ストーリーの作り方・考え方/コンテンツマーケティング編

コンテンツマーケティングをするにあたり、知っておきたいことはいくつかあります。
そのうちの一つは、単に商品やサービスの情報をサイトに掲載しただけでは、お客さんをひきつけるのは難しいことです。

どのようにしたらお客さんをひきつけて商品を購入してもらえるかといえば、そこにストーリーを載せることが重要になります。
この考え方があれば、多くのお客さんをひきつけることは十分可能になるでしょう。

ストーリーの作成方法

ではどのようにしてストーリーを作ったらよいでしょうか。
作り方に関しては、昔の童話などが参考になります。

例えば、海外の童話の中にはシンデレラと呼ばれる童話があり、子供のころ読んだ人も多いでしょう。
シンデレラが現代においても共感されるのは、裕福で満ち足りた生活をしていなかったからです。

最初は継母やその娘たちにいじめられて召し使いのような扱いを受けます。
その後あることがきっかけで王子様と出会い、そこから恋に落ち二人が結ばれそうになりましたが、すぐに結ばれた訳ではありません。

やはりそこにも困難が伴ったわけです。
しかしその困難を乗り越えて、ようやく二人は結ばれることになりました。

このように、人気のあるストーリーはおおむね最初は不完全な状態からスタートします。
少しずつ登り詰めても時折ある困難にくじけそうになりながら、その困難を乗り越えるのが基本になります。

実業でのストーリー作りについて

もしコンテンツマーケティングで商品を売りたい場合には、この手法を取り入れるのも一つの方法です。
例えば、あるサプリメントを販売する場合に、そのサプリメントは世の中の人にとって絶対に必要なものと考え、開発を始めたとします。

ところが開発も予算の関係でうまくいかず思ったように結果は出ません。
ある日誰かが協力してくれることにより、少しずつ開発がうまくいきはじめます。

その後、様々な困難もありながら最終的に人々の健康維持をするためのサプリメントを開発することに成功したというストーリーがあれば多くの人が共感してくれるはずです。
逆に、お金も十分にあり開発するのも比較的簡単で、何の苦労もなくサプリメントが出来上がったとすれば、だれもそこに共感する人はいないでしょう。

また、販売する人のプロフィールにもこの考え方を使うことができます。
最初はお金もなくうまくいかなかったけども、あることがきっかけで少しずつ販売経路を広めていたとします。

ところが、上手くいきそうになった矢先に不景気により大赤字になり倒産しかけるわけです。
ある日、誰かが助けてくれてそこからまた困難を乗り越えて成功するストーリーです。

人によっては入院をすることや病気をすることもあるかもしれません。あるいは、商売がうまくいきそうな時に離婚をするようなこともあります。
いずれにしても、人々は困難の前に絶望をする心理、そして困難を乗り越えようとする強い気持ちを抱えて最終的には困難に打ち勝つことを期待しています。

共感と感動により潜在顧客へアプローチする

このように話を作っていくのは、人々の共感を得るためであることは間違いありません。
そしてそれと同時に、人々の記憶に焼きつける役割があることも知っておくとよいでしょう。

例えばサプリメントを売り出す場合も、世の中には似たようなサプリメントがたくさんあるはずです。
インターネット上でも多くのサプリメントが発売されており、お客さんとしてはどれを購入しても同じようなものに見えるかもしれません。

ですが、そこにストーリーを入れることで深く記憶に残すことが可能です。
つまり、商品の特徴や数字を並べただけの説明よりもはるかに記憶に残りやすいといえるでしょう。

そしていざその商品が必要となった場合、ほかの所から買うのではなく、記憶に残っているところから購入しようとする可能性が高くなります。
そのような意味において、少し時間はかかりますが話の流れをよく練っておくことが大事になります。