サイト内ブログを読んでもらいサイト回遊させる

Webマーケティングで人気のコンテンツマーケティングは、顧客がコンテンツをたくさん読むことで、企業に対する信頼感を育成するのが狙いです。
自社サイト内で多数のコンテンツを「回遊」してもらえば、それだけ信頼感が増します。

ここでは「サイト内回遊と企業ロイヤリティ」「顧客の滞在時間とコンバージョン率」「回遊時間を伸ばすための分析法」の3点から、サイト回遊を促す方法を考えましょう。
ネットユーザーを自社サイトの中で回遊させればさせるほど、コンバージョン率が上がる傾向があるのです。

「サイト内回遊」と企業ロイヤリティの関係

コンテンツマーケティングでは、ネットユーザーがサイト内をめぐって多数のコンテンツを読むことが非常に大切です。理想的な流れは

「ユーザーがひとつのコンテンツをクリック→自社サイトへ誘導→他のブログやコンテンツへ遷移」

さらにこの先は

「サイト内の長時間滞在→潜在的顧客の企業ロイヤリティ育成→購買アクション」

とつながります。
読者が最初の記事を読み終えたらサイト内の別のページへ移動できるようサイトを構築して置けば、企業や商品・サービスに関する理解が深まり、潜在的顧客の「ファン化」が進みます。ここから企業ロイヤリティが育ち、購買アクションが促進されるのです。

サイト滞在時間とコンバージョン率

では、サイト内の滞在時間とコンバージョン率にはどのような関係があるのか?
結論としては、滞在時間が長いほどコンバージョン率が上昇する傾向があります。
なぜなら企業サイトでの滞在時間が伸びれば伸びるほど潜在的顧客の中の信頼感が高まり、販売している商品・サービスへの信頼度も高まるからです。

ネットで商品・サービスを販売する時の弱点は、顧客が実物を直接見る・ふれることが出来ない点です。
実際にふれる・見るというプロセスなしで商品・サービスを購入するのは勇気がいります。

商品がイメージ通りのものではない可能性があるからです。
潜在的顧客の中の心配や不安感を払拭するのは、企業そのものへの信頼感です。この企業は信用してもいいと潜在的顧客が判断すれば、購買する不安がなくなります。

そして信頼感を育成するのは、長時間にわたるサイト内滞在・回遊なのです。

サイト内回遊時間を伸ばすための直帰率分析

ここでなぜサイト内の回遊時間が伸びないのか、原因を考えてみましょう。
まずは無料で利用できるGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)などの分析ツールを使用して、自社サイトの「滞在時間」と「直帰率」を確認することです。

「滞在時間」とは文字どおり、ユーザーがサイト内にいた時間を言います。「直帰率」とは、ユーザーが最初に流入した1ページだけを読んでサイトから出てしまった数を全体で割った率です。
たとえば「滞在時間は長いが、直帰率が高い」と言うケースは、最初のコンテンツはじっくりと読まれたのに、そのユーザーはサイト内のほかのページに移動しなかったという意味です。

原因としてはサイト内の動線が悪い、記事ランキングや他の記事紹介がうまくリンクしておらず、次のページへ読者を引っ張りきれなかったという点が考えられます。
このように分析ツールを使用することで、サイト内回遊が進まない原因を突き止めることができます。

うまく機能していない部分を一つずつ改善して、サイト内回遊時間を伸ばしましょう。

記事ランキングや関連記事ページへの誘導

いったん自社サイトへ誘導したネットユーザーをサイト内で回遊させるためには、記事ランキングや関連記事紹介で他ページへ誘導する必要があります。
サイト内の動線を良くして、一つの記事を読み終わったらすぐに次のページへ移れるような流れを作っておけば、ユーザーはスムーズに移動していけます。

またサイト内のコンテンツの量と質も、他ページへの移動を誘う重要な要素です。
ネットユーザーがサイト内を回遊するためには、「この記事が役に立った」と感じることが大前提。

有用性の高い記事を数多くサイト内に用意し、1人のネットユーザーから最大限の滞在時間とPVを引き出す努力が必要なのです。

まとめ

コンテンツマーケティングの最終目的は、ネットユーザーを自社サイトの商品・サービス購買ページへ誘導することです。
次の3点に留意してサイト・コンテンツを作りましょう。

1.サイト内回遊が長いほど、企業ロイヤリティが育成される
2.サイト内滞在時間が長いほど、コンバージョン率が上がる可能性が高い
3.グーグルアナリティクスで滞在時間と直帰率を分析、回遊されない原因を探す

いくらSNS経由で多数の人にコンテンツが読まれても、自社サイト内の回遊がされないままでは営業成果に結びつきません。
いったん自社サイトへ誘導したら、潜在的顧客をぐるぐると回遊させて企業ロイヤリティを育成していきましょう。