目立ってなんぼ。コンテンツを発信しまくれ!

コンテンツマーケティングはネット上でコンテンツを発信し続けることで、顧客を育成していくマーケティング手法です。
いかに読者の目にとまりやすいコンテンツを発信し続けるかという点が、マーケティングの成否を分ける点になります。

ここでは「目立つコンテンツの作り方」「コンテンツの有用性と固定客」「コンテンツ数の重要性」の3点からご説明いたします。
ネット上には無数のコンテンツが毎日、発信されています。その中で読者を引き付けるには工夫が必要なのです。

目立つコンテンツには独創性とSEO対策がある

大量のコンテンツの山に埋もれてしまわないコンテンツには「独創性」があります。
記事内容や文章に読者をひきつけ、納得させるものがあるからこそ多くの人に読まれるのです。

それだけでなく目立つコンテンツにはSEO対策がほどこされています。SEO対策とは、Googleなどの検索エンジンの上位に表示されるための「検索エンジン最適化」と呼ばれるもの。
検索件数の多いビッグキーワードをコンテンツタイトルに入れ、記事内容にもキーワードを取り込むことで検索ページの上位に表示されることをめざします。

ネット上の読者は検索ページを何ページも見てくれません。
たいていは1ページめで必要な情報を記載したサイトが見つかり、そこで検索は終了します。だからこそ表示順位が上位にあることがとても重要なのです。

SEO上位にあるサイトは、ちょうど駅前という好立地にある「駅前店」と同じようなもの。
駅前で欲しい報が手に入るのなら、わざわざ山奥の不便な場所にある店まで行く人はいません。

きちんとSEO対策をしたうえで独創的なタイトルや記事内容があれば、目立つ記事になってPV数もアップ。自然と順位もあがるのです。

目立つ記事+有用性のある記事の両輪が、利益を生む

コンテンツの中には、タイトルに上手に検索数の多いビッグワードを入れて一気に多数の読者を得るものもあります。
しかしただ目立つだけでは、利益に結びつきません。

コンテンツマーケティングでは長期間にわたって成果を上げ続けるのが目的です。
1日で1万PVを得るようなコンテンツにくわえて、100PV×100日で1万PVになるコンテンツおなじくらいに重視されます。

なぜなら企業への信頼感・ロイヤリティの感情は時間をかけなければ育成されにくいからです。
企業サイト内にある多数のコンテンツを読んでもらうことで、時間をかけて潜在的顧客を育成することが、コンテンツマーケティングの肝です。

はじめから中長期的な視野に立ってマーケティングを展開していくのは、時間をかけなければ良質な潜在的顧客を育てられないからなのです。
ですから理想的な流れは

1.インパクトの大きな「ビッグロック」コンテンツや時事ネタを取り込んだ「バズ記事」を発信する
2.読者をサイトへ誘導してサイト内の「よく読まれている記事」「人気のある記事」を多数読んでもらう

になります。
サイトが利益を生み出すためには「目立つ記事」だけでは足りません。
「目立つ記事」と「有用性の高い記事」の両輪が不可欠なのです。

コンテンツ数を増やして営業成果につなげる

三つめのポイントは「コンテンツ数」です。
目立つ記事・高品質の記事の2種類があっても各10記事ずつしかなければ読者はすぐに読み終わってしまいます。

いくら目立つ記事で読者をサイトへ誘導しても、読むべきものの絶対数が少なければサイト内での滞在時間は伸びていきません。
つまり企業ロイヤリティを育成するには時間が足りないことになります。

そこで重要なのがコンテンツの数です。ある程度の記事数がサイト内に蓄積されていれば、読者はどんどん別の記事を読んでくれます。
では一体どれくらいのコンテンツ数が必要か?

一般的にはサイト内に100本以上のコンテンツがなければ、マーケティングで十分な成果が上がらないと言われています。
有名ブロガーなどは「1サイトに100本のコンテンツを書いてからが、スタートだ」というほどです。

またたとえ500本のコンテンツがサイトにあっても競合サイトが700本のコンテンツを持っていれば、そちらに潜在的顧客が流れていく可能性があります。
ニッチな商品・サービスを扱っているサイトであっても、最低100本×各1000字以上のコンテンツを目指しましょう。

まとめ

コンテンツマーケティングでは、「目立つ記事→良質な記事」の流れで読者を囲い込むのが王道です。
記事制作にあたっては以下の3点に注意しましょう。

1.他のコンテンツに負けないくらいに「派手で目立つ記事」を制作・発信する
2.自社サイトには「読者の役に立つ良質な記事」を多数蓄積する
3.サイト内には最低でも1000字×100記事を用意して、サイト内回遊をうながす

「目立つ記事」と「地味だが有益な記事」の両方がなければコンテンツマーケティングはうまく利益を生みません。
記事制作ではバランスを見ながら2種類の記事を制作・発信していきましょう。

地域ビジネスだからこそコンテンツマーケティングで独り勝ち

今はネット環境が整い、日本中どこにいても仕事ができる時代です。
だからこそ特定の地域が商圏となる「地域ビジネス」に注目が集まっています。

では、検索エンジンを使って地域ビジネスのお客さんを新規開拓するにはどうしたらいいでしょうか。
ここでは「地域ビジネスと競合サイト」「徹底したサイト管理」「サイトの品質と事業評価」の3点から、地域ビジネスにおけるコンテンツマーケティングの重要性をご紹介しましょう。

まだ発達途上にある地域ビジネスには、大きな商機が転がっています。
しっかりしたマーケティング戦略でチャンスをつかみに行くときです!

地域ビジネスは競合サイトが少ないのがメリット

地域ビジネスでコンテンツマーケティングを展開するメリットは「競合サイトが少ない」点です。
地方であってももちろん同業・競合企業はありますが、都心部と比較すればライバル企業の全体数は少ないでしょう。

そのためSEO対策をほどこした高品質の地方ビジネスのサイトは、検索エンジンの1ページめに入りやすいと言われます。
さらに地域に関するキーワードをサイト名やコンテンツのタイトルに取り入れれば、より上位に表示される可能性があります。

表示順位の上位化を狙うなら、数少ない競合サイトを調べ尽くして弱点を探り出し、自社サイトをよりブラッシュアップしつづけましょう。

地域ビジネスだからこそ、作り込んだサイトに客が集まる

競合サイトの少ない地域ビジネスでは、比較対象となる競合サイトが少ないために読者が使いやすい設計の高品質サイトへ多数の読者が集中する傾向があります。
サイトへの自然流入が多いということは、集客やコンバージョン率アップにつながります。

自社製品やサービスについてより深く知ってもらうためには、サイトの立ち上げ段階から明確な戦略を立てて振興していくことが大切です。
地域ビジネスにおいて、コンテンツマーケティングがうまくいかない・サイトへの流入数が上がらない・コンバージョン率がアップしないという場合は、スタートのサイト構築からつまずいているケースが見られます。

メインターゲットはB to C(usiness to Customer 企業と一般消費者との取引)なのかB to B(Business to Business 企業間の取引)なのか、目的は自社製品の宣伝広告なのか、コンバージョンにつなげたいのかなどの詳細を決めてから戦術を立てると、読者にとって使いやすく営業成果の上がるサイトができるでしょう。

地域ビジネスでも都心部のビジネスでも戦術を立ててきちんと作り込んだサイトは有用性が高く、PV(ページビュー)が上がるものです。競合サイトの少ない地域ビジネスではPVの増え方やCVR(コンバージョン率、端的に言うと集客率)の上昇がよりスピーディに反映されてきますから、最初の段階からしっかりとサイトを作り込んでおきましょう。

地元密着だからこそ、サイト評価が売り上げにつながる

地域ビジネスのコンテンツマーケティングを考えるうえで最大のメリットは、「サイト評価=売り上げに直結している」点です。
コンテンツマーケティングでは、継続的なコンテンツ発信でネット上の潜在的顧客を育成していきます。

地域に特化したビジネスでは都心部の顧客について考える必要はなく、特定地域に住んでいる潜在的顧客だけをターゲットに据えて集中的にコンテンツを発信できます。
一点に集中できる、これが地域ビジネスの強みなのです。

さらに地元密着型のビジネスでは、潜在的顧客の企業ロイヤリティが育ちやすいのも大きな利点。
記事作成でも、単純にコンテンツタイトルや記事内容に地域に関するキーワードを取り入れるだけでなく、その地域への帰属意識が感じられるようなコンテンツ内容にすると、読者からの好感度が一気に上がります。

またコンテンツには、特定の地域にしかないニーズに特化した情報を盛り込むことも大切です。
読者はコンテンツを読むだけでの仲間意識を持つことになり、企業に対する信頼感や忠誠度が一気に上がります。

特定の地域に特化したビジネスを展開するときには、地域と共存するようなサイト・コンテンツ制作を心がけると、コンテンツマーケティングも順調に展開できるでしょう。

まとめ

地域ビジネスにおけるコンテンツマーケティングは、サイトの質がダイレクトに営業成果へ反映されてくるのが特徴です。
マーケティングを進めるうえで以下の3点を重視しましょう。

1.サイトやコンテンツにSEO対策をほどこし、表示順位の上位を狙う
2.マーケティング展開前に最終ゴールやターゲットを明確化し、戦略的に展開する
3.地元に密着した情報発信で、企業ロイヤリティを育成する

今や世界中がネットでつながっている時代です。地域ビジネスも企業サイトなしでは顧客をつかみにくくなってきました。
だからこそ地域の人と共存するサイトを立ち上げることで共感を得て、営業成果に反映させましょう。

【軽視禁物】Googleマップ登録の内容を充実させよう

⑥Googleマップ登録の内容を充実させよう
企業のコンテンツマーケティングでは企業情報を広くネットで公開することで、より多くの人に会社を知ってもらえます。

利用者の多い「Googleマップ」への情報掲載は、多くの人に見られる有益な広告でもあるのです。
ここではGoogleマップに登録するメリット」から始めて「具体的な登録方法」「上位に掲載されるためのMEO対策」の3点からご説明します。

無料で掲載してもらえるGoogleマップ情報を利用しないなんて、もったいないんです。

Googleマップに登録するメリット

「Googleマップ」に登録するメリットは、大きく3点あります。

1.Googleマップから企業や店舗の所在地を検索しやすくなる
2.Googleマップ上に住所・電話番号・営業時間・公式サイトのURLを掲載できる
3.お客さんがGoogle+に書いたクチコミに返信ができる

Googleマップに登録するには、まず「Google マイ ビジネス」というWebサービスに登録申請しましょう。
申請・登録は無料ですし、登録後に企業および店舗の情報を入力するだけでGoogleマップ上に企業名が表示してもらえます。

とくに実店舗やショールームを持っている企業の場合は、Googleマップの地図情報に店名・社名で表示される利点は見逃せません。
外出先でマップを使って特定のお店やサービスを探している幅広い客層に対して無料で効果的な宣伝・広告ができるのですから、ネットからの集客を狙う企業にとっては非常に有益なサービスです。

Googleマップの登録方法

それでは具体的なGoogleマップへの登録方法をご紹介しましょう。
以下の4つの手順に沿って手続きをすすめていくだけです。

1.Google マイ ビジネスに登録する
2.企業・店舗名を Google マップに登録する
3.ビジネスオーナー確認用のコード取得の申請をする
4.ビジネスオーナー確認用コードを入力する

Googleマイビジネスに登録したら、まずにGoogleマップに企業名を登録しましょう。
マップ上で企業の現住所を入力し、あとは手順に沿って企業名や電話番号などを入力。

手順はとても簡単で、指示どおりに必要なデータを入力していくだけです。
これで登録は完了。登録後はGoogleマップ上で企業名を入力すれば所在地がピンポイントで表示されますし、表示された企業名をクリックすれば住所や電話番号、営業時間、公式サイトのURLが表示されます。

Googleマップで上位に掲載されるための「MEO対策」

Googleマップ上の登録が終了したら、次の段階に進みましょう。
マップの検索結果の上位に表示されるための対策「MEO対策」をほどこします。

Googleマップでは、特定の業種を入力すると近隣の同業種の企業・店舗が一斉に表示されます。
いずれも同じようにGoogleマイビジネスに登録している企業で、いわば競合店です。

このなかで上位に表示されればお客さんの目にとまりやすく、電話連絡や登録済みのURLから企業サイトへ流入してくれる可能性が高くなります。
しかしただ情報を入力するだけでは上位表示されません。表示順位にはSEOと同じようなGoogleのアルゴリズムが働いているからです。

「MEO対策」とはMap Engine Optimizationの略語で、Googleマップで上位に表示されるための対策です。
Googleマップの表示順位は、以下の3点の評価で決まると言われています。

1.ユーザーが入力した検索ワードとの関連性
2.ユーザーが表示させているGoogleマップ上での距離
3.企業や店舗の知名度

1および2については企業・店舗が事前に入力しておいたデータが利用されます。
ですからGoogleマップに情報を入力する際には指定された項目ごとに「詳細に入力」することが重要なのです。

ただし「詳細」といっても企業名は正確に入力しましょう。
たとえば「グーグル」という名前の店舗なら「グーグル」としか入力できません。

「おいしいグーグル」や「女性に人気のグーグル」など不必要な情報を入力するとGoogleマップから嫌われます。
最悪の場合、Googleマイビジネスの掲載が停止することもありますから注意が必要です。

またMAPに記載される顧客からのレビュー管理・企業からの返信を徹底することも大切。
実際に企業や店舗を利用したユーザーからのレビューはGoogleマップで企業を探している潜在的顧客の第一印象に大きく影響しますし、表示順位の決定にも関わります。

レビューへの返信を徹底的におこなうことで顧客との間に良好な関係ができますし、企業としての誠実な姿勢を見せる事にもなりますのでレビュー管理は徹底しましょう。

まとめ

Googleマイビジネスを利用したGoogleマップへの登録は、以下の3つのメリットがあります。

1.Googleマイビジネスは無料で使える
2.簡単ですぐ登録でき、Googleマップ上に企業・店舗の場所が表示される
3.MEO対策をほどこすことで、競合企業よりも上位表示される

外出先でちょっと道に迷い、Googleマップを利用した経験は誰にでもあるでしょう。
それほど使用頻度の高いマップに無料で企業や店舗の情報を乗せられるのですから宣伝効果は非常に高いです。

まずはGoogleマイビジネスに登録だけでもしておきましょう。

コンテンツマーケティングはニッチなキーワードからSEO上位を狙おう

コンテンツマーケティングは良質なコンテンツを継続発信することで、ネットにいる潜在的顧客を育成するマーケティング手法です。
大前提として「多くのネットユーザーにコンテンツが読まれる」点が重要で、そのためにはGoogleなどの検索エンジンのランキング上位に表示される必要があります。

ここではSEO対策のひとつとして「ニッチなキーワード」に大注目。
具体的に「ニッチキーワードでSEO上位を狙える理由」「ニッチキーワードの探し方」「ニッチキーワードとコンバージョン率アップ」の3点から説明を進めていきます。

なかなか検索順位が上がらない…とお悩みなら、従来のビッグキーワード以外の視点からSEO対策を考えませんか。

ニッチなキーワードで上位化を狙える理由

「ニッチキーワード」とは、ビッグキーワードほど検索数の多くない単語を複数組み合わせたキーワードのこと。ロングテールキーワードともいいます。
ニッチキーワードを使うメリットは「特定の客層に対して刺さりやすい」点です。

ビッグワードほどの圧倒的な検索ボリュームはありませんが、一定数以上の客層を見込めるのがニッチキーワードです。
たとえるならニッチキーワードは大通りから一本なかに入った個性的な商店街のようなもので、汎用性はそれほど高くありませんが確実に特定の客層が検索しています。

だから「特定の世界でのランキング上位」に入ることができるのです。
ただしニッチキーワードは「作り方が難しい」のが弱点。

ビッグワードは検索することで比較的見つけやすいのですが、特定の客層が求めているニッチなワードを探すのが大変なのです。
難しいのですが、いったんうまくキーワードを組み合わされば「小さな漁場の魚=読者を根こそぎ自社サイトに誘導する→流入数が上がり表示順位もあがる」ことになります。

ニッチなキーワードの探し方

ニッチキーワードの利用で難しいのは、キーワードの探し方です。
ニッチであり、アクセス数の多いキーワードはネット上で漫然と検索しても出てきません。少しひねって、自分で考えることが大切なのです。

たとえば「ダイエット」をメインキーワードに持ってくるなら、サブキーワードには「痩せる」「脂肪」「筋トレ」では当たり前すぎます。
多くのネット読者の注意を引き付けることはできるかもしれませんが、クリックしてもらうには力が足りない組み合わせです。

そこでビッグキーワード「ダイエット」に「フラフープ」「自宅」「女性」「腰痛」「カンタン」「1日5分」などのニッチキーワードを組み合わせてみましょう。
これで「自宅でフラフープを使ってダイエットをしたい女性」という、コンテンツを届けたいターゲットが明確になります。

漁場はグッと狭くなるかもしれませんが、「自宅でフラフープを使って痩せたい女性」というコアな層にしっかりと刺さるニッチキーワードなのです。
もうひとひねりして「コロナ禍の今だからこそ」という時事ネタを付け加えることもできます。

なお時事ネタのキーワードは期間限定ですから、定期的なコンテンツメンテナンスで適宜タイトルを変更する必要があります。

ニッチキーワードでコンバージョン率アップ

検索ボリュームの多いビッグキーワードを使わず、あえてニッチキーワードで勝負するのは「コンバージョン率」が大きく関係しています。
実はニッチキーワードで自社サイトへ誘導できた潜在的顧客は、「コンバージョン率が高い」と言われているのです。

ニッチキーワードでサイトへやってきた読者は、検索エンジン上でコンテンツをクリックした段階で「深く針がかかった状態」です。
針の刺さった状態でコンテンツを読んだ読者は、コンテンツの有用性に納得できれば、そのままサイト内の他の記事へ移行してくれます。

次の記事も役に立てば読者はさらに2つめ3つめの記事へ読み進むことになり、結果的にサイトをぐるぐると回って多数のコンテンツを読むことになります。
つまり、非常にサイト内回遊時間の長い潜在的顧客・コンバージョン率が高い顧客となるわけです。

コンバージョン率アップのためには、ぜひニッチキーワードで読者を引き寄せましょう。

まとめ

ビッグキーワードに劣らず検索エンジンの上位化をねらえるのが「ニッチキーワード」です。
ニッチキーワードを使いこなすコツは、以下の3点にあります。

1.メインのビッグキーワード+サブのニッチキーワードで、特定の客層に刺さるキーワードを作る
2.ニッチキーワードは、ビッグキーワードから少しずらして作る
3.ニッチキーワードからの良質な潜在的顧客を育成し、コンバージョン率アップをめざす

SEO対策というと、つい検索数の多いビッグワードから始めたくなります。
しかし少数でも確実にPVをあげたい・サイトへ流入させたいという場合はニッチキーワードを使うことで上位化をねらってみませんか?

PV(ページビュー)とコンバージョン率の関係

コンテンツマーケティングを展開するうち、「PVは上がっているのに、営業成果に結びつかない…」という悩みをお持ちではありませんか?
ここではコンバージョン率が上がらない原因を「PV数」「コンテンツ内容」「サイトの使いやすさ」の3点から検証してみましょう。

サイトのページ閲覧数をあらわすPVは重要な数値ですが、PVが高ければコンバージョン率も上がるというわけではありません。
コンバージョン不振の原因はコンテンツかサイト構築、このどちらかにある可能性が高いのです。

PVとコンバージョン率は正比例するか

PVとは「ページビュー」のことで、Webサイトのページが何回読まれたかを示す数値です。
PVが多いサイトは多くのページが読まれていることになるので、サイトの人気をチェックするためには欠かせないものです。

さらにコンテンツマーケティングの開始当初は、まずPV数を高めることが重要なポイント。
なぜならPV数の高さはGoogleなどの検索エンジンではランキングに反映される要素のひとつであり、自然流入アップを狙うならPV数は必要不可欠な条件だからです。

ただし、ここで問題となるのは「PV数とコンバージョン率は、必ずしも正比例しない」点です。
コンテンツマーケティングでは、購買意欲の高くない「潜在的顧客」をターゲットとして戦略を展開していきます。

良質のコンテンツをサイト内に多数用意し、潜在的顧客が長時間サイトに滞在してコンテンツを読むことで、じっくりと企業に対する信頼感を育てることが狙いです。
ですから多数のPVがあっても、ほとんどの潜在的顧客が1ページだけを読んでサイトから離脱してしまっては、コンバージョン率アップには繋がりにくいでしょう。

企業に対する信頼感が育つ時間が足りないからです。
PVが高いだけではなく、サイト内の滞在時間や「回遊率」を高めることがコンバージョン率上昇につながります。

コンテンツ内容とコンバージョン率

コンテンツマーケティングでのコンバージョン率アップを狙うなら、まず企業サイト内の「回遊率」を伸ばす内容のコンテンツを制作するのが重要です。
「回遊率」とは、1人の読者が1回のサイト訪問でどれだけのページを閲覧したかを示す数値です。

読者がたくさんのページを読んでいれば回遊率が上がり、同時にPVもあがります。
読者1人あたりの回遊率とPV数は連動しているため「回遊率とPV数は比例している」ことになります。

ここで問題となるのは「PV数と回遊率は比例していない」点です。
PVは、100人が1ページずつ読めば100PVになります。10人が10ページずつ読んでも100PVです。

しかし同じ100PVであっても意味がまったくちがい、コンバージョン率につながるのは「10人の読者が10ページを読んだ」というほうです。
10ページ読むためにはサイト内の滞在時間が長くなり、それだけ企業に対する親近感や信頼感が読者の中で育成されます。

信頼関係が構築できた読者は、潜在的顧客から「商品・サービスを買う顕在的顧客」に変わりやすく、コンバージョンにつながります
そのため、企業サイトで一定数以上のPVが得られるようになったら、次のステップとして「回遊率の高いコンテンツ」を積極的に発信するようにしましょう。
「回遊率が高くなる」サイト構造も非常に重要です。

PV数の多い記事を分析し、読者が求めている記事を継続発信することで、PVとともにコンバージョン率も上がっていきます。

サイトの使いやすさとコンバージョン率

PV・回遊率の高い記事を揃えたのに、まだコンバージョンが上がらない…という場合は、サイトの導線や他記事への誘導ラインをチェックしましょう。
ひとつの記事が良かったとしても、関連記事への誘導がなければ読者は他ページへ移動してくれません。

関連記事への内部リンクを貼ったり、記事の最後に「人気記事ランキング」を設置したりして、ひとりの読者から引き出しうる限りの滞在時間・PVを獲得するべきなのです。
関連記事へのリンクは記事の中に設置したり最後にランキングと並べたりして、読者がクリックしやすい位置にリンクを貼るのがコツ。

読者にとってストレスの少ないサイトにすることで、回遊率もあがります。
一度サイトへやってきた読者を放さないコンテンツ、仕組み作りをすることによって着実にコンバージョン率を上げましょう。

まとめ

PVは上がっているのにコンバージョン率に反映されない場合は、以下の3点からサイトを分析しなおすことが大切です。

1.PV数とコンバージョン率は、必ずしも正比例しないことを理解する
2.読者が他の記事も読みたいと思うような良質な記事を発信・サイト内に蓄積する
3.読者がスムーズに他ページへ移動できる仕組みを作る

コンテンツマーケティングでは、最終的にコンバージョンや購買アクションにつながらなければ意味がありません。
良質なコンテンツを用意し、サイトにやってきた読者が長時間にわたってサイト内に滞在し、企業に対する親近感を育成しやすい仕組みを作っておきましょう。

SNSとコンテンツマーケティングの密接な関係

コンテンツマーケティングは、ネットユーザーにとって有用な記事を継続配信することで、企業や商品に対する信頼感を育てるマーケティング手法です。
しかし、ただ漫然とネット上で発信するだけでは多くの読者を得ることは難しいでしょう。

ここでは「コンテンツマーケティングとSNS連動のメリット・デメリット」と「連動させるべき4大SNS」についてご説明します。
良質のコンテンツはSNSで広く拡散されることで、より多くの利益を企業サイトにもたらすのです。

SNS連動で得られるコンテンツマーケティングのメリット

SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略語です。
ツイッターやフェイスブックなどより多くの人と交流をする目的で作られたサービスのこと。

コンテンツマーケティングでは、コンテンツ発信時になどにSNSと連動すると大きなメリットが得られます。
SNS利用の主なメリットは、以下の2点です。

1.拡散力が大きいため、多数の読者にコンテンツが届く
2.身近なツールなので、読者が企業に対する親近感を持ちやすい

SNSにはいくつかの種類がありますが、共通していることは「拡散力が大きい」ことです。
ネットユーザーは気に入ったコンテンツがあれば気軽に”いいね”をつけ、他に人にも知らせたいと思う記事はリツイートやシェアなどで、広く拡散してくれます。

しかも一般的なユーザーは、複数のSNSに参加していることがふつうですから、拡散力は非常に高いのです。
その結果、コンテンツを配信している企業が想定していなかった読者層にまでコンテンツが届くことがあり、サイトへの流入が増加する流れができます。

同時に、日常的に利用しているSNS経由で知ったコンテンツは、ネットユーザーにとって気軽に読めるもの。
サクッと読んで気に入ったから、という理由で企業に対して親近感を持つこともあり、そこから一気に自社サイトへ入ってきて購買アクションを起こしてくれるケースも少なくありません。

SNSを利用すれば、あらゆる年代の不特定多数の人に対してコンテンツの存在を知らせることができます。
コンテンツマーケティングでは、配信と同時にSNSを連動させるメリットはとても大きいのです。

日本で人気の4大SNS

では、日本で人気の高いSNSにはどんなものがあるでしょうか。
四大SNSと呼ばれているのが、LINE・ツイッター・フェイスブック・インスタグラムです。

これら「4大SNS」のユーザーを上手に取り込むことが、成功するコンテンツマーケティングの基盤になります。
ただ、SNSのユーザーは若い層だから自社のターゲットとは重複していない…と考える企業もあるかもしれません。

しかし最近ではスマホの普及によって40代以上のユーザーが急激に増加しています。
購買力の高い40代以上のユーザーをねらってSNSでの情報発信を検討することも非常に重要な手段です。

それぞれのSNSの特徴を踏まえて、自社のマーケティングに最適なSNSを探しましょう。

たとえばLINEは国内でもトップクラスの利用者数を誇るSNSです。
若年層から火がついたスマホアプリですが、無料の音声通話ができるため40代以上の利用もかなり高くなっています。

LINEには企業や個人事業者向けのビジネス用アカウントと、一般ユーザー向けのアカウントの2種類があり、ビジネス用の「LINE公式アカウント」は初期費用が不要になりました。
メッセージの一斉送信ができる数によって、フリー・ライト・スタンダードの3種類に分かれ、たとえばスタンダードなら、1か月の一斉送信は45,000通まで可能です。

これで月額利用料が1万5千円ですから、非常にコスパがいいSNSです。
このようにコンテンツマーケティングでSNSを併用する場合は、コストと拡散力を比較して、対費用効果の高いSNSを利用するのがコツです。

SNS連動でのコンテンツマーケティングのデメリット

では、SNS連動でのデメリットはあるでしょうか?
それほど大きなデメリットはありませんが、注意すべき点は「SEO効果は期待できない」ということです。

LINEやツイッターなどのSNSにいくら投稿し、「いいね!」をたくさん得たとしても、残念ながらGoogleなどの検索エンジンには評価されません。
検索結果で上位に入ることはありませんから、自然検索からの流入を狙っている場合は「SNSから直接、自社サイトへ誘導できる導線」を作っておく必要があります。

まとめ

今や、多くのネットユーザーが使っているSNSとの連動なしでは、コンテンツマーケティングの成功は見込めません。
連動の際には、以下の3点に十分注意して進めましょう。

1.SNSの拡散力を利用し、コンテンツの告知をする
2.ユーザーの年齢層に応じて四大SNSを使い分ける
3.SNS経由でユーザーを自社サイト・コンテンツへ誘導する

コンテンツマーケティングでは、コンテンツ発信のたびにSNSで告知・拡散することが重要です。
良質なコンテンツを広く拡散してもらい、多くのネットユーザーとつながることで企業サイトへの流入アップを目指しましょう。

一般人にわからない業界用語は逆効果

コンテンツマーケティングでは、ネット上にいるごく一般的なユーザーをターゲットとしています。
そのため、一般的なネットユーザーに分かりにくい業界用語・専門用語は、多用しないほうがいいでしょう。

ここでは「記事に業界用語を入れる方法」と「業界用語の多用のリスク」の2点から、上手な用語の使い方をご紹介します。
コンテンツを作る際には、読者が用語を理解していない可能性をつねに念頭に置きましょう。

記事中に業界用語・専門用語を入れる方法

コンテンツマーケティングではごく一般的なネットユーザーを読者として設定しているため、業界用語・専門用語を知らない読者でもスムーズに理解できる記事を作る必要があります。
分かりやすい記事作成のためには、次の2点に注意するべきです。

1.業界用語・専門用語を使う時には、かならず説明をいれる
2.記事内では、同一の意味を持つ用語は表記を統一する

記事テーマによっては、業界用語・専門用語を使うことで記事内容が深まることがあります。
その場合でも、読者目線に立って記事を書くことが重要です

それでは、具体的に上記2項について考えていきましょう。

1.業界用語を使う場合は、説明を入れる

記事の中で業界用語・専門用語を使用する場合は、一般の人が理解できるように丁寧な説明を添えましょう。
たとえば記事中・文章中に「ワンタイムパスワード」という用語を使いたいときは、すぐ後ろの文章で「ワンタイムパスワード」の説明を入れると、読者に用語の意味がスムーズに伝わります。

ただ「ワンタイムパスワード」と書いて記事を続けるのではなく、専門用語のすぐ後ろに「ワンタイムパスワードとは一回しか使用しないパスワードで、非常に安全性の高いのが特徴です」と続けておけば、読者はすんなりと意味を理解できます。
あるいは、業界用語・専門用語の後ろにカッコをつけて「ワンタイムパスワード(一回しか使用しないパスワードで、安全性が高い)」という風に説明することもおすすめ。

ただしカッコ内の説明が長文すぎるとかえって読みにくくなるので、説明文は簡潔にしましょう。

2.業界用語を使う場合は、表記を統一する

業界用語・専門用語は非常に多様化しており、一つの意味に対して、複数の言葉があるケースも見られます。
先ほどの「ワンタイムパスワード」でも、同一の内容を意味する言葉として、

1.ワンタイムキー
2.ワンタイム認証
3.使い捨てパスワード
4.OTP

の4つがあります。
いずれも「1回だけ使えるパスワード」という意味なのですが、4つもあると同じ言葉なのか、意味が微妙に異なるのかが、専門家以外には分からないものなのです。

そのためごく単純なテクニックとして、「ひとつの記事中では同じ意味をあらわす言葉を統一する」のがおすすめ。
記事の冒頭に「ワンタイムパスワード」という用語を使い、文中で意味の説明をしたら、あとは必ず「ワンタイムパスワード」を使って他の用語を混合しないことです。

たったこれだけのことですが、読者が混乱することがなくなり、スムーズな理解の助けになります。
小さな工夫、小さなテクニックではありますが、これらはすべて「読者の理解を助ける」「読者が一度読んですぐに記事内容が理解できる」ために行うものです。

いわば書き手から読者に向けた「親切」であり、記事を最後まで読ませるために工夫なのです。

分かりにくい言葉は、コンテンツごと忘れられる危険性

なぜ、これほどまでに気を使って業界用語・専門用語の説明をする必要があるのでしょうか?
大きな理由は「読者は、意味の良くわからない記事を読んでくれない・読んでも忘れてしまう」からです。

コンテンツマーケティングでは、まず読者に記事の最後まで読んでもらう必要があります。
初めて聞くような業界用語・専門用語は、読者の頭の中に残りません。

それどころか、記事全部が流れていってしまい、コンテンツマーケティングにおける重要課題「起業への信頼感育成」につながらない結果を招くのです。
コンテンツマーケティングで成功したければ、一般的なネットユーザーが理解できる記事を書くことが大切なのです。

まとめ

日ごろから専門用語を多用している人にとってはごく普通に感じる用語であっても、ネットユーザーには難しいものもあります。
以下の3点を念頭に置いて、記事作成をしましょう。

1.業界用語・専門用語を使う場合は、すぐ後ろに説明を添える
2.ひとつの記事中には、同一の意味を持つ専門用語はひとつだけ使い、混合しない
3.分かりやすい記事こそ、企業ロイヤリティの育成につながる

コンテンツマーケティングの記事は、どこまでも読者主体、潜在的顧客が理解しやすいことが重要です。
常に「読者の視点」に立って記事をスムーズに読み進められるようにしましょう。

サイト内ブログを読んでもらいサイト回遊させる

Webマーケティングで人気のコンテンツマーケティングは、顧客がコンテンツをたくさん読むことで、企業に対する信頼感を育成するのが狙いです。
自社サイト内で多数のコンテンツを「回遊」してもらえば、それだけ信頼感が増します。

ここでは「サイト内回遊と企業ロイヤリティ」「顧客の滞在時間とコンバージョン率」「回遊時間を伸ばすための分析法」の3点から、サイト回遊を促す方法を考えましょう。
ネットユーザーを自社サイトの中で回遊させればさせるほど、コンバージョン率が上がる傾向があるのです。

「サイト内回遊」と企業ロイヤリティの関係

コンテンツマーケティングでは、ネットユーザーがサイト内をめぐって多数のコンテンツを読むことが非常に大切です。理想的な流れは

「ユーザーがひとつのコンテンツをクリック→自社サイトへ誘導→他のブログやコンテンツへ遷移」

さらにこの先は

「サイト内の長時間滞在→潜在的顧客の企業ロイヤリティ育成→購買アクション」

とつながります。
読者が最初の記事を読み終えたらサイト内の別のページへ移動できるようサイトを構築して置けば、企業や商品・サービスに関する理解が深まり、潜在的顧客の「ファン化」が進みます。ここから企業ロイヤリティが育ち、購買アクションが促進されるのです。

サイト滞在時間とコンバージョン率

では、サイト内の滞在時間とコンバージョン率にはどのような関係があるのか?
結論としては、滞在時間が長いほどコンバージョン率が上昇する傾向があります。
なぜなら企業サイトでの滞在時間が伸びれば伸びるほど潜在的顧客の中の信頼感が高まり、販売している商品・サービスへの信頼度も高まるからです。

ネットで商品・サービスを販売する時の弱点は、顧客が実物を直接見る・ふれることが出来ない点です。
実際にふれる・見るというプロセスなしで商品・サービスを購入するのは勇気がいります。

商品がイメージ通りのものではない可能性があるからです。
潜在的顧客の中の心配や不安感を払拭するのは、企業そのものへの信頼感です。この企業は信用してもいいと潜在的顧客が判断すれば、購買する不安がなくなります。

そして信頼感を育成するのは、長時間にわたるサイト内滞在・回遊なのです。

サイト内回遊時間を伸ばすための直帰率分析

ここでなぜサイト内の回遊時間が伸びないのか、原因を考えてみましょう。
まずは無料で利用できるGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)などの分析ツールを使用して、自社サイトの「滞在時間」と「直帰率」を確認することです。

「滞在時間」とは文字どおり、ユーザーがサイト内にいた時間を言います。「直帰率」とは、ユーザーが最初に流入した1ページだけを読んでサイトから出てしまった数を全体で割った率です。
たとえば「滞在時間は長いが、直帰率が高い」と言うケースは、最初のコンテンツはじっくりと読まれたのに、そのユーザーはサイト内のほかのページに移動しなかったという意味です。

原因としてはサイト内の動線が悪い、記事ランキングや他の記事紹介がうまくリンクしておらず、次のページへ読者を引っ張りきれなかったという点が考えられます。
このように分析ツールを使用することで、サイト内回遊が進まない原因を突き止めることができます。

うまく機能していない部分を一つずつ改善して、サイト内回遊時間を伸ばしましょう。

記事ランキングや関連記事ページへの誘導

いったん自社サイトへ誘導したネットユーザーをサイト内で回遊させるためには、記事ランキングや関連記事紹介で他ページへ誘導する必要があります。
サイト内の動線を良くして、一つの記事を読み終わったらすぐに次のページへ移れるような流れを作っておけば、ユーザーはスムーズに移動していけます。

またサイト内のコンテンツの量と質も、他ページへの移動を誘う重要な要素です。
ネットユーザーがサイト内を回遊するためには、「この記事が役に立った」と感じることが大前提。

有用性の高い記事を数多くサイト内に用意し、1人のネットユーザーから最大限の滞在時間とPVを引き出す努力が必要なのです。

まとめ

コンテンツマーケティングの最終目的は、ネットユーザーを自社サイトの商品・サービス購買ページへ誘導することです。
次の3点に留意してサイト・コンテンツを作りましょう。

1.サイト内回遊が長いほど、企業ロイヤリティが育成される
2.サイト内滞在時間が長いほど、コンバージョン率が上がる可能性が高い
3.グーグルアナリティクスで滞在時間と直帰率を分析、回遊されない原因を探す

いくらSNS経由で多数の人にコンテンツが読まれても、自社サイト内の回遊がされないままでは営業成果に結びつきません。
いったん自社サイトへ誘導したら、潜在的顧客をぐるぐると回遊させて企業ロイヤリティを育成していきましょう。

記事コンテンツマーケティングの推奨文字数は800字以上 

コンテンツマーケティングはコンテンツの継続配信が基本です。
ネット上の潜在的顧客に刺さるような内容のコンテンツを配信することで企業に対する信頼感を育成していくため、コンテンツにはある程度のボリュームが必要。

では具体的に1記事あたり、どれくらいの文字数がベストでしょうか。
ここでは「コンテンツのベストボリューム」「画像・動画の使用方法」「見出しの活用」の3点から、望ましいコンテンツ文字数を考えました。

最低でも800字、これくらいは1記事に必要なのです。

800字以上のボリュームで、集客力を高める

一般的にコンテンツマーケティングで集客力のある記事は、最低でも800字以上、できれば2000字以上のボリュームが必要だと言われます。
内容によっては4000字~5000字もある人気コンテンツも検索上位にランキングされています。

これほど長文のコンテンツに人気があるのは、最低でも800字以上の文字数が必要とされるほど内容の濃い記事こそ、ネット上の潜在顧客を引き付けるからです。
これほどコンテンツマーケティングが広まる以前なら、800字以下の記事でも十分に検索サイトの上位に表示されました。

ユーザーは600字前後の記事でも十分満足してくれたのです。
しかし現在はネットユーザーがコンテンツに求める内容が多様化し、ますます複雑になってきています。

単なる数値や情報の羅列をした記事では最後まで読まれませんし、読者の興味をそそりませんから、自社サイト内で他の記事に誘導することもできません。
ユーザーのニーズを満たせるような記事内容を追求していったら4000~5000字になるという事でしょう。

もちろんすべてのネットユーザーが長文コンテンツを必要としているわけではありませんが、SEO対策をほどこし、共起語や関連語を含めてユーザーにとって有用性の高い記事を作成する場合、やはり800~1000字、欲を言えば2000~5000字のしっかりした内容を持った文章が必要なのです。

記事内に画像・動画を入れてわかりやすく

では800字以上のコンテンツを継続配信すれば、自社サイトへの流入数が増えるのか?
これも単純な話ではなく、コンテンツ内には適度に画像や動画を挿入していくのが望ましい形です。

コンテンツマーケティングでは、なによりもネット上の潜在的顧客に好まれる記事を作成する必要があります。
そして今のネットユーザーは、文章だけで構成されているコンテンツを読むのは疲れると感じるのです。

とくに若年層には一瞬でパッと理解できる動画が好まれる傾向があります。
文章には正確で詳細な情報を伝える機能はありますが、文字を読んで理解するのは時間がかかるのが弱点。

画像や動画は視覚的に理解できるので、情報伝達が短時間ですみます。
自社商品やサービスの使用方法やトラブルシューティング的な内容を伝えるには、文章よりも画像や動画のほうが向いているのです。

どれほどわかりやすい文章でも、画像一枚のほうが伝わりやすい情報があります。
商品の外観や使用方法の紹介には、文章コンテンツにくわえて、画像・動画を併用しましょう。

サイト内で800字以上の文章と画像・動画をうまく組み合わせることで、サイトの集客力が高まります。

見出しで読みやすく・伝わりやすく

800字以上の文章を作る時には、見出しをつけて読みやすくする工夫も大切です。
大見出し・小見出しを使って、画面上で文章の区切りをわかりやすく表示し、文章を読みなれないネットユーザーでもスムーズに読み進められるようにしましょう。

とくに最近は多くの人がスマホを使ってコンテンツを選び、読んでいます。
スマホ画面という小さいスペースで800字以上のコンテンツをストレスなく読んでもらうには、見出しでコンテンツ内容を表現・整理することが不可欠なのです。

できれば、見出しだけを拾い読みしてもテキスト全体の意味が伝わるようにしましょう。
スマホを使用している潜在的顧客はすぐに内容がわかる記事を好みます。

800~1000字のコンテンツであればサッと見出しだけを読み、興味がそそられれば細かいテキストに進んでくれます。
2000字以上の記事であっても的確な見出しがあり、段落わけがきちんとできていればちゃんと最後まで読んでもらえるものです。

必要な情報を適切な文字数でわかりやすく伝える、そのために見出しが必要なのです。

まとめ

コンテンツにとって「ベストボリューム」というのは記事内容によって異なります。
以下の3点を頭に置いて、記事作成をしてみましょう。

1.目安として、800字以上のコンテンツを作成する
2.文章だけでなく、画像・動画も補足的に追加する
3.長文のコンテンツは見出しで内容を整理、読みやすくする

質の高いコンテンツを作成するには300字の文章では足りません。
情報の内容によっては2000字以上が必要なこともあります。

テーマや想定する潜在的顧客にあわせた文字数で、読者にコンテンツを最後まで読ませるよう心がけましょう。

サイト内ブログ、ただの日記になっていませんか?

近年、大人気のコンテンツマーケティングは、良質のコンテンツを継続配信することでネットユーザーを自社サイトへ誘導します。
「良質のコンテンツ」というのがポイントなのですが、自社で発信しているサイト内ブログの内容は十分でしょうか。

ここでは「コンテンツ内容の有用性」から始めて、「顧客目線から見た良質ブログ」「文章の読みやすさ」と進めていきます。
流入率の高いブログはただの日記ではありません。読みやすさの中に企業や自社商品・サービスの情報をきちんと盛り込んでいるのです。

コンテンツ内容の有用性

コンテンツマーケティングでは、ネットユーザーにとって有用なコンテンツを継続配信することが重要です。
継続することでユーザーに信頼できる企業だとアピールでいますし、ネットユーザーと企業の間に信頼関係が構築されれば購買アクションにつながります。

しかしコンテンツマーケティング担当者にとって大変なのは、新しいコンテンツを発信し続けることです。
サイトへの集客力を高めるには、毎日のコンテンツ更新が望ましいとされていますが、実際には毎日更新は作業量が膨大。

プロの作家でも毎日新しい文章を生み出すのはかなり大変なことですし、営業成果に結びつけねばならないコンテンツマーケティングでは、書ける内容が限られてきます。
とくにニッチな業界では、記事テーマが早くに枯渇してしまうでしょう。

こうなると苦しまぎれに、自分のランチ内容や差し入れの画像付きコメントなどで何とか発信しようということになります。
しかし日記的な内容のコンテンツは、ユーザーにとって有用性の高い記事ではありません。

たまに箸休め程度に発信するのは良いのですが、頻回にランチに関する記事を配信されてもユーザーに信頼感が育成されないのです。
では、潜在的顧客が求めている良質なブログとは、具体的にどんなものでしょうか。

顧客目線から見た良質ブログ

ネット上にいる潜在的顧客が求めているのは「自分の役に立つ記事」です。
具体的には、ある問題に対する解決法となるような内容のコンテンツを求めています。

たとえば自宅の害虫で悩んでいるのなら、害虫駆除に役立つ情報・商品・サービスについて読みたいのです。
コンテンツマーケティングは、ネット上に無数にいる潜在的顧客の中から自社商品・サービスを必要とする可能性の高い客層がターゲットです。

潜在的顧客が有用性の高いコンテンツを読むことで企業に対する興味を持ち、コンテンツやブログの継続的な配信から信頼感を持つようになります。
潜在的顧客にとって役に立たないコンテンツを毎日配信しても信頼関係を構築する基盤にはなりません。むしろ信頼関係を失う危険性さえあります。

成功するコンテンツマーケティングをめざすなら、つねに「顧客目線からみたコンテンツの有用性」を意識して記事作成・配信をしましょう。

文章の読みやすさ

顧客にとって役に立つ情報を発信するのならば、自社商品・サービスについての正確で詳細な情報を乗せたコンテンツだけを、配信し続ければいいのでしょうか。
ここで重要になってくるのが、文章の読みやすさ・わかりやすさです。

ここがコンテンツマーケティングのむずかしいところで、どれほど正確で詳細な情報を、含んでいても専門用語を多用した文章ではネットユーザーは読んでくれません。
ネットユーザーに受け入れられやすいポイントが3点あるのです。

1.必要な情報がわかりやすい文章で書かれていること
2.専門用語が多用されておらず、使われている場合はシンプルな説明がされていること
3.問題を抱えるユーザーに対して共感度の高い文章であること

一般的なネットユーザーの求めるものは、必要な情報をわかりやすく、かみ砕いて説明してくれているものです。
さらに顧客に共感するような立場に立ったコンテンツは、よりネットユーザーにとって受け入れやすいでしょう。

つまり「正しく・読みやすく・共感度の高い文章=良質なコンテンツ」なのです。

まとめ

コンテンツマーケティングを展開するうえで良質なコンテンツは必要不可欠なツールです。
以下の3点を重視して展開していきましょう。

1.常に顧客にとって役に立つコンテンツを制作・発信する
2.専門用語を多用せず、分かりやすい文章で伝える
3.コンテンツの継続配信で、潜在的顧客の中に信頼感を育成する

サイト内ブログは気軽に読んでもらいやすい形態のコンテンツですが、内容も軽くて意味がないものではネットユーザーの関心をひきつけ続けることはできません。
コンテンツマーケティングでは、何よりもコンテンツの有用性が重要なのです。

まずは読者が「これは使える!」と感じる記事を配信し、自社サイトへ誘導しましょう。