SNSとコンテンツマーケティングの密接な関係

コンテンツマーケティングは、ネットユーザーにとって有用な記事を継続配信することで、企業や商品に対する信頼感を育てるマーケティング手法です。
しかし、ただ漫然とネット上で発信するだけでは多くの読者を得ることは難しいでしょう。

ここでは「コンテンツマーケティングとSNS連動のメリット・デメリット」と「連動させるべき4大SNS」についてご説明します。
良質のコンテンツはSNSで広く拡散されることで、より多くの利益を企業サイトにもたらすのです。

SNS連動で得られるコンテンツマーケティングのメリット

SNSとは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略語です。
ツイッターやフェイスブックなどより多くの人と交流をする目的で作られたサービスのこと。

コンテンツマーケティングでは、コンテンツ発信時になどにSNSと連動すると大きなメリットが得られます。
SNS利用の主なメリットは、以下の2点です。

1.拡散力が大きいため、多数の読者にコンテンツが届く
2.身近なツールなので、読者が企業に対する親近感を持ちやすい

SNSにはいくつかの種類がありますが、共通していることは「拡散力が大きい」ことです。
ネットユーザーは気に入ったコンテンツがあれば気軽に”いいね”をつけ、他に人にも知らせたいと思う記事はリツイートやシェアなどで、広く拡散してくれます。

しかも一般的なユーザーは、複数のSNSに参加していることがふつうですから、拡散力は非常に高いのです。
その結果、コンテンツを配信している企業が想定していなかった読者層にまでコンテンツが届くことがあり、サイトへの流入が増加する流れができます。

同時に、日常的に利用しているSNS経由で知ったコンテンツは、ネットユーザーにとって気軽に読めるもの。
サクッと読んで気に入ったから、という理由で企業に対して親近感を持つこともあり、そこから一気に自社サイトへ入ってきて購買アクションを起こしてくれるケースも少なくありません。

SNSを利用すれば、あらゆる年代の不特定多数の人に対してコンテンツの存在を知らせることができます。
コンテンツマーケティングでは、配信と同時にSNSを連動させるメリットはとても大きいのです。

日本で人気の4大SNS

では、日本で人気の高いSNSにはどんなものがあるでしょうか。
四大SNSと呼ばれているのが、LINE・ツイッター・フェイスブック・インスタグラムです。

これら「4大SNS」のユーザーを上手に取り込むことが、成功するコンテンツマーケティングの基盤になります。
ただ、SNSのユーザーは若い層だから自社のターゲットとは重複していない…と考える企業もあるかもしれません。

しかし最近ではスマホの普及によって40代以上のユーザーが急激に増加しています。
購買力の高い40代以上のユーザーをねらってSNSでの情報発信を検討することも非常に重要な手段です。

それぞれのSNSの特徴を踏まえて、自社のマーケティングに最適なSNSを探しましょう。

たとえばLINEは国内でもトップクラスの利用者数を誇るSNSです。
若年層から火がついたスマホアプリですが、無料の音声通話ができるため40代以上の利用もかなり高くなっています。

LINEには企業や個人事業者向けのビジネス用アカウントと、一般ユーザー向けのアカウントの2種類があり、ビジネス用の「LINE公式アカウント」は初期費用が不要になりました。
メッセージの一斉送信ができる数によって、フリー・ライト・スタンダードの3種類に分かれ、たとえばスタンダードなら、1か月の一斉送信は45,000通まで可能です。

これで月額利用料が1万5千円ですから、非常にコスパがいいSNSです。
このようにコンテンツマーケティングでSNSを併用する場合は、コストと拡散力を比較して、対費用効果の高いSNSを利用するのがコツです。

SNS連動でのコンテンツマーケティングのデメリット

では、SNS連動でのデメリットはあるでしょうか?
それほど大きなデメリットはありませんが、注意すべき点は「SEO効果は期待できない」ということです。

LINEやツイッターなどのSNSにいくら投稿し、「いいね!」をたくさん得たとしても、残念ながらGoogleなどの検索エンジンには評価されません。
検索結果で上位に入ることはありませんから、自然検索からの流入を狙っている場合は「SNSから直接、自社サイトへ誘導できる導線」を作っておく必要があります。

まとめ

今や、多くのネットユーザーが使っているSNSとの連動なしでは、コンテンツマーケティングの成功は見込めません。
連動の際には、以下の3点に十分注意して進めましょう。

1.SNSの拡散力を利用し、コンテンツの告知をする
2.ユーザーの年齢層に応じて四大SNSを使い分ける
3.SNS経由でユーザーを自社サイト・コンテンツへ誘導する

コンテンツマーケティングでは、コンテンツ発信のたびにSNSで告知・拡散することが重要です。
良質なコンテンツを広く拡散してもらい、多くのネットユーザーとつながることで企業サイトへの流入アップを目指しましょう。