コンテンツマーケティングは、ネット上に有益なコンテンツを発信することで顧客を育成していくマーケティング手法です。
最初のステップとして「企業サイトの立ち上げ・コンテンツ発信」を始めたら、次はメルマガ配信も始めましょう。
ここではメルマガマーケティングの事前準備・戦略として「ターゲットの設定」「接触回数」「顧客のライフタイムバリュー」をご紹介します。
コンテンツでサイトへ誘導し、サイトでのメルマガ登録から顧客との間にルートを作る。
これでじっくりと潜在的顧客を育てていくことができるのです。
成功するメルマガは事前準備と戦略が重要!
コンテンツマーケティングでは開始前の準備が非常に大切です。
どんな客層をメインターゲットとするのか、どれくらいの頻度でコンテンツ・メルマガを配信するのかなど、準備段階での徹底した作り込みが、ブレのないメルマガ制作につながります。
ここではメルマガの「ターゲッティング」「接触回数」「顧客のライフタイムバリュー」についてご説明しましょう。
ターゲティング設定
メルマガのうち、送付先を絞って配信することを「ターゲッティングメール」といいます。
メルマガを配信したい客層の属性を絞り込み、特定のユーザーに刺さるような内容のメールを作成・配信することで無駄のないマーケティングを展開していく方法です。
はじめのターゲット設定では、最低でも以下の4点の属性は設定しておきましょう。
■ターゲット設定
1.性別
2.年齢
3.居住地
4.未婚/既婚
メルマガの配信を開始したら、潜在的顧客の「行動履歴」から対象を絞ることもできます。
たとえばメルマガを送ってもなかなか開封してもらえない場合は、メルマガの内容やテーマがユーザーの需要と合致していない可能性があります。
この場合「メルマガを開封しない=潜在的顧客が必要としている情報が送れていない」ということです。
そこで次のメルマガではまったく別のテーマや顧客のいるステージに適した内容をチョイスしなおし、開封率が上がるかどうかを再チェック。
最終的に、潜在的顧客が読みたいと思っているメルマガを突き止めていきましょう。
接触回数
メルマガマーケティングにおける「接触回数」とは、メルマガの配信頻度をさします。
ちょうどいいペースでメルマガを送れば、潜在的顧客は企業に対する評価を高めて商品やサービスについての評価もアップ。販促につながるのです。
メルマガの適正な配信頻度、ベストな接触回数はあつかう商品やサービス、業種によって異なります。
メインターゲットとしている客層の属性によっても変わりますので、十分に配慮して事前に配信頻度を決めましょう。
潜在的顧客のライフタイムバリューをあげるメルマガ
顧客の購買アクションを促進する時に、気を付けておきたいのが「ライフタイムバリュー(Life Time Value)」です。略して「LTV」とも言います。
ライフタイムバリューとは、1人の顧客が一生のあいだに企業にもたらす総利益・総購買金額のことです。
ライフタイムバリューの考え方は「潜在的顧客の購買アクションを1回で終わらせず、息の長いリピーターになってもらう」という長期的な戦略に基づいています。
繰り返し購買アクションを起こす「常連客」を育てるための戦略なのです。
メルマガを迷惑メールに入らさないためにやるべきこと
メルマガを迷惑メール化させないためには、「潜在的顧客が欲しいと思う情報だけを提供する」ことが最大のコツです。
一般的にメルマガの開封率は約10%といわれ、決して高くありません。
メルマガの開封率を上げるためにも、配信前の段階から「顧客にとって有益なメルマガ」「顧客が開封したいと思うメルマガ」を準備することです。
自分にとって役に立つメルマガが送られてくるとわかれば、ユーザーの開封率は上がります。
逆に毎回毎回、販促・商品アピール的な内容のメルマガでは、読まれずに迷惑メールになってしまうのです。
メルマガを送る目的は販促だけではありません。
潜在的顧客と企業のあいだを継続的に結びつけ、信頼関係を育てることが目的ですから、潜在的顧客の役に立つ情報を送り、確実に開封してもらえるようにすべきなのです。
まとめ
成功するメルマガマーケティングでは、配信の前に戦略を固めておく事が重要です。
初めに戦略を明確にすることで、メルマガの内容や配信頻度にブレがなくなります。
メルマガを始める前に注意すべきなのが以下の3点です。
メルマガを始める前の注意点
1.メルマガ発信前に潜在的顧客の属性を絞り込み、需要の高い客層に刺さるメルマガを作成する
2.メルマガ内容は潜在的顧客の役に立つ情報に限定し、開封率をあげる
3.適正な配信頻度を割り出し、潜在的顧客との間に良好な関係を作る
コンテンツマーケティングのメルマガは、企業サイトに来てくれた潜在的顧客との関係を維持することが目的です。
好感度が上がるような戦略を、あらかじめきちんと立てておきましょう。