コンテンツマーケティングにステマは厳禁

コンテンツマーケティングは、良質なコンテンツを継続配信することで、ネットユーザーからの信頼を得るマーケティング手法。
信頼感が売り上げの基盤になりますから、アフィリエイトなどとは、明らかに別方向からアプローチすべき方法です。

ここでは「コンテンツマーケティングと顧客の育成」「コンテンツ配信と信頼度の関係」「ステマのリスク」の3点から、コンテンツマーケティングにおける「ステマの危険性」をご紹介します。
コンテンツマーケティングは、正攻法でやってこそ効果があるのです。

コンテンツマーケティングは、顧客育成がカギ

コンテンツマーケティングは、読者の役に立つコンテンツを継続配信することでネット上の潜在的顧客から信頼を得て購買につなげるマーケティング手法です。
従来のリスティング広告などのように企業側から積極的に商品を売り込みにいく方法とは違い、ネット上に広く有益性の高いコンテンツを配信することで、読者が食いついてくるのを待つ方法。

現在のネットユーザーは、企業からのプッシュ型広告に疲れています。
売り込み内容が薄い記事ほど読者は信頼感を持ちやすく、最終的にコンテンツを配信している企業に対して信頼心を持つことになります。

こうやって時間をかけ、辛抱強く育成したファンは企業ロイヤリティの高い優良客です。堅実な購買アクションが長く続き、売り上げに貢献してくれます。
コンテンツマーケティングの成功には、顧客の育成=リードナーチャリングが欠かせないのです。

タイムリーで有益なコンテンツ発信で、信頼度アップ

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顧客育成が主眼であるコンテンツマーケティングでは、読者にとって有益なコンテンツをタイムリーに発信することがコツです。
社会的に問題になっていることを取り上げるのもいいですし、潜在的顧客がいるフェーズ、段階ごとに最適なコンテンツを配信していくことも効果があります。

タイミングを読み、読者がその時に必要としている有益なコンテンツを発信すること。
これで読者は「役にたった」と思う記事をSNS上でシェアしてくれ、記事そのものがネットで広く拡散することになり、良い方向に物事が動いていきます。

逆に営業的な色合いの強いコンテンツは、読者に拒否される傾向があります。
たとえ記事内に読者にとって有益な情報が入っていても、「売り込み」が強いと感じた時点で読者は記事を読むのをやめてしまいます。

これではあまりにも、もったいない。売り込み記事は受け入れられにくい状況をふまえて、営業内容をほぼ含まない記事を制作・配信することが成功のコツです。
「役に立つ情報を、無料で配信する」ことを徹底し、タイムリーに有益なコンテンツをどんどん発信して読者の信頼度を高めていきましょう。

ステマで顧客の信頼性を失う危険性

では、コンテンツマーケティングの展開途中にステマをするとどうなるでしょうか。
ステマとは「ステルスマーケティング」の略語です。元々は決して悪い言葉ではなく、インターネット用語から来ています。

ステルスとは「こっそりする」と言う意味。マーケティング業界では、客に気づかれないようにおこなう広告活動です。
一般的には、企業のスタッフや関係者が商品のコメントをリアル消費者として発信する形で宣伝広告をすることをいいます。

有名人に依頼しておこなう場合もあります。
ステルスマーケティング=ステマの良くない点は、初めから「これは宣伝広告です」と読者に伝えていない点です。

ネットユーザーや消費者をだますことになるため、ステマとわかると企業や商品に対する信頼感は無くなってしまいます。
顧客の育成をめざすコンテンツマーケティングでは、どこまでも正直に、ネットユーザーに有用な情報を提供することが基本です。

正攻法でなければ、提供した情報そのものの信頼性も疑われますし、配信した企業に対する信頼度もなくなります。
ステマは絶対にやってはいけない方法なのです。

まとめ

コンテンツマーケティングは、ユーザーに対して正直である点がポイントです。
記事作成・配信の時には、以下の3点に注意して進めましょう。

1.顧客の信頼感を育成するために、営業だけでなく有益性の高い記事を発信する
2.顧客ごとのベストタイミングで、必要な情報を提供する
3.ステマは信頼感の構築につながらず、顧客育成を阻害するため、やらない

ネット上の潜在的顧客は、非常に不安定な状態です。
ていねいに必要な情報を発信し続けることで、少しずつ信頼感が高まっていきますが、うかつなステマ商法は一気にそれまでの信頼関係を根こそぎにします。非常に危険性の高い方法なのです。

コンテンツマーケティングを展開している時は、どこまでも正攻法で進めましょう。
ステマは絶対にNGです。