2015年ごろから、注目を集めるようになったキーワード「コンテンツマーケティング」。
ネット上で良質のコンテンツを発信することによってユーザーの購買意欲と結びつけるという、インターネットの普及にともなって出てきた新しい形態のマーケティング手法です。
しかし新しい手法だけに、実際の集客効果が気になるところ。
そこでここでは、コンテンツマーケティングの効果を「SEO」「アクセス数」「ロングテールキーワード」の3つの視点からご紹介します。
「ダイレクトな広告をしない」ことで集客するという、逆説的なコンテンツマーケティング効果が分かってくるでしょう。
コンテンツマーケティングで期待できる効果とは
これから「コンテンツマーケティング」を始めてみようと考えたときに、真っ先に浮かぶ疑問は「効果があるのかどうか?」でしょう。
結論から申し上げると、コンテンツマーケティングはダイレクトな広告よりも、費用対効果が高いと言われる手法です。
いったいなぜ直接的なセールスコンテンツではない記事を発信することで、集客効果が期待できるのか?
理由は、現在のインターネットユーザーのほとんどが、ダイレクトな広告より「良質なコンテンツを読みたい」と思っていることが理由です。
ネット上では日々、多数の記事が更新されており、ユーザーは記事の質を見抜けるようになっています。
そんなユーザーに自社製品を直接宣伝・広告しても、記憶に残るのは難しいでしょう。
むしろ自社の業務内容や製品に関連するテーマに関連づけて、ユーザーが必要とする情報を提供し、なおかつ「宣伝臭がしない」コンテンツが「良い記事」として記憶に残ります。ひいては、サイトを運営する企業に対する好感度を高め、堅実な固定ファン層を作り上げることにつながるのです。
「セールス優先ではないコンテンツで、セールス効果を上げる」
これがコンテンツマーケティングの掲げる最終目的です。
それでは、続けて具体的なキーワードにそって、コンテンツマーケティングの展開方法をみていきましょう。
効果的なコンテンツマーケティングは「SEO対策兼用」
「SEO(Search Engine Optimization)対策」とは、Yahoo!やGoogleなど検索エンジンの検索上位に表示されるために、コンテンツを最適化することです。
コンテンツマーケティングでは、いかに大勢の人に読まれるかということが最重要ポイントになってきます。
「検索結果の上位にある→多くの人に読まれる→企業認知度が上がる→集客」
という図式が成立していますので、SEO対策は必須なのです。
そのため、コンテンツ制作に際してはSEOを意識して、適宜「ロングテールキーワード」を使用して記事を作っていく必要があります。
同時に内容のあるコンテンツをアップしていけば、おのずと集客につながります。
上質・正確なコンテンツは自然とSEO対策が出来ているものとなり、検索エンジンの上位に表示されやすく、集客効果が高いのです。
SNS経由で効果的に「アクセス数アップ」
コンテンツマーケティングでは、有益なコンテンツを投入したあとにスピーディかつ効果的に集客効果を上げたいのなら、SNSと連動させるのが鉄則です。
コンテンツ更新のたびにFacebookやTwitterなどのSNSでも発信していけば、より多くのユーザーにコンテンツを拡散させることが可能になります。
また、有益な情報コンテンツは、Twitterで「ツイート」されやすく、発信した後も、どんどん広がって行くものです。
SNSを利用することで、眠っている間も宣伝効果が続いていくことになるのです。
ちなみに、SNSでの発信では新規コンテンツだけでなく、以前に出した記事も定期的に再発信することも大きなメリット。
新しい記事・古い記事をうまく組み合わせてユーザーにコンテンツを届け続けることで、集客力はさらに上がるでしょう。
安定した集客効果には「ロングテールキーワード」利用
良質なコンテンツ、SNSとの連動にくわえて「ロングテールキーワード」SEOも集客につながるものです。
「ロングテールキーワード」とは、2つ以上の単語で構成されるキーワードのこと。
「複合キーワード」「テールワード」ともいいますが、ユーザーの需要に細かくマッチしたコンテンツを作ることができるので、購買アクションを引き出しやすいのがメリットです。
また2つ以上のキーワードでコンテンツを作成しますので、競合コンテンツは多くありません。
検索時にも複合キーワードで探すユーザーが多いために、上位表示されやすいという効果も期待できます。
さらにロングテールキーワードで作成したコンテンツは、長期にわたってアクセスを得る傾向があるため、安定した集客力も見込めるのです。
このようにコンテンツマーケティングでは、「SEO対策」「SNS連動」「ロングテールキーワード」を使うことで隠れた顧客にアピールし、購買につなげる効果があります。
ポイントをおさえてコンテンツ作成→発信を続けていきましょう。