コンテンツマーケティングは自社か代行か

「コンテンツマーケティング」は、ネット上で記事を発信し続けることで集客を狙う方法です。
初期投資の費用が少なくてすみ、対比用効果が高いために導入を検討している会社も多いでしょう。

しかし、いざ始めるというとき、最初に直面するのが「自社で運営するのか」「専門業者の代行にするのか」ということ。
果たして、どちらが得策なのか?

ここでは、コンテンツマーケティングを自社運営するケースと、代行依頼するケースを比較してみました。
効率の良い集客のためにも、最初に方針を決めておくことが大事です。

成功するコンテンツマーケティングは、自社運営でもできる?

自社で行うメリット2点

コンテンツマーケティングにかかわる作業をすべて自社で行うことが可能か?とお思いかもしれませんが、結論から言えば、もちろん「可能」です。
社内で作業をする場合の大きなメリットは、おもに次の2点でしょう。

1.社内スタッフがおこなうので、コストが低く抑えられる
2.自社内のスタッフ同士でコンテンツ内容を話し合い、情報を共有しあえる

コンテンツ制作に際しては、制作担当者が自社の業務内容を再確認したり他部署のチームに業務の確認をしたりする必要があるため、社全体で情報を共有・再確認できるというメリットがあります。

ただし、これはコンテンツマーケティング部署を立ち上げ、専任スタッフを置いている場合のメリットです。

コンテンツマーケティングにかかわる作業には時間も手間もかかるため、通常業務との兼任では作業量が増えすぎることもあります。
実はこれが、自社内でコンテンツマーケティングを運用する場合の大きなデメリットなのです。

自社で行うデメリット3点

自社運営のコンテンツマーケティングのデメリットは、おもに次の3点です。

1.社内スタッフで、大量のコンテンツ(記事)を制作し続けなければならない
2.記事の正確性・精度の確認に時間をかける必要がある
3.通常業務との兼業では作業時間が足りなくなる

社内スタッフでコンテンツ制作までやればコストは節約できますが、作業時間は新しく発生します。
コンテンツマーケティング運用のために新規部署を立ちあげ、専任スタッフを置けば問題は解決できますが、それでは本当の「コスト節約」にはなりません。

コンテンツはただ作ればいいというものではなく、自社の顧客になりうるターゲットを絞り込み、ターゲットが欲するコンテンツを制作・発信し続ける必要もあります。
ですからコンテンツ内容の確認や精度チェックは欠かせませんし、なによりも大量のコンテンツを書き続ける負担が大きいのです。

デメリット3点がネックとなり、コンテンツマーケティングを始めたものの途中で挫折したというケースは決して少なくありません。
しかし、コンテンツマーケティングは継続してこそ集客につながります。いったん始めたら、途中でやめるわけにいかないのです。

コンテンツマーケティングの代行依頼するメリット・デメリット

メリット4点

それでは、コンテンツマーケティングを代行してもらう場合のメリットは何でしょう。これはおもに、以下の4点があります。

1.ユーザーが興味を引くような、クオリティの高いコンテンツ制作ができる
2. SEO対策を取っているので検索上位に入りやすく、集客につなげやすい
3. 通常業務に支障が出ない
4. 継続的に大量のコンテンツを発信できる

とくに記事のクオリティおよびSEO対策が気になる場合は専門業者による運営代行がおすすめです。
最近のコンテンツマーケティングでは、ただ内容が良質であるというだけでは集客およびアクセス数のアップにはつながりません。

SEO対策を講じて、検索上位に入るなど専門業者のもつノウハウが必要なことが多いのです。
また顧客の絞り込みから、それに適したコンテンツ内容の選定・記事制作・発信までを代行依頼できるので、担当する社内スタッフは記事内容の確認や添削をすればいいだけになります。

通常業務の負担となるような作業は発生しないのです。
そして専門業者に代行してもらえば、大量のコンテンツを継続的に発信することが可能です。

コンテンツマーケティングにおいては「記事更新の頻度」が非常に重要で、短い頻度で、定期的に更新するのが望ましいとされています。
代行によって記事制作・発信してもらえば作業量はぐっと減るのです。

代行で行うデメリット1点

では、コンテンツマーケティング代行のデメリットは何でしょうか?
これはもう、「コスト」です。外注に出すことになりますから、外注費が発生します。

しかし、もし社内でコンテンツマーケティング専任スタッフを置くことにしたら、あらたに人件費が発生するわけですから、代行と同じデメリットを持つことになるのです。
場合によっては、専門業者に代行を依頼したほうがコストダウンになった、というケースもあります。

このようにコンテンツマーケティングを自社で運営するか、代行依頼をするかは迷うところです。
コストとスタッフの作業量を考えて、ベストな方法を模索しましょう。