ネットマーケティング業界では「バズる」という言葉がよく使われます。
コンテンツマーケティングでは、いかに「バズる」かがPV獲得のために重要なポイントです。
ここでは「バズる」という用語の意味からはじめて、「コンテンツをバズらせるコツ3点」をご紹介しましょう。
SNSでの拡散数が増えれば多くのPVを得ることができ、効果的に潜在的顧客層にコンテンツを届けられます。
「バズる」=インパクトの強いマーケティング手法
「バズる」というのは、英語のBuzz(バズ)から派生した言葉です。
英語の「Buzz(バズ)」は「噂になる」という意味の動詞で、そこから「ツイッターなどのSNSで、一気に多数の人に取り上げられた状態」を指します。
多くの人が共感してSNS上で拡散していくため、ごく短期間に爆発的な勢いで特定の用語やコンテンツが広がっていく状態です。
明確な意味で「バズっている」状態を定義することはむずかしいのですが、おおむね、次の3点が急上昇していれば「バズっている」ことになります。
1.ツイッター上のリツイートが一気に増えた
2.「いいね」やコメント数が爆発的に増えた
3.プレビューの数が平均値をはるかに超えた
いずれもSNS上でつぎつぎに拡散され、一時的に大注目を浴びている状態をあらわします。
コンテンツマーケティングでは、「バズる」=インパクトの強いコンテンツを発信できたことになり、サイト上に多量のPVが流入することになるので、コンバージョン率も上がりやすいというメリットがあります。
しかし「バズる」コンテンツを発信するのは簡単ではありません。そこで、「バズらせるコツ3点」をご紹介しましょう。
ただ良質のコンテンツを制作しているだけでは、バズるところまではいきません。
そこには明確な「戦略」があるのです。
コンテンツマーケティングで「バズらせる」コツ3点
1.シェアされやすいメディアを併用する
「バズらせる」ためには、まず多くの人が利用しているSNSでコンテンツを「拡散」してもらう必要があります。
拡散による集客は爆発的で、想定以上のPVが集まります。
ネット上での拡散をねらうには、ひとつのメディアだけでなく、人目につきそうなSNSを複数つかい、効果的に発信していくことが重要。
具体的にはツイッター(twitter)・フェイスブック(Face book)・ユーチューブ(youtube)などがおすすめです。
一つのコンテンツを複数のSNSで同時に発信して、より多くの人の目にふれるようにする手法です。
最近では、動画も画像もアップできるインスタグラム(instagram)も若年層を中心に人気が高いので、売り込みたいサービスや商品によってはインスタグラムも戦略に含めておきましょう。
2.動画・画像でイメージ力を高める
「バズる」コンテンツの特徴として、テキストと動画・画像のバランスがいいことがあげられます。
SNSを利用する顧客層は、文章だけでなくパッと目に入る画像や分かりやすい動画にも注目しますから、適切なバランスで「テキスト+ビジュアル」を配置することです。
とくに動画はリアリティを感じやすく、売り込みたい商品やサービスの特性を短時間で効率よく伝えることができます。
また、良い画像や分かりやすい動画はSNS上で拡散されやすい傾向がありますから、バズる率が高いのです。
多数のシェアやリツイートをねらうのなら、テキストばかりでなく上手に視覚による情報も盛り込みましょう。
3.製品・サービスにストーリー性を持たせる
「バズる」コンテンツは、共感を呼びやすいコンテンツです。
そしてネットユーザーの「共感」を呼ぶためには、製品やサービスの制作過程やコンセプトに「ストーリー性」を持たせることがおすすめ。
製品やサービスのためのコンテンツというと、つい製品の特徴や使い方を伝えたくなりますが、ユーザーが最初に理解しやすいのは「製品やサービスに関する物語」です。
その製品やサービスをなぜ作ったのか、作るプロセスで起きたことなどは、ユーザーの興味をそそります。
すべてのコンテンツがストーリー性を持つ必要はありませんが、適所に「物語傾向が強い内容」を配置することによって、「バズ」りやすいコンテンツになります。
まずは、潜在的顧客をサイトに呼び込むきっかけづくりという意味でも、製品やサービスにストーリー性を持たせてみましょう。
まとめ
「バズる」手法は、いまやコンテンツマーケティングでも欠かせないテクニックです。
つねに次の3点を意識してコンテンツを制作しましょう。
1.ツイッターやユーチューブ、インスタグラムなど拡散されやすいSNSにコンテンツを発信
2.コンテンツ内には、適切なバランスで文章+動画・画像を配置
3.ストーリー性のある内容にして、ユーザーの共感→拡散へ誘導
「バズる」という状況を理解したら、比較的シンプルな手順でバズるコンテンツをめざせるでしょう。