サイト内ブログ、ただの日記になっていませんか?

コンテンツマーケティングを展開するうえで重要なポイントのひとつが「継続配信」です。
継続的に記事を配信・更新し続けることで、読者からの信頼感を得ることができます。

しかし定期的に記事を更新し続けることは想像以上に厳しいもの。
ついついランチのメニューや差し入れにいただいたものなど、日常的なことを書いてしまがち…。

そこで今回はサイト内ブログの日記化を防ぐ方法を「目的の明確化」「有益な情報発信」「継続配信の意味」の3点から考えてみました。
継続配信は重要な事ですが、コンテンツの中身も同じくらい重要なのです。

「目的」を明確にすることで日記化の防止

サイト内ブログの日記化を防ぐには、まず「マーケティング目的の明確化」をおこないましょう。
マーケティングの目的とは、読者にブログを読ませたあと「どんな行動に誘導したいのか」ということです。

目的が明確になっていれば、そのためにどんな内容のブログを書けばいいのかがわかってきます。
たとえば自社製品の販売を増やしたい!ということなら、製品を使うことでユーザーが得られる利点をブログ内に織り交ぜて、コンテンツを制作していくといいでしょう。

読者がサイト内ブログを読んで「役に立った!」と思えば企業やブランドに対する信頼感・忠誠心も育っていきます。
ただし最近のネット読者は「宣伝臭」「売り込み臭」を避ける傾向がありますから、営業的な内容だけのコンテンツは得策ではありません。

適度に時期の話題や社会的な話題を盛り込んだり、検索数の多いビッグキーワードにスモールワードを組みあわせてコアな読者をひきつけたりしつつ、読者の役に立つ記事を作っていきましょう。
コンテンツマーケティングでは記事の更新ペースを守ることが大切ですが、更新頻度を上げてもマーケティングの目的からはずれた内容のコンテンツでは意味がありません。

コンテンツを継続配信する目的をはっきりさせて、ゴールにいたる道筋にそってブログを制作していくのがコツです。

サイト内ブログでも有益な情報を発信

コンテンツマーケティングの基本は、読者にとって有益な情報を無償で提供すること。
そして一人の読者が強く有益性を感じてツイッターなどのSNSで拡散されれば、さらに広い範囲の読者へブログ記事がひろがっていきます。

たとえば自社製品・サービスの紹介、業界でよく知られている裏ワザ的な情報などをブログに書いて配信すれば、読んだ人は「そうなのか!」と思い、サイトに対する信頼度をあげてくれます。
そこからさらにほかの人へ紹介したいと思うコンテンツは「役に立つ内容」を持っています。

読者自身がよほど納得したブログ内容でなければ他者へ紹介しようなどとは思ってくれないからです。
サイト内ブログの目的は、何よりもまず「有益な情報提供」です。できれば緻密に計算したマーケティング戦略にそって段階的にコンテンツ内容を変化させて読者を引き込む構成であることが望ましく、いったん戦略にのっとって始めたら途中で大きな変更や中止をしないことが大前提です。

マーケティングの初期段階できちんと戦略を立てて進めていきましょう。

継続する事で信頼を生み、ファンが生まれる

「継続は力なり」と言いますが、営業的にも成果を上げているサイトでは定期的かつ継続的な更新がおこなわれています。
継続することで企業としての信頼度をアピールすることになり、ひいては製品やサービスに対する信頼度もあがっていくのです。

コンテンツマーケティングでは更新頻度が高ければ高いほど、営業成果に結びつきやすいと言われています。
毎日の更新がベストですが、ブログの場合はマーケティング開始前によほど多くの記事ストックを作っておくか、大量のライターを抱えていなければ毎日更新はきびしいでしょう。

毎日更新にこだわらずとも、はじめに決めた更新ペースを守り切ることが「企業の体力」をあらわします。
ネット上の読者はこまめな配信をつづけるサイトを信用しますし、サイト内にすでに配信済みのブログ記事が多数あることで「この会社はちゃんとサイトを運営・維持できる会社だ」と感じます。

これが信頼感と企業ロイヤリティを生む土壌となるのです。

まとめ

コンテンツマーケティングでサイト内ブログを発信する場合は以下の3点に注意して進めましょう。

1.何のために発信するブログなのか、目的を明確にする
2.読者の役に立つ情報を、戦略にそって発信する
3.マーケティング当初に決めた更新ペースを守り、継続配信することで読者の信頼を得る

コンテンツマーケティングにおけるサイト内ブログの重要性は、「ブログ」という読者にとってとっつきやすい形をとることで集客力を高め、読者をサイトへ誘導するのが目的です。
マーケティングを計画的におこなうことでブログ配信も継続的に行えます。

はじめからプランを立てて進めていきましょう。