コンテンツマーケティング内製化のメリット

コンテンツマーケティングは、良質のコンテンツを継続発信することでネット上の読者と信頼関係を構築・売り上げにつなげる手法です。
プロに外注するケースが多いのですが、社内スタッフだけで内製化・インハウス化することもできます。

ここでは「内製化のメリット3点」をピックアップしました。
コンテンツマーケティングの内製化は、いったんうまくいき始めたらメリットもあるのです。

メリット1:全体をみて、マーケティングの方向性をスピーディに決められる

コンテンツマーケティング内製化の大きな利点は、マーケティングの方向性を決定・変更したいときに、すばやく決められる点です。
内製化の場合は全員が社員ですから、売り込みたい製品およびサービスについては熟知しており、どういった客層をターゲットとするか、どのタイミングで売り込むかの「共通認識」があります。

共通認識があるためにスタッフ同士の意思疎通もしやすいですし、変更や修正についてもスピーディに行えます。
ただし、社員と外注スタッフの間でも十分なコミュニケーションができていれば、スピーディかつ柔軟な変更や対応が可能です。

外注に出してもとくに大きなデメリットとなる点ではありませんが、同じ会社の社員同士なら話が早いのは確かです。

メリット2:自社を客観的にみることができる

成功するコンテンツマーケティングのポイントは「潜在的顧客に役立つコンテンツ」を制作することです。
そのためにはネット上にいる「潜在的顧客の視点」にたち、第三者的な立場から、会社および製品・サービスを客観的に見る必要があります。

普段、社内で働いていると視点は「会社の中から外へ」という流れになりますが、コンテンツマーケティングのスタッフは「会社の外から、中を見る」という逆の視点で俯瞰します。外から眺めてみると、会社の意外な長所や、改善ポイントが見えてくることが多いのです。

自社製品やサービスに関するコンテンツを書いていて、ふと「こうしたらもっと利便性が高まるのでは?」と考えたり、「このサービスに関するコンテンツはPVが多い、強化してみてはどうだろうか」などと気づいたりすることがあります。

必ずしもすべてのコンテンツマーケティング担当者が、有益な改善策を出せるとは限りませんが、会社を第三者的な立場から見る社員を「育成」できる可能性は高いです。

メリット3:社内にコンテンツマーケティングスキルが蓄積される

コンテンツマーケティングには、さまざまなノウハウが必要です。
潜在的顧客にアピールする「キーワードの選択」やデータ分析によるサイトの見直し、コンテンツから製品・サービス購入ページへの誘導など、多数のテクニックが駆使されています。

コンテンツマーケティングの経験を積むことによって、スキルが社内に蓄積されていくというメリットがあります。
スキルが身に着いた専任スタッフが能率的に動き始めれば、サイトへの流入数も上り、コンバージョン率も上がって売り上げに繋がります。

スキルを蓄積し、社内での横の展開もスムーズにいくようになって初めて、内製化の成果が上がってきたと言えるのです。
ここで問題となるのは、スキルを持った社員が退職してしまうと、また初めからスタッフ育成を始めなければならない点です。

外注と違い、社員には退職・転職のリスクがあります。
人材流出をふせぐためには人件費を惜しまず、できれば複数の専任スタッフを置いてスキルの供用をはかりましょう。

コンテンツマーケティングの内製化には、人件費の上昇というデメリットもつきものなのです。

まとめ

コンテンツマーケティングの内製化では、メリットも少なからずあります。大きなものは次の3点でしょう。

1.マーケティング展開の変更・修正をすばやく決められる
2.会社や製品を第三者的な立場から見るスタッフが育つ
3.社内にコンテンツマーケティングのスキルが蓄積される

いっぽう、内製化によるデメリットは「過大な作業量」と「人件費などの見えにくいコストアップ」です。
上記のメリットと比較してベストな方法を模索しましょう。

コンテンツマーケティング内製化のデメリットはこちら
▶  コンテンツマーケティング内製化のデメリット

メリット・デメリット・リスクを検討した上で自社に最適なコンテンツマーケティングを考えましょう。