コンテンツマーケティングにはメルマガも必須

コンテンツマーケティングは、継続的なコンテンツ発信をツールとして、Web上にいる「潜在顧客」を自社ブランドの「顕在顧客」にするのが目的です。
しかし自社サイト上でコンテンツを更新しているだけでは、顧客との関係構築につながりません。

そこで登場するのが「メルマガ」。ここでは「集客→メルマガによる関係今日か」や「メルマガのデメリット」「読まれるメルマガのコツ」を通して、コンテンツマーケティングとメルマガの連動方法をご説明しましょう。
上手に組み合わせれば、購買力の高い顧客を育成できる方法です。

メルマガで「集客後」の関係を構築

コンテンツマーケティングで重要になるのは、集客後の読者との関係構築です。
「サイト訪問→コンテンツを読む」だけでは、まだまだ購入アクションにはつながりませんが、集客後のケアで企業ロイヤリティの高い顧客を育成することができます。

つまり「潜在顧客」を「顕在顧客」にかえてゆくには、「コンテンツ後・集客後」が非常に重要なのです。

はじめてコンテンツを読んだ読者に対しては、メルマガを活用してサイトへの再訪をうながす必要がありますし、メルマガ配信を通して開封率やクリック率、その後のサイト利用状況や滞在時間などを確認することもできます。
また「どのようなテーマのコンテンツが、より購買アクションにつながるのか」を見るためにも、メルマガの開封率やクリック率が参考になります。

コンテンツ発信と読後のメルマガ配信は、いわばセットのようなもの。
サイト訪問後に、より強固な関係を読者との間に構築する仕組みなのです。

メルマガのメリット・デメリット

コンテンツマーケティングを展開する企業側にとって、メルマガのメリットは大きく2点あります。

1.低コストで多数の読者に届けることができる
2.企業側の希望するタイミングで配信することができる

企業にとっては、メルマガは便利なツールです。
いっぽうで受け取る顧客側としては「読むかどうか、自分で判断できる」点がメリット。

これは、企業にとっては大きな問題点です。
いくら企業が頻繁にメルマガを送ったとしても、読者が読みたくないと思えば開封されません。

開封されないメルマガはサイト再訪のきっかけになりませんし、読者にとって有益性がなく、ひいてはコンテンツそのもののイメージを損なうこともあります。
メルマガ配信は、コンテンツマーケティングでは重要かつ有用性の高いツールですが、読者をコンテンツから離れさせてしまうリスクもある、諸刃の剣なのです。

せっかくメルマガを配信するのなら、読者が開封してくれるもの、読んだ後にまたサイトにやってきて新しいコンテンツを読んでくれる内容のものを作るのが大事なポイントです。

読まれるメルマガのコツ

それでは、読者が「読むのが楽しみ」と思うメルマガ配信のコツは何でしょうか。
大きなポイントは2点あります。

1.売り込み・宣伝の匂いがしない情報提供に徹すること
2.読者層にあわせて内容を変え、複数のメルマガを用意すること

とくに、売り込みの強いメルマガは読者から好まれない傾向があります。
読者は自分にとって有益な情報が欲しいのであり、メルマガを配信する企業が送る情報を読みたいわけではありません。

あくまでも「読者のため」「読者目線」にたったメルマガ制作に徹することで開封率が上がり、サイト訪問が増えてコンテンツが読まれ、ひいては企業に対する信頼度が上がることにつながります。
また、サイト再訪の効率を上げるためには、複数の内容のメルマガを用意しておくのが大事です。

メルマガは多くの読者に一気に配信することができますが、内容を使い分けることで、必要な情報を必要な読者へピンポイントで届けることができます。
たとえば1通目のメルマガ内容に興味を示さなかった読者であっても、別の観点から作成したメルマガを送るようにすれば、開封率もアップします。

読者の好みの傾向もわかるのです。

ちなみに、上記の「読まれるメルマガ内容」2点は、集客力の高いコンテンツの作り方にも共通するもの。
しかしコンテンツは発信のスタイル上、特定の読者に向かってピンポイントで公開することはできません。

その点、メルマガなら一点集中方式で適切な内容を送り届けることができる。
無駄打ちをしないメルマガを目指すなら、ターゲットが求めるものを配信しましょう。

まとめ

コンテンツマーケティングでは、「コンテンツ更新+SNS連動+メルマガ配信」を併用することで、集客の相乗効果が生まれます。
さらに読者が楽しみにするようなメルマガ制作に力を注ぎましょう。

1.メルマガ配信で、コンテンツへの再訪をうながす
2.「読まれない」リスク回避のために「売り込みではない有益な情報提供」に徹する
3.読者層ごとに複数のメルマガを用意して、適材適所で配信する

これで開封率もあがり、コンテンツマーケティング全体の成功率もアップするでしょう。