社内でコンテンツマーケティングを始めたい!必要スタッフは

コンテンツマーケティングは、ネット上で継続的にコンテンツを配信するマーケティング方法です。
社内で始めてみたい!という場合、いったいどれほどのスタッフが必要になるのでしょうか。

ここでは、これからコンテンツマーケティングを始めたい企業向けに「必要スタッフの職種」「専門家・分析チームの必要性」「アウトソーシングを活用した“半内製化”」の3点から具体的にご説明しましょう。
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最低でもディレクター、企画、ライター、編集スタッフが必要

コンテンツマーケティングを社内で「内製化・インハウス化」しようと思うなら、最低でも次の4つの実務を担当できるスタッフが必要です。

1.全体を統括する「マーケティングディレクター」
2.作りたいコンテンツのテーマを固める「企画担当」
3.企画が起こしたテーマをキーワードに沿って記事を制作する「ライター」
4.コンテンツを編集・校正する編集スタッフ

このほかに、できればサイト内で使用する動画や画像を扱うスタッフがいるとサイトがより見やすくなり、ユーザーのサイト内滞在時間を長くすることが可能です。
複数の実務をひとりのスタッフが兼任することもありますが、作業量を考えると、最低でも3~4人はコンテンツマーケティングのスタッフが必要でしょう。

分析チームおよびコンテンツマーケティングの専門家も必要

コンテンツマーケティングの場合、重要なのはコンテンツの制作・配信だけではありません。
さまざまな分析ツールを使い、マーケティングが向かっている方向性が正しいのかどうかを確認する作業が不可欠です。

配信した後にサイトへ流入した数のチェックや、コンテンツ制作にあたって選択したテーマやキーワードが適正だったのかなどを、後追い調査・分析する分析チームがいるからこそ、PVや流入、コンバージョン率が上がります。
さらに分析結果をふまえて、必要であればコンテンツの内容変更や新しいコンテンツの見直し、あるいは場合によっては直接ライティングを担当してくれる「コンテンツマーケティングの専門家」が必要になることもあります。

コンテンツマーケティングによるBtoBの経験者や、多くのサイトを成功させてきた専門家に、問題点の洗い出しと改善策を出してもらうことで、サイトおよびコンテンツを磨き上げることが出来るのです。
ちなみに、コンテンツマーケティングの専門家は外部から招いたり、分析・改善提案だけを外注したりすることもできます。

一部外注化、一部内製化で、ノウハウを蓄積

必要スタッフのコストや作業量などを考えていくと、コンテンツマーケティングの「完全内製化」は大変だ…と思うかもしれません。
しかしコンテンツマーケティングは比較的ちいさな規模の会社でも十分に営業成果を上げうる手法です。

あきらめる前に、「一部をアウトソーシングする」という方向で考えてみるといいかもしれません。
たとえば、コンテンツマーケティング用のサイトはすでに構築・運営してあるが、社内にライティングを担当するスタッフおよびノウハウが足りないという場合は、不足部分だけを外注で埋めましょう。

コンテンツマーケティング専門会社に委託して、コンテンツの設計およびライティングだけを依頼するのです。
コンテンツ内容の監修・編集・校正は、制作済みコンテンツを引き取ってから社内でおこなえばいいので、コスト的にはかなりの節約になります。

反対に、社内にライターはいるが企画がうまくいかない場合は、企画およびSEOに配慮した記事設計のみを外注に出しましょう。
枠組みだけをアウトソーシングで作ってもらい、中身のコンテンツは自社製品・サービスを知り尽くした社内スタッフが制作する形です。

コンテンツマーケティングの一部を外注化することで、社外の専門家と共働することになり、結果的に社内にコンテンツマーケティングのノウハウが蓄積できるのも大きなメリット。
試行錯誤を繰り返して、最終的に社内のみで制作・サイト運営ができるようになれば「完全内製化」に踏み切ることにしましょう。

まとめ

コンテンツマーケティングは、簡単に社内で始められる気がします。
しかし実際に立ち上げてみてから、トラブルが発生したり想定よりPVや流入が少なかったりすることが起きます。
それを防ぐためには、次の3点に留意しましょう。

1.マーケティング ディレクター、企画、ライター、編集スタッフを確保する
2.分析チームでコンテンツ配信後のデータを分析、必要なら専門家をよぶ
3.一部のみ外注化することで、将来の完全内製化をめざす

専任スタッフの人数を確保することは簡単ではありませんが、一部を外注に出すことで社員の負担を少なくしてコンテンツマーケティングを始めることができます。
将来の「完全内製化」をめざして、いま不足している部分・トラブルになっている部分だけを外注化することも検討してみましょう。