コンテンツマーケティングはニッチなキーワードからSEO上位を狙おう

コンテンツマーケティングは良質なコンテンツを継続発信することで、ネットにいる潜在的顧客を育成するマーケティング手法です。
大前提として「多くのネットユーザーにコンテンツが読まれる」点が重要で、そのためにはGoogleなどの検索エンジンのランキング上位に表示される必要があります。

ここではSEO対策のひとつとして「ニッチなキーワード」に大注目。
具体的に「ニッチキーワードでSEO上位を狙える理由」「ニッチキーワードの探し方」「ニッチキーワードとコンバージョン率アップ」の3点から説明を進めていきます。

なかなか検索順位が上がらない…とお悩みなら、従来のビッグキーワード以外の視点からSEO対策を考えませんか。

ニッチなキーワードで上位化を狙える理由

「ニッチキーワード」とは、ビッグキーワードほど検索数の多くない単語を複数組み合わせたキーワードのこと。ロングテールキーワードともいいます。
ニッチキーワードを使うメリットは「特定の客層に対して刺さりやすい」点です。

ビッグワードほどの圧倒的な検索ボリュームはありませんが、一定数以上の客層を見込めるのがニッチキーワードです。
たとえるならニッチキーワードは大通りから一本なかに入った個性的な商店街のようなもので、汎用性はそれほど高くありませんが確実に特定の客層が検索しています。

だから「特定の世界でのランキング上位」に入ることができるのです。
ただしニッチキーワードは「作り方が難しい」のが弱点。

ビッグワードは検索することで比較的見つけやすいのですが、特定の客層が求めているニッチなワードを探すのが大変なのです。
難しいのですが、いったんうまくキーワードを組み合わされば「小さな漁場の魚=読者を根こそぎ自社サイトに誘導する→流入数が上がり表示順位もあがる」ことになります。

ニッチなキーワードの探し方

ニッチキーワードの利用で難しいのは、キーワードの探し方です。
ニッチであり、アクセス数の多いキーワードはネット上で漫然と検索しても出てきません。少しひねって、自分で考えることが大切なのです。

たとえば「ダイエット」をメインキーワードに持ってくるなら、サブキーワードには「痩せる」「脂肪」「筋トレ」では当たり前すぎます。
多くのネット読者の注意を引き付けることはできるかもしれませんが、クリックしてもらうには力が足りない組み合わせです。

そこでビッグキーワード「ダイエット」に「フラフープ」「自宅」「女性」「腰痛」「カンタン」「1日5分」などのニッチキーワードを組み合わせてみましょう。
これで「自宅でフラフープを使ってダイエットをしたい女性」という、コンテンツを届けたいターゲットが明確になります。

漁場はグッと狭くなるかもしれませんが、「自宅でフラフープを使って痩せたい女性」というコアな層にしっかりと刺さるニッチキーワードなのです。
もうひとひねりして「コロナ禍の今だからこそ」という時事ネタを付け加えることもできます。

なお時事ネタのキーワードは期間限定ですから、定期的なコンテンツメンテナンスで適宜タイトルを変更する必要があります。

ニッチキーワードでコンバージョン率アップ

検索ボリュームの多いビッグキーワードを使わず、あえてニッチキーワードで勝負するのは「コンバージョン率」が大きく関係しています。
実はニッチキーワードで自社サイトへ誘導できた潜在的顧客は、「コンバージョン率が高い」と言われているのです。

ニッチキーワードでサイトへやってきた読者は、検索エンジン上でコンテンツをクリックした段階で「深く針がかかった状態」です。
針の刺さった状態でコンテンツを読んだ読者は、コンテンツの有用性に納得できれば、そのままサイト内の他の記事へ移行してくれます。

次の記事も役に立てば読者はさらに2つめ3つめの記事へ読み進むことになり、結果的にサイトをぐるぐると回って多数のコンテンツを読むことになります。
つまり、非常にサイト内回遊時間の長い潜在的顧客・コンバージョン率が高い顧客となるわけです。

コンバージョン率アップのためには、ぜひニッチキーワードで読者を引き寄せましょう。

まとめ

ビッグキーワードに劣らず検索エンジンの上位化をねらえるのが「ニッチキーワード」です。
ニッチキーワードを使いこなすコツは、以下の3点にあります。

1.メインのビッグキーワード+サブのニッチキーワードで、特定の客層に刺さるキーワードを作る
2.ニッチキーワードは、ビッグキーワードから少しずらして作る
3.ニッチキーワードからの良質な潜在的顧客を育成し、コンバージョン率アップをめざす

SEO対策というと、つい検索数の多いビッグワードから始めたくなります。
しかし少数でも確実にPVをあげたい・サイトへ流入させたいという場合はニッチキーワードを使うことで上位化をねらってみませんか?