッチキーワードで読者を引き寄せましょう。

まとめ

ビッグキーワードに劣らず検索エンジンの上位化をねらえるのが「ニッチキーワード」です。
ニッチキーワードを使いこなすコツは、以下の3点にあります。

1.メインのビッグキーワード+サブのニッチキーワードで、特定の客層に刺さるキーワードを作る
2.ニッチキーワードは、ビッグキーワードから少しずらして作る
3.ニッチキーワードからの良質な潜在的顧客を育成し、コンバージョン率アップをめざす

SEO対策というと、つい検索数の多いビッグワードから始めたくなります。
しかし少数でも確実にPVをあげたい・サイトへ流入させたいという場合はニッチキーワードを使うことで上位化をねらってみませんか?

Youtubeも現代最高のコンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングはネット上にいる潜在的顧客にコンテンツを継続発信することでマーケティングを行います。
通常「コンテンツ」というとテキストをイメージしますが、最近では動画コンテンツへの注目が高まっています。

ここでは動画プラットフォームの代表格「YouTube」を利用したコンテンツマーケティングの利点を「ECサイトでのYouTube活用」「YouTubeからの広告収入」「YouTubeの運用コスト」の3点からご説明しましょう。
YouTube上の動画コンテンツは集客力の高い貴重なツールです。

利用しない手はありません。

Youtubeを利用したコンテンツマーケティングのメリット

1.ECサイトでのYouTube活用

YouTubeの動画は世界中で、毎日およそ50億本も視聴されていると言われます。
特に最近ではスマホやタブレットの普及で視聴が増加しており、動画コンテンツは効率の良い情報発信ツールのひとつです。

動画は「商品紹介や使用方法などのチュートリアル」として情報の伝達力が高く、ユーザーは一目で製品の良さがわかるので企業に対する好感度もあがりやすいのです。
またタイトルやチャンネル名にビッグキーワードやロングテールキーワードを含めることで検索順位が高まることも大きなメリット。

従来のコンテンツマーケティングのSEO対策をそのまま流用できます。
タイトルなどにSEO対策をほどこすことで、ふだんはテキストコンテンツをあまり読まない潜在的顧客層にも効果的にコンテンツを届けることができます。

2.広告からの収益

YouTubeでは投稿された動画に広告を載せることで広告収入を得ることができます。
動画再生の前や再生中に入ってくる広告は、広告主がお金を払って行っている宣伝の一環。

本編動画が始まる前に強制的に表示されるのがインストリーム広告で、YouTube の関連動画の横やモバイル版のトップページに掲載されるのがTrueView(トゥルービュー)ディスカバリー広告です。
投稿した動画を視聴する人が増えるほどに広告収益が上がる仕組みですから、動画コンテンツの質や内容、投稿してある動画の本数によって収益が大きく変動します。

しかしいったん動画をYouTubeで公開したら、そのあとは視聴されるたびに収益が上がるために貴重な副収入となる可能性が高いものです。
逆にTrueView広告に「出稿」することもできます。

チャンネル登録者やコメントを残したユーザーなど直接的な売り上げにつながりそうな潜在的顧客に対してはリマーケティング広告を出す機能もあるので、コンバージョン率アップのための補助ツールとして、有用性が高い公告方法です。

3.運用コストが低い

YouTubeを利用した動画コンテンツマーケティングでは、「運用コストが安さ」が大きなメリットです。
コンテンツマーケティングは初期投資のコストが比較的すくなくて済むため、スタート時に大きな予算がついているケースはまれです。

むしろ、いかに低コストで費用対効果の高いマーケティングを展開していくかが重視されます。
YouTubeをコンテンツマーケティングに利用する場合、チャンネル登録、動画アップロード・公開などは無料。

動画作成のコスト以外はお金がかからないために費用対効果の高い手法なのです。
もちろん高品質の動画コンテンツを制作・編集するには外部への発注コストが発生しますが、アイディアしだいで低予算で動画を制作することもできます。

なお法人が動画を投稿する場合は、オフィシャルチャンネルであることを動画内で明記する必要がある点だけは覚えておきましょう。

動画コンテンツは貴重な資産

動画・テキストにかかわらず、いったん製作したコンテンツは半永久的にWeb上に残る貴重な資産です。
動画で言えば、YouTubeに投稿したコンテンツはずっとYouTube上に存在し、潜在的顧客に情報を提供し続けます。

コンテンツマーケティングは息の長いマーケティングを展開できるのがメリットなのです。
さらにYouTubeの動画から自社サイトへ誘導できれば、製品やサービスについての情報をより詳細に伝えられ、潜在的顧客の育成につながります。

お金と時間をかけてつくったコンテンツはWeb上にある貴重な資産です。
そこから誘導していくWebサイトも企業にとっては資産であり、ユーザーが有益だと感じる動画・テキストコンテンツを配信し続けることが最高のマーケティングになるのです。

まとめ

YouTubeは多くの人が楽しむ動画配信プラットフォームであると同時に、企業が利用できるビジネスツールでもあります。
YouTubeをコンテンツマーケティングに利用するときは、以下の3点に注意しましょう。

1.製品紹介や操作方法などは、テキストコンテンツだけでなく動画で制作・YouTubeへ投稿する
2.質の良い動画コンテンツの配信で、広告収入を得る
3.YouTubeの無料機能を活用して低コストでマーケティングを展開する

動画コンテンツを併用することで、Webサイトへの集客やコンバージョン率が上がる可能性は高いです。
動画を主に視聴する客層に食い込むためにも低コストで使えるYouTubeを上手に活用しましょう。

コンテンツマーケティングの成功事例・熊野古道編

「熊野古道(くまのこどう)」は、ユネスコ世界遺産に登録されている外国人に人気の観光地です。
実は完璧なコンテンツマーケティングの結果、観光客が約35倍になったという貴重な成功例でもあります。

ここでは熊野古道マーケティング成功の理由を「的確なターゲット選定」「徹底的なユーザー視点」「良質なコンテンツ」の3点からご紹介します。
ターゲットの需要と有用性の高いコンテンツが合わされば、爆発的な集客力を持つのです。

観光客の伸び悩みから、人気スポットへ成長

熊野古道は、和歌山県新宮市の「熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)」と田辺市の「熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)」、そして那智勝浦町の「熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)」の「熊野三山(くまのさんざん)」を参拝する道です。
2004年に世界遺産に認定された後は、観光客数が増えたものの伸び悩む時期が続きました。

しかし現在では、アメリカやヨーロッパなどから観光客が押し寄せる一大観光地へ成長。
いったいなぜ熊野古道のマーケティングは、これほど成功したのでしょうか。
順番に3つの理由を見ていきましょう。

1.明確なターゲットの絞り込み

最大の理由は「ターゲットを外国人に絞り込んだ」ことです。
全長約600キロの及ぶ熊野古道には複数の巡礼ルートがあり、たとえば「中辺路(なかへち)」というルートは田辺市から熊野本宮大社まで約38キロの山道を歩きます。

本来なら宿泊しながら2~3日かけてじっくりと踏破するのが理想。
しかし観光バスでやってくる国内の観光客は、滞在時間が短いのが弱点でした。バスでやってきて、ほんの少しだけ熊野古道を見て帰ってしまう。

もちろん周辺で宿泊もしません。
そこで社団法人の「田辺市熊野ツーリズムビューロー」は主なターゲットを海外からの観光客に切り替え、しかも厳しい山道を歩ける体力のある客層に絞り込んでマーケティングを展開していきました。

ちなみに「田辺市熊野ツーリズムビューロー」は田辺市内の観光協会を基盤とした官民共同の観光プロモーション団体です。
こうやって1000年以上の歴史のある熊野古道を「日本の巡礼文化を身体で体験できる」体感型観光地として世界中に発信。

地道な努力が日本人・外国人を問わずに熱心なリピーターを生み、SNSを介してさらに魅力が拡散されて熊野古道人気を後押しすることになったのです。

2.徹底的なユーザー視点

さらに重要なことは、外国人観光客の視点に立ってサイトの利便性を磨き上げていったことです。
熊野古道では初めからメインターゲットを欧米やオーストラリアからの観光客に絞りこみました。

しかし当時の田辺市内には、外国人観光客を受け入れた経験のある宿はほとんどない状態。
そこで田辺市熊野ツーリズムビューローはサイト内容の拡充と同時に地元の宿に対する働きかけも始めました。

用意しておいた英語のマップやガイドブックを置いてもらい、バラバラだった観光パンフレット類も多言語化。
マーケティングの初期段階から世界各地の外国人を受け入れることを想定してさまざまな準備や情報提供を重ねていったのです。

さらに2010年からは「熊野トラベル」という地元密着型の旅行会社も開始。
自前の旅行会社を持つことでフットワークも軽くなり、現在では熊野トラベルが世界約60カ国から田辺市にやってくる観光客を迎える重要な窓口になっています。

3.良質なコンテンツ

サイトでは「外国人向けの良質なコンテンツ」を発信し続けました。
コンテンツマーケティングでは潜在的顧客に対して「役に立つ情報を提供」することが最も重要なポイントです。

熊野古道のマーケティングでは、コンテンツのテーマ選定や画像チョイス、コンテンツ内容に至るまですべてを外国人からの好感度の高いものに絞り込んで作成・発信しました。
もちろんコンテンツは従来の日本人向け記事を英訳したものではなく、外国人観光客用に新しく作成したものです。

コンテンツから田辺市熊野ツーリズムビューローのサイトへやってきた外国人は、熊野古道に関する情報や宿の紹介、モデルコース、オプションツアーの情報などを見ることができます。
宿の手配やオプションへの申し込みはクリックするだけで熊野トラベルのサイトへ飛んで手続きが完了しますから、ストレスがありません。

どこまでも徹底的に「ユーザー目線」「有用性」「利便性」にこだわって、コンテンツやサイトが作られているのです。

まとめ

完璧なコンテンツマーケティングの成功例と言われる熊野古道のマーケティング。
注目すべきは以下の3点です。

1.ターゲットを絞り、特定の潜在的ユーザーに特化したマーケティングを展開
2.徹底的にユーザー視点に立ったサイトの作成
3.ユーザーの有用性を考えたコンテンツの充実

いずれもコンテンツマーケティングでは基本中の基本ですが、この3点を完璧にやり遂げたケースはあまりありません。
熊野古道は基本をやりぬいた点でユーザーから高く評価を受け、数多くのファン、リピーターを生み出すことに成功したのです。

PV(ページビュー)とコンバージョン率の関係

コンテンツマーケティングを展開するうち、「PVは上がっているのに、営業成果に結びつかない…」という悩みをお持ちではありませんか?
ここではコンバージョン率が上がらない原因を「PV数」「コンテンツ内容」「サイトの使いやすさ」の3点から検証してみましょう。

サイトのページ閲覧数をあらわすPVは重要な数値ですが、PVが高ければコンバージョン率も上がるというわけではありません。
コンバージョン不振の原因はコンテンツかサイト構築、このどちらかにある可能性が高いのです。

PVとコンバージョン率は正比例するか

PVとは「ページビュー」のことで、Webサイトのページが何回読まれたかを示す数値です。
PVが多いサイトは多くのページが読まれていることになるので、サイトの人気をチェックするためには欠かせないものです。

さらにコンテンツマーケティングの開始当初は、まずPV数を高めることが重要なポイント。
なぜならPV数の高さはGoogleなどの検索エンジンではランキングに反映される要素のひとつであり、自然流入アップを狙うならPV数は必要不可欠な条件だからです。

ただし、ここで問題となるのは「PV数とコンバージョン率は、必ずしも正比例しない」点です。
コンテンツマーケティングでは、購買意欲の高くない「潜在的顧客」をターゲットとして戦略を展開していきます。

良質のコンテンツをサイト内に多数用意し、潜在的顧客が長時間サイトに滞在してコンテンツを読むことで、じっくりと企業に対する信頼感を育てることが狙いです。
ですから多数のPVがあっても、ほとんどの潜在的顧客が1ページだけを読んでサイトから離脱してしまっては、コンバージョン率アップには繋がりにくいでしょう。

企業に対する信頼感が育つ時間が足りないからです。
PVが高いだけではなく、サイト内の滞在時間や「回遊率」を高めることがコンバージョン率上昇につながります。

コンテンツ内容とコンバージョン率

コンテンツマーケティングでのコンバージョン率アップを狙うなら、まず企業サイト内の「回遊率」を伸ばす内容のコンテンツを制作するのが重要です。
「回遊率」とは、1人の読者が1回のサイト訪問でどれだけのページを閲覧したかを示す数値です。

読者がたくさんのページを読んでいれば回遊率が上がり、同時にPVもあがります。
読者1人あたりの回遊率とPV数は連動しているため「回遊率とPV数は比例している」ことになります。

ここで問題となるのは「PV数と回遊率は比例していない」点です。
PVは、100人が1ページずつ読めば100PVになります。10人が10ページずつ読んでも100PVです。

しかし同じ100PVであっても意味がまったくちがい、コンバージョン率につながるのは「10人の読者が10ページを読んだ」というほうです。
10ページ読むためにはサイト内の滞在時間が長くなり、それだけ企業に対する親近感や信頼感が読者の中で育成されます。

信頼関係が構築できた読者は、潜在的顧客から「商品・サービスを買う顕在的顧客」に変わりやすく、コンバージョンにつながります
そのため、企業サイトで一定数以上のPVが得られるようになったら、次のステップとして「回遊率の高いコンテンツ」を積極的に発信するようにしましょう。
「回遊率が高くなる」サイト構造も非常に重要です。

PV数の多い記事を分析し、読者が求めている記事を継続発信することで、PVとともにコンバージョン率も上がっていきます。

サイトの使いやすさとコンバージョン率

PV・回遊率の高い記事を揃えたのに、まだコンバージョンが上がらない…という場合は、サイトの導線や他記事への誘導ラインをチェックしましょう。
ひとつの記事が良かったとしても、関連記事への誘導がなければ読者は他ページへ移動してくれません。

関連記事への内部リンクを貼ったり、記事の最後に「人気記事ランキング」を設置したりして、ひとりの読者から引き出しうる限りの滞在時間・PVを獲得するべきなのです。
関連記事へのリンクは記事の中に設置したり最後にランキングと並べたりして、読者がクリックしやすい位置にリンクを貼るのがコツ。

読者にとってストレスの少ないサイトにすることで、回遊率もあがります。
一度サイトへやってきた読者を放さないコンテンツ、仕組み作りをすることによって着実にコンバージョン率を上げましょう。

まとめ

PVは上がっているのにコンバージョン率に反映されない場合は、以下の3点からサイトを分析しなおすことが大切です。

1.PV数とコンバージョン率は、必ずしも正比例しないことを理解する
2.読者が他の記事も読みたいと思うような良質な記事を発信・サイト内に蓄積する
3.読者がスムーズに他ページへ移動できる仕組みを作る

コンテンツマーケティングでは、最終的にコンバージョンや購買アクションにつながらなければ意味がありません。
良質なコンテンツを用意し、サイトにやってきた読者が長時間にわたってサイト内に滞在し、企業に対する親近感を育成しやすい仕組みを作っておきましょう。

SNSとコンテンツマーケティングの密接な関係

コンテンツマーケティングは、ネットユーザーにとって有用な記事を継続配信することで、企業や商品に対する信頼感を育てるマーケティング手法です。
しかし、ただ漫然とネット上で発信するだけでは多くの読者を得ることは難しいでしょう。

ここでは「コンテンツマーケティングとSNS連動のメリット・デメリット」と「連動させるべき4大SNS」についてご説明します。
良質のコンテンツはSNSで広く拡散されることで、より多くの利益を企業サイトにもたらすのです。

SNS連動で得られるコンテンツマーケティングのメリット

SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略語です。
ツイッターやフェイスブックなどより多くの人と交流をする目的で作られたサービスのこと。

コンテンツマーケティングでは、コンテンツ発信時になどにSNSと連動すると大きなメリットが得られます。
SNS利用の主なメリットは、以下の2点です。

1.拡散力が大きいため、多数の読者にコンテンツが届く
2.身近なツールなので、読者が企業に対する親近感を持ちやすい

SNSにはいくつかの種類がありますが、共通していることは「拡散力が大きい」ことです。
ネットユーザーは気に入ったコンテンツがあれば気軽に”いいね”をつけ、他に人にも知らせたいと思う記事はリツイートやシェアなどで、広く拡散してくれます。

しかも一般的なユーザーは、複数のSNSに参加していることがふつうですから、拡散力は非常に高いのです。
その結果、コンテンツを配信している企業が想定していなかった読者層にまでコンテンツが届くことがあり、サイトへの流入が増加する流れができます。

同時に、日常的に利用しているSNS経由で知ったコンテンツは、ネットユーザーにとって気軽に読めるもの。
サクッと読んで気に入ったから、という理由で企業に対して親近感を持つこともあり、そこから一気に自社サイトへ入ってきて購買アクションを起こしてくれるケースも少なくありません。

SNSを利用すれば、あらゆる年代の不特定多数の人に対してコンテンツの存在を知らせることができます。
コンテンツマーケティングでは、配信と同時にSNSを連動させるメリットはとても大きいのです。

日本で人気の4大SNS

では、日本で人気の高いSNSにはどんなものがあるでしょうか。
四大SNSと呼ばれているのが、LINE・ツイッター・フェイスブック・インスタグラムです。

これら「4大SNS」のユーザーを上手に取り込むことが、成功するコンテンツマーケティングの基盤になります。
ただ、SNSのユーザーは若い層だから自社のターゲットとは重複していない…と考える企業もあるかもしれません。

しかし最近ではスマホの普及によって40代以上のユーザーが急激に増加しています。
購買力の高い40代以上のユーザーをねらってSNSでの情報発信を検討することも非常に重要な手段です。

それぞれのSNSの特徴を踏まえて、自社のマーケティングに最適なSNSを探しましょう。

たとえばLINEは国内でもトップクラスの利用者数を誇るSNSです。
若年層から火がついたスマホアプリですが、無料の音声通話ができるため40代以上の利用もかなり高くなっています。

LINEには企業や個人事業者向けのビジネス用アカウントと、一般ユーザー向けのアカウントの2種類があり、ビジネス用の「LINE公式アカウント」は初期費用が不要になりました。
メッセージの一斉送信ができる数によって、フリー・ライト・スタンダードの3種類に分かれ、たとえばスタンダードなら、1か月の一斉送信は45,000通まで可能です。

これで月額利用料が1万5千円ですから、非常にコスパがいいSNSです。
このようにコンテンツマーケティングでSNSを併用する場合は、コストと拡散力を比較して、対費用効果の高いSNSを利用するのがコツです。

SNS連動でのコンテンツマーケティングのデメリット

では、SNS連動でのデメリットはあるでしょうか?
それほど大きなデメリットはありませんが、注意すべき点は「SEO効果は期待できない」ということです。

LINEやツイッターなどのSNSにいくら投稿し、「いいね!」をたくさん得たとしても、残念ながらGoogleなどの検索エンジンには評価されません。
検索結果で上位に入ることはありませんから、自然検索からの流入を狙っている場合は「SNSから直接、自社サイトへ誘導できる導線」を作っておく必要があります。

まとめ

今や、多くのネットユーザーが使っているSNSとの連動なしでは、コンテンツマーケティングの成功は見込めません。
連動の際には、以下の3点に十分注意して進めましょう。

1.SNSの拡散力を利用し、コンテンツの告知をする
2.ユーザーの年齢層に応じて四大SNSを使い分ける
3.SNS経由でユーザーを自社サイト・コンテンツへ誘導する

コンテンツマーケティングでは、コンテンツ発信のたびにSNSで告知・拡散することが重要です。
良質なコンテンツを広く拡散してもらい、多くのネットユーザーとつながることで企業サイトへの流入アップを目指しましょう。