コンテンツマーケティングは、近年、人気が高まっているWebマーケティングの手法です。
良質のコンテンツを継続発信してネット上の潜在的顧客を育成していくのが基本の作業ですが、大きな利点としてコンテンツがサイト内に資産として蓄積されていく点があります。
ここではコンテンツマーケティングを「資産型マーケテイング」「収益率の高いサイト」「コンテンツの再利用」の3点から見直してみましょう。
Web上のコンテンツは、企業にとって半永久的なサイト内資産となりうるお宝なのです。
コンテンツマーケティングは「資産型マーケティング」
コンテンツマーケティングは、Web上で良質のコンテンツを継続発信する営業手法です。
ネットユーザーにコンテンツを読んでもらい、企業や商品に対して好感→信頼感を育成してユーザーの購入アクションをながすのが基本的な流れ。
サイト内にある配信済みコンテンツは、つねにネットユーザーに対してアピールすることが可能なため、資産的価値も持っています。
従来のネット広告などのマーケティングとコンテンツマーケティングが根本的に違うのは、マーケティング展開中に「配信済みコンテンツが資産として蓄積されていくこと」です。
ネット広告では、広告を発信することが営業成果につながります。
ユーザーの購買アクションがスピーディな反面、経費をかけ続けなければ利益が上がらない点が大きなデメリットです。
対費用効果の点で言うと、リスティング広告などは広告が終わってからあとに、自社サイト内に蓄積されるものは何もありません。
つまり従来のネット広告などは「高額な経費が掛かるうえに、資産としてカウントされるものがない」方法なのです。
コンテンツマーケティングでは、配信したコンテンツはWeb上に残っている限り半永久的に集客ができます。
配信数が多ければ多いほど成果が上がりやすく、自社サイト内に配信済みコンテンツが資産として蓄積されていきます。
だから「資産型マーケティング」なのです。
継続配信で、24時間収益を生むサイトへ
コンテンツがWeb上にある限り集客力を持つということは、24時間つねに収益を生む可能性があるということです。
従来のウェブ広告が即効性のあるマーケティング手法だとしたら、コンテンツマーケティングは、長期的にじっくりと成果を上げる手法と言えます。
そのためにはコンテンツ配信を継続することが、とても重要。
そして、自社サイト内に十分な数のコンテンツを蓄積することもマーケティング成果を左右する要素です。
コンテンツマーケティングでは、一般的に自社サイト内のコンテンツ数が100記事を超えたあたりからPV数やコンバージョン率が明確に上昇すると言われます。
専門性が高く競合サイトが少な異業種では50記事でも営業効果が上がるケースもありますが、目安としては100記事が必要です。
反対に、競合性の高い業種やよく使われるキーワードを使ったSEO対策では、1000記事が蓄積されるまではなかなか成果が見えないケースもあります。
いずれにせよ、自社サイト内のコンテンツが多ければ多いほど、集客力は上がります。
コンテンツの集客力をより高めるためには、サイト内に最低でも50~100記事以上を蓄積しておくことです。
再利用できるコンテンツ
コンテンツマーケティングが「資産型」と呼ばれるのは、すでに配信ずみのコンテンツを再利用できる点にもあります。
ネット上の潜在的顧客は、ターゲットがいる段階に合わせたコンテンツを配信することで育成が進みます。
初期段階にあるターゲットに対しては、発信済みの「幅広い層に向けたコンテンツ」を再配信し、購買アクションに近い段階にいるターゲットには「詳細な商品情報を含むコンテンツ」を発信するというように、ターゲットごとにコンテンツを使い分けましょう。
また配信済みのコンテンツをツイッターなどのSNSを利用してアピールしなおすことで、あらためて集客することも可能ですし、コンテンツ内容を最新情報にリニューアルすることで、新しい記事として発信することもできます。
ユーザーにとっての有用性が高いコンテンツは、再配信のたびに集客力を発揮するので価値ある「資産」だと言えましょう。
まとめ
Web上に発信したコンテンツは、Webに残っている限り、ネットにいる潜在的顧客に存在をアピールし続けます。
コンテンツマーケティングでコンテンツの価値を十分に生かしたいのなら、以下の3点に留意しましょう。
1.コンテンツマーケティングは、配信するごとに資産としてのコンテンツが蓄積していく
2.サイト内に最低でも50~100記事を蓄積することで集客力が上がる
3.すでに配信済みのコンテンツもSNS上で定期的に再利用する
コンテンツマーケティングはコンテンツが資産となり、再利用も可能であるなど利益率の高い方法です。
コンテンツが十分に蓄積されたあとも、継続的な配信を行いましょう。