コンテンツマーケティングで確実に読者を増やす方法

ネット上で良質のコンテンツを配信するコンテンツマーケティング。
営業成果を上げるためには、まずコンテンツを読んでくれる「読者」を増やす必要があります。

ここでは「集客できるコピーライティング」という観点から、具体的にイメージコピーとセールスコピーの作り方を見ていきます。
コピーライティングは読者増に直結するテクニック。基本だからこそ、きっちりおさえておきましょう。

集客できるコピーライティング

コンテンツマーケティングでは、まずコンテンツを読んでもらわなくてはいけません。
そのためには、ネット上の読者を引き寄せる力のある「集客力のあるコピー」が必要です。

コピーの種類はおもに2種類。企業及び商品に対するイメージを膨らませるための「イメージコピー」と、商品を売り込むための「セールスコピー」です。
まずはイメージコピーで読者の中に好感度の高い企業・商品イメージを作り、読者の「感情を動かす」ことを狙います。

その後、セールスコピーを通じて商品のメリットや魅力を売り込み、読者が資料請求をしたり購買ページへ移動したりするよう、読者の「行動をうながす」段階へ進みます。
つまり、イメージコピーとセールスコピーはお互いを補い合う「補完および相関関係」にあり、どちらが欠けてもネット読者をコンテンツに引き寄せることができません。

それでは、順番にそれぞれのコピーの作り方を見ていきましょう。

商品・サービスの内容を簡潔に伝える「イメージコピー」

イメージコピー、キャッチコピーは売り込みたい商品やサービスを読者がイメージできるよう「簡潔につたえる」ための文章です。
読者を一気に強くとらえて、「商品やサービスに対する好奇心を持たせる」のが狙いなので、簡潔さとインパクトが求められます。

たとえば「痩せるためのエクササイズ」では読者に刺さりませんが、「1日たった5分でダイエット効果⁉楽々エクササイズ!」とあれば、読者の目を引くことができます。
イメージコピーでは文章内に数値を取り入れて具体性を持たせ、さらに読者のベネフィットを強調すると効果が上がりやすいのです。

インパクトのあるイメージコピーで読者の注意を寄せて、コンテンツを読み進むよう引き込むのです。

商品・サービスを売り込む「セールスコピー」

セールスコピーは、読者の心に入るための文章です。
ここでは問題を抱える読者の立場に寄りそうことから始めて共感を誘い、「購買アクションへつなげる」ことが目的になります。

読者の問題解決に自社商品・サービスが有効であることを、読者目線から考えてわかりやすい文章で伝えましょう。
セールスコピーの代表例は次の2つです。

1.内容を小出しにして読者の興味をそそる「ティーザーコピー」
2.読者の購買アクションを後押しする「クロージングコピー」

読者をじらして最後までコンテンツを読ませ、最後に商品・サービスのページへ送り込むことで、読者増とコンバージョン率アップを狙う方法です。

1.チラ見せ効果で読者をひきつける「ティーザーコピー」

「ティーザー(Teaser)」とは「じらす」という意味の英語です。
商品・サービスの詳細な情報をあえて書かずに、チラ見せ効果で読者を引きつけて最後までコンテンツを読ませる手法のこと。

内容を隠すことで商品・サービスの説明を読ませるという、やや逆説的なテクニックです。
ティーザーコピーは上手に使いこなせれば、新しい読者を長期間にわたって引き付けることが出来るので、読者増につながります。

2.購入アクションにつなげる最後の一押し「クロージングコピー」

「クロージング(closing)」とは「買い手が商品購入の意思表示をする」という意味の英語です。
クロージングコピーでは読者に購入アクションをうながす、最後の一押しをします。

商品・サービスの魅力はクロージングコピーに来る前に充分伝えているはずですので、コンテンツの最後でさりげなくメリットを紹介して読者をきちんと購入ページへ送り込みましょう。
コンテンツマーケティングでは、「読者増→コンテンツを最後まで読ませて購入アクション」という流れへ、読者を誘導することが大事です。

まとめ

集客力のあるコンテンツでは、イメージコピーとセールスコピーが上手にかみ合っています。
効果的なコピーを作るためには、次の2点に注意すべきです。

1.商品・サービスを具体的にイメージできる「イメージコピー」で新しい読者を引き寄せる
2.商品内容をあえて隠す「ティーザーコピー」、購買アクションをうながす「クロージングコピー」を組み合わせて、読者増とコンバージョン率アップを狙う

集客力のあるコピーライティングには、読者の心と行動を変化させる力があります。
効果的なコピーでコンテンツの読者を増やしていきましょう。

情報を惜しみなく発信するから集客できる

最近大注目を浴びているコンテンツマーケティングは、読者にとって有用性の高いコンテンツを「無料で配信」するWebマーケティングの手法です。
役に立つコンテンツを無料配信する?と思うかもしれませんが、コンテンツマーケティングでは「無料」に意味があります。

ここでは「無料コンテンツと企業信頼度」「コンテンツのSNS上拡散」「集客力の高い無料コンテンツのポイント」の3点から、情報を無料で発信するメリットを考えましょう。
コンテンツが無料であることはユーザーにとって大きな利点であると同時に、配信する企業にとっても度読者からの好意的な反応が返ってくるために、メリットがとても大きいのです。

高品質な無料コンテンツ配信で企業信頼度を上げる

なぜコンテンツマーケティングでは、高品質なコンテンツを「無料配信」をするのでしょうか。
主な理由は以下の2点です。

1.配信するコンテンツを通して企業のイメージアップにつなげたいから
2.検索率の高いキーワードを使い、コンテンツ配信で自社サイトへ集客、売り上げにつなげたいから

コンテンツマーケティングの最終目的は、ネット上の潜在的顧客の「購買アクションを促進すること」です。
質の高いコンテンツを配信し続けることで、企業への信頼度を高めて顧客を育成、売り上げを上げることが狙いです。

マーケティングを展開する企業の業種によっては、自社商品に関する詳細かつ精密なデータを無料公開しているところも、B to Bマーケティングとして高い成果を上げているものもあります。
つまり、コンテンツは運営企業にとっては宣伝・広告のようなものですから、幅広い人に読んでもらわねば意味がありません。

しかしコンテンツを有料にしていては、受け取ってくれる人が減少する可能性があります。
ですからどれほど質のいいコンテンツであっても「無料配信」が基本なのです。

有益なコンテンツはSNS上で拡散される

有用性の高いコンテンツを無料配信する理由には「SNS上で拡散してほしい」こともあります。
SNS上で拡散されやすいコンテンツには特徴があり、大きなものは次の2点です。

1.問題解決に役立つ良質のコンテンツであること
2.読者が自由に拡散できる無料コンテンツであること

読者の問題解決につながるような有益なコンテンツは、ツイッターやフェイスブックなどのSNS上で拡散されやすいコンテンツです。
役に立つコンテンツは好意的に読者に受け入れられ、拡散され、好感度が他の層にまで伝わっていく。

ネット上の伝播スピードは非常に速いですから、あっという間に多くの人の眼にコンテンツがふれ、それをきっかけにサイトへの流入数も上がるという好循環を生みます。
しかし有料コンテンツでは、どれほど質のいい記事であってもSNS上で拡散されません。お金を出して買ったコンテンツを無料で拡散する人はいないからです。

つまり、SNS上で拡散されたいのなら「良質のコンテンツ」を「無料で配信」することが絶対条件なのです。

集客力の高いコンテンツ=高品質・有益・共感性が高い

では、SNS上で拡散されやすいコンテンツ・集客力の高いコンテンツとは、具体的にどういうものでしょうか。
これはサイトの運営企業の業種にかかわらず、以下の3点に集約されます。

1.読者の問題解決につながる情報が正確で、コンテンツの鮮度がいい
2. 企業目線ではなく、読者の目線でコンテンツが作られている
3. 読者の立場にたって、悩みに寄り添うような文章である

大切なことは、「新しい情報・正しい情報を、読者目線で語る」ことです。
企業コンテンツではどうしても自社商品・サービスの紹介がメインになってきますが、そのなかでも読者の抱える問題解決につながる情報を惜しみなく提供するコンテンツはPVも多く、コンバージョン率も高くなります。

また情報の「鮮度」も大切。日々、新しい情報があふれているネット上のコンテンツだからこそ、定期的な配信でつぎつぎと情報を更新していく努力も必要です。
「有料」で役に立つコンテンツを買えるのは、あたりまえ。あえて「無料」で高品質のコンテンツを配信することで、運営企業のイメージアップと顧客育成につながります。

まとめ

コンテンツマーケティングでは、読者に好意を持って受け入れてもらうことが成功の秘訣です。
以下の3点に注意して、無料コンテンツを配信していきましょう。

1.有用性の高いコンテンツの無料配信で、企業イメージをアップ
2.共感性の高いコンテンツはSNS上で拡散されやすい
3.良質なコンテンツは無料配信してこそ評価が上がる

役に立つコンテンツを無料で配信するのは、これまでのマーケティングとは路線が異なります。
しかしコンテンツマーケティングではいい情報を無料配信するからこそ効果が期待できます。

広告宣伝費だと割り切って配信を続けましょう。

動画コンテンツマーケティングの成功例

コンテンツマーケティングは、中小企業でも始めやすいWebマーケティング手法です。
良質のコンテンツの継続配信をおこなうことで潜在的顧客を育成する手法で、テキストだけでなく動画コンテンツをうまく埋め込むのが成功の秘訣といわれます。

ここでは「動画コンテンツのメリット」や「動画を取り込んだコンテンツの成功例2つ」をご紹介しましょう。
文章と動画を効果的に組み合わせてユーザーにアピールし、コンバージョンにつなげるテクニックです。

動画コンテンツのメリット

コンテンツマーケティングは、動画や画像、テキスト、メールマガジンなど多様な形式での展開が可能なマーケティング手法です。
テキストと静止画像の組み合わせが定番ですが、最近はモバイルデバイスの普及によって動画コンテンツの利用も増えてきました。

動画コンテンツのメリットは、伝えたい内容を体感的に伝えられることです。
企業やブランドのイメージをアピールしたり、商品・サービスの使い方を伝えたりするには動画が効果的ですし、最近はスマホやタブレットの普及によって、動画での情報発信・受信が受け入れられやすくなっています。

制作期間やコスト面から、動画コンテンツはテキストコンテンツほど頻繁に更新できませんが、インパクトのある映像で一気に情報を発信できるのは大きな利点。
今後は動画を含むコンテンツマーケティングがより伸びていくと考えられます。

それでは、実際の動画コンテンツの成功で知名度アップや営業成果につながった成功事例を、日米の2例から見ていきましょう。
どちらもビジュアルコンテンツの持つ「根源的なわかりやすさ」を生かして、ユーザーに対して強力にアピールした成功例です。

動画コンテンツの成功事例2つ

成功事例1:名刺情報の共有性をコミカルなドラマで伝えた「Sansan」

「Sansan」は名刺管理アプリを開発している企業です。
「Eight」という名刺管理アプリがよく知られており、すでに約100万人が利用していると言われます。

「Eight」では、相手の名刺をスマホで撮影し、保存・共有することで取引先の名刺情報を一括管理できるのが利点です。
Sansanの動画コンテンツではビジネスシーンにおける名刺交換の場面をコミカルに描き、「情報の共有性」の重要さをドラマ仕立ての動画コンテンツで配信。

笑いを交えた内容がユーザーの共感を得て、SNS上でも広く拡散されました。
このように、動画を使ったコンテンツマーケティングでは「目的を明確化」することで内容が凝縮され、ユーザーに伝わるコンテンツ内容になります。

「名刺交換を通じて社内での人脈共有を目指す」というSansanの名刺管理アプリのメリットが、コンテンツを視聴したユーザーに的確に伝わった成功事例です。

成功事例2:ミキサーでアップル・ウォッチが粉々…機能性をアピールした「ブレンドテック」

「ブレンドテック(Blendtec)」は、アメリカの家庭用ミキサーの製造・販売をしている会社です。
ブレンドテックの動画コンテンツは、創業者のトーマス・ディクソンが登場して、あらゆるものを自社製品ミキサーで粉々にするというもの。
製品の機能性をやや大げさに表現するために、食品以外のものをブレンドした点が受けて、一気に知名度を高めました。

ディクソン氏の軽妙なトークとともに、アップル・ウォッチやノキアのスマホ、電球などがミキサーに入れられ、最終的には粉々になるという衝撃的な動画コンテンツシリーズは、なんとYouTubeだけで2億回以上の再生がされました。
再生回数とともにブレンドテックの評価も急上昇。自社製品の各種ミキサーの売り上げや、動画コンテンツ以前の約7倍になったと言われています。

目で見て、視覚的に理解される動画の特長を存分に生かしたコンテンツで、アメリカ国内でも有名なコンテンツマーケティングの成功事例です。
このように製品やサービスの特長を的確に伝えたい動画は、やはりプロの動画制作会社に委託して制作するのがおすすめ。

社員が登場すれば自社で内製化は可能ですが、動画のテンポやクオリティは専門家にはかないません。
最近は低コストの動画制作会社も増えてきていますから、サイトに動画コンテンツを取り入れる場合は外注を検討すべきでしょう。

まとめ

コンテンツマーケティングを展開するなら、テキスト+静止画像のコンテンツに加えて、動画コンテンツもサイト内に配置するのが効果的です。
動画のインパクトを生かすなら、次の2点に留意して制作しましょう。

1.制作前に「ユーザーに伝えたい内容」を凝縮して目的を明確化、凝縮された動画を作ること
2.テンポよくインパクトの強い動画コンテンツのために、外注化も検討すること

サイトの適切な場所に動画コンテンツを置くことでサイト内滞在時間が伸び、テキストコンテンツが読まれる確率も上がります。
最終的には営業成果につながりますので、動画コンテンツも有効に活用していきましょう。

サーチコンソール・Googleアナリティクスをコンテンツマーケティングに活用

コンテンツマーケティングは、いま注目を集めているネット上のマーケティング手法です。
良質のコンテンツを継続配信することで集客・営業成果につなげる手法ですが、ただ漫然と配信するだけでは成果が上がりません。

配信後の分析が大切なのです。
そこで役立てたいのが、ネット上で無料利用できる分析ツール「サーチコンソール」「Googleアナリティクス」。

ここではコンテンツマーケティングにおける「サーチコンソールの活用法」「Googleアナリティクスの活用法」をご紹介しましょう。
集客力のあるキーワード選定、流入してくるアクセスデータの解析に利用して、営業成果につなげられるツールです。

1.サーチコンソールの活用法

Googleサーチコンソールとは

Googleサーチコンソールはキーワードごとの「平均検索順位」を可視化できるツールです。
サイトのパフォーマンスを数値で確認できるので、コンテンツマーケティングの成果を評価するのには欠かせません。

サーチコンソールでできることはたくさんありますが、重要なのは以下の4点です。

1.Google検索での掲載順位
2.サイトの表示回数
3.サイトのクリック率
4.ユーザーが検索で利用したキーワード

最新のサイトパフォーマンスが数字ではっきりわかるため、自社サイトのSEO対策が適切に行われているかどうかの分析が簡単にできます。
運営中のサイトページの中で最も人気のあるページやグーグル上での掲載回数、クリック率、掲載順位の高いキーワードが手に取るようにわかるのが大きなメリットです。

Googleサーチコンソールの具体的な活用法

Googleサーチコンソールの魅力的な活用法は、以下の2点です。

1.ユーザー流入数の多い検索キーワードの調査
2.実施済み自社サイトのSEO対策効果の確認

Googleサーチコンソールでは、実際に多数の流入を上げている旬のキーワード、もしくは長期にわたってユーザーの興味を引きうるロングテイルキーワードをチェックすることができます。
流入数の多い検索キーワードがわかれば、コンテンツ制作の際に集客力の強いワードを使ってタイトルを作り、コンテンツ内容も多くの読者の興味を引く内容に寄せていけるので、クリック率や掲載回数が上昇するのです。

SEO対策を積極的にしたい場合は「ビッグキーワード」の検索順位を重視しましょう。
ビッグキーワードを使ったSEO対策では、成果に反映されてくるまでに1年ほどかかります。

その間に検索順位を定期的にチェックしつつ、キーワード選択やコンテンツ内容を見直すことで集客力の高いコンテンツが作れるのです。

2.Googleアナリティクスの活用法

Googleアナリティクスとは

Googleアナリティクスとは、Googleが提供するアクセス解析ツールです。
事前にデータ計測のためトラッキングコード「JavaScript」をページに組み込むだけで、登録したサイトのユーザーの行動が分析可能。

具体的には、以下の3点がデータから読みとれます。

1.サイトの訪問者数
2.訪問者の流入元
3.使用デバイスの種類

なおGoogleアナリティクスには有料版もありますが、一般的なコンテンツマーケティングで必要な機能は無料の範囲内で十分だと言われます。
まずは基本的な機能から徹底的に利用していきましょう。

Googleアナリティクスの具体的な活用法

Googleアナリティクスで分析できる項目は多岐にわたりますが、コンテンツマーケティングでは以下の2項目を重点的にチェック、解析していきましょう。

1.ユーザーメニュー
2.集客メニュー

「ユーザーメニュー」では、サイトの訪問者数やPV数、使用デバイスなどが分かります。
ここで注目すべきは「デバイスの分析」です。

コンテンツマーケティングでは「潜在的顧客」になりうるユーザーに、最後までコンテンツを読んでもらわねばなりません。

そのために使いやすいサイト構築やファーストビューデザインが欠かせませんが、使用デバイスによって最適なサイトデザインは変わってきます。
PVやコンバージョン率を上げるためには、ユーザーのデバイス種類にあわせたサイトデザインが必要なのです。

また「集客」メニューも重要。「集客」メニューではサイトへの流入者がどこから来たかがわかります。
主な流入元はGoogle検索やFacebookやTwitterなどのSNSやバナー広告・リスティング広告からのクリックなどで、効率よくPVやクリックを稼ぐには、多数のユーザーがきている流入元に焦点を合わせたコンテンツ制作をこころがけましょう。

まとめ

コンテンツマーケティングでは、コンテンツ配信後のアクセス分析が非常に重要です。
以下の2点に留意して、サイトやコンテンツへのフィードバックをおこないましょう。

1.Googleサーチコンソールで、Google検索での掲載順位やサイトの表示・クリック回数を分析
2.Googleアナリティクスで、サイトユーザーの流入元や使用デバイスを分析

効果的なコンテンツマーケティングを目指すには、「配信→アクセス分析→フィードバック→配信」のフローをきちんと回すことです。

コンテンツマーケティングにおけるキャッチコピーの重要性

文章や動画コンテンツには、読み手の寄り添い、読み手の行動を後押しする力があります。
しかし、そういった力は正しく文章を配置・作成しなければ効果的に発揮することはできません。

ここでは「行動を促進させるコピーライティング」から始めて、キャッチコピーを含めた「4つのコピーパーツ」をご紹介します。
それぞれのコピーには読み手にアピールするための役割があり、複数のコピーが相互に影響しあうことで集客力のあるコンテンツが生まれます。

コンテンツマーケティングにおいては、キャッチコピーは非常に重要なのです。

読み手の行動を促進させるコピーライティング

コンテンツマーケティングでは直接顧客と顔を合わせることなく、コンテンツだけで顧客との間に信頼関係を構築していきます。
そのためにはネット上の潜在的顧客に刺さるコンテンツが必要です。

コンテンツに新鮮で正確な情報を入れ込むことはもちろん、情報を読者に伝わりやすい形に作ることがポイント。
たとえば冒頭に印象的なキャッチコピーを配置し、その下に分かりやすいボディコピーを続けるといったコピーライティングの基本技術が、読者を購買アクションに誘導します。

コンテンツマーケティングの成功には、綿密に計算したコピーライティングが不可欠なのです。

読了率の高いコンテンツを作る「4つのコピー」

コンテンツは多様なコピーの組み合わせで作られます。
ここでは主なコピー4つを順番に紹介していきましょう。

1.キャッチコピー
2.リードコピー
3.ボディコピー
4.ショルダーコピー

読者をつかむための「キャッチコピー」のほか、それぞれのコピーの役割を理解すれば、集客力の高いコンテンツ制作が可能になります。

1.キャッチコピーの役割

「キャッチコピー」は、読者を引き付けるための文章です。
商品・サービスを端的に説明する文章であり、企業のブランドイメージを伝えるものでもあります。

コンテンツマーケティングではキャッチコピーの役割は「読者にコンテンツを読み進めたい気持ち」を持たせること。
ネット上の読者は、サイトページで最初に目に入るキャッチコピーを読んでこの先のコンテンツに進むかどうかを決めるからです。

キャッチコピーは一目で読者に伝えたいので、30~50字ていどが適切。
またキャッチコピーだけで内容を伝えきれない時は「サブキャッチコピー」を添えましょう。

サブキャッチコピーはキャッチコピーの補足で、具体的に「100人が実感!」や「1日わずか5分でOK」など数字を入れ込んで読者を引き付けます。

2.リードコピーの役割

「リードコピー」は、キャッチコピーの下にある文章のこと。
商品・サービスの説明など「本文」に当たるボディコピーまでの「橋渡し」的な内容です。

インパクトの大きなキャッチコピーから、コンテンツの本分へつなげるものですから、「読者を自然に誘導する」ことが重要です。
キャッチコピーで引き寄せた読者の興味をさらそそり、かんじんな「本文」へ間違いなく連れてゆく役割があります。

3.ボディコピーの役割

ボディコピーは「本文」です。
キャッチコピーで端的に表現した商品・サービスの説明を、ボディコピーで詳細に説明しましょう。読者の抱える問題解決に役立つ商品化を伝える文章なので「有用性」を強調します。

また「読者への共感」も重要な要素。
商品・サービスを利用する立場になってベネフィットを伝えると共感性が高まり、コンテンツの最後まで読ませることができます。

なおボディコピーが長文になる場合は「見出し」を入れましょう。
「見出し」で段落の内容を凝縮しておけば、「見出しだけ読んでも意味が分かる」ためコンテンツの読了率が上がります。

6.ショルダーコピーの役割

ショルダーコピーは商品名やタイトルの肩につく、小さなサイズのコピーです。キャッチコピーの補足であり、商品のキャッチフレーズでもあります。
たとえば定番人気商品の「ポカリスエット」は定期的にショルダーコピーを変更しており、発売当初の「アルカリイオン飲料」から複数の変更を経て、2020年現在の「イオンサプライ」になりました。

定期的な見直しで鮮度の高いショルダーコピーに変えることは、キャッチコピーのインパクトを高めることになります。

まとめ

キャッチコピーで引き付けた読者をコンテンツの最後まで連れてゆくには、基本的なコピーライティング技術が必要です。
以下の3点をおさえておきましょう。

1.キャッチコピーで、簡潔に商品の魅力を伝える
2.リードコピー、ショルダーコピーで詳細な商品情報を伝え、キャッチコピーの補足をする
3.長文のボディコピーには見出しを入れ、コンテンツの読了率を上げる

質のいいコンテンツは、読者とのあいだにいいレスポンスを生みます。
コンテンツマーケティングでいい循環を作りたいのなら、必要な情報を的確に表現するようこころがけましょう。

コンテンツマーケで営業成果が上がらない時に見直すべきポイント

ネット上でコンテンツを配信して営業成果につなげるコンテンツマーケティング。
しかし始めてみたものの、マーケティング開始後6か月がすぎても成果が実感できない…という場合は、見直し→改善が必要です。

まず「ペルソナ設定」「コンテンツ数」「コンテンツ内容とニーズの合致」「営業との連携」の4点から改善点の洗い出しを考えましょう。
マーケティング展開中も随時、軌道修正ができるのが、コンテンツマーケティングの利点です。

1.ペルソナ設定は間違っていないか?

コンテンツマーケティングでは、最初に潜在的顧客の最大公約数的な「ペルソナ」を設定し、ペルソナに刺さるキーワード、問題解決につながるテーマ、記事内容でコンテンツを制作していきます。
ですからマーケティングの初期段階で、いかにペルソナを絞り込むかが非常に重要になってきます。

ペルソナ設定が間違っていたら、企業としてコンテンツを届けたいと思っている潜在的顧客層に記事が届きません。
テーマ選択もキーワードチョイスもすべてがペルソナに焦点を絞っているのですから、ペルソナ設定が間違っていれば、どれほどサイトへの流入数が上がっても最終的な購買アクションにはつながらないのです。

有用性の高い記事を一定数以上つづけて配信しているにもかかわらず、営業成果がないという場合は、ペルソナ設定の見直しをしてみるべきです。

2.コンテンツ数は足りているか?

コンテンツ数の見直しも重要なポイントです。
一般的にコンテンツマーケティングの成果が出てくるのは、「100記事を配信してから2カ月以上が経過した後」だと言われます。

100記事というのは大量ですが、サイト内に蓄積された記事数が多いほど読者への有用性は高まります。
読者の問題解決に役立つコンテンツが見つかる確率が、飛躍的に上がるからです。

ひとつの記事で問題解決がされると、読者はあとの記事も次々と読んでくれます。
最初の発火点となる記事も大切ですし、連動して読まれて企業ロイヤリティを育成するコンテンツも大切。

さまざまな段階にある読者を引き留めるためには、分かりやすくて役に立つ記事が、一定数以上サイトにそなえてある状況が理想的なのです。

3.コンテンツ内容はペルソナのニーズに合っているか?

潜在的顧客に近いペルソナを絞り込み、100記事のコンテンツをそろえても、まだ営業成果が上がらない…。
この場合は「コンテンツ内容の凝縮」ができているか、確認しましょう。

一定数以上のコンテンツを制作する場合、どうしても起きやすくなるのが「読者のペルソナがブレること」。
たとえ最初にペルソナをしっかり設定していても、大量にコンテンツを制作していると、途中でスタッフが混乱するもの。

それを防ぐには定期的にPVが上がっていない記事を取りまとめ、内容を検証することです。
潜在的顧客に焦点を絞ったテーマを選び、「誰に、何を、伝えたいのか」が明確に分かるコンテンツ制作をするとPVもあがり、コンバージョン率も上昇します。

4.営業との連携は取れているか?

B to Bビジネスのコンテンツマーケティングでは、コンテンツ+営業の併用が効果的です。
個人をターゲットとしたB to Cビジネスでは、営業は直接的に製品やサービスを売り込むことはできません。

しかしB to Bビジネスならコンテンツとともに直接的な営業活動を連携できます。
たとえばコンテンツを通じて接触があった企業に対しては、適切なタイミングで営業マンが直接客先に出向いていくとより早く営業成果につながるのです。

コンテンツマーケティングは広くコンテンツを配信し、潜在的顧客を育成していきます。方法としては「待ち伏せ型」「ひっかけ型」です。
営業マンが直接出向くのは「直接売り込み」で、「一点突破型」。

「攻め」のアピールなので、営業成果が上がるまでの時間が短くて済みます。ただし、売り込み続けないと成果が途切れるという弱点があります。
コンテンツマーケティングと直接営業を併用すれば、スピーディに成果が出る部分と長期的・継続的に成果を出し続ける部分が、補完しあって成果を上げていきます。

まとめ

コンテンツマーケティングでは、思うような成果が出ない場合は、随時軌道修正をすることができます。
なぜ成果が上がらないか?という時は、以下の4点を改善しましょう。

1.ペルソナの再設定
2.コンテンツ数の充実
3.コンテンツ内容の見直し
4.営業部門との連携

改善をしてもまだ成果が上がらない場合は、また見直しをする。
この繰り返しでコンテンツおよびサイトの方向性が修正されます。
定期的な見直しで、十分な営業成績を上げていきましょう。

コンテンツマーケティングの成果は6か月後に表れる?

多くの人があらゆることをネット検索している現在、ネット上で良質のコンテンツを配信し続けるコンテンツマーケティングは非常に有用性の高いマーケティング手法だと言われます。
しかしバナー広告やメールマガジンなど「プッシュ型広告」とちがい、「プル型広告」コンテンツマーケティングは短時間では結果が出にくいのが弱点です。

ここでは「営業成果が出るまでの期間」「中・長期的視点から見るプル型広告の利点」「成果アップのためのコンテンツの質」の3点から、時間のかかる理由を探っていきます。
コンテンツマーケティングは展開当初に忍耐が必要ですが、時間をかけただけの成果が上がってくるのがメリットなのです。

成果が実感できるまでには最低でも6か月が必要

一般的に、コンテンツマーケティングを開始後は、6カ月間以上のコンテンツ配信が必要だと言われます。
コンテンツマーケティングを新規に開始した場合、配信から6カ月~1年が経過すると営業成績および販売成績に反映されてくるケースがほとんど。

少なくとも6か月は我慢強くコンテンツを制作・配信し、ネット上の潜在的顧客に働きかける必要があります。
もちろんこれは一般論であって、もっと早くに営業成果を実感する場合もあります。

マーケティング開始後、6か月未満の段階で営業成績が上昇するケースは、すでに自社サイトでの活動を一定期間にわたっておこなっている場合です。
一定数の潜在的顧客がサイトに流入している状態なので、コンテンツ配信への反応が早く、営業成果につながるまでの時間が短いのです。

まったく白紙の状態から自社サイトを立ち上げ、コンテンツ配信を始めた場合は、やはり6か月~1年のスターティング期間が必要になります。

成果待ちの期間は、潜在顧客の育成期間

コンテンツマーケティングは成果を実感できるまでに時間がかかる…!
これはデメリットのように感じるかもしれませんが、実は「時間がかかること」が、コンテンツマーケティングの大きなメリットでもあります。

なぜなら配信後の期間は「潜在的顧客を育成する時間」だからです。
コンテンツマーケティングは、いわゆる「プル型広告」の手法。

良質のコンテンツで特定のニーズを持った読者にアプローチできるのが利点です。
ここでいう「特定のニーズ」とは、自社製品・サービスによって「問題解決が見込める」潜在的顧客層をさします。

悩みを持つ読者が問題解決力の高いコンテンツを読めば、サイトおよび企業に対する信頼度が高まり、最終的な購入アクションにつながります。
これこそがコンテンツマーケティングの最終目的です。

コンテンツマーケティングは配信が終了してもサイト内に蓄積されたコンテンツが継続的にPVを得て、長期的に潜在的顧客を育て続けるため、スタート段階で成果が出るまで時間がかかるのは仕方のないことなのです。

時間をかけても成果が上がらない…戦略の軌道修正

コンテンツマーケティングで必要なのは、時間と良質のコンテンツです。
しかし、どれほど時間をかけても成果が上がらないこともあります。

そんな時は「マーケティングの戦略設計」の見直しをしましょう。
開始当初に決めた最終ゴールが間違っていないか、コンテンツ制作にかかわるスタッフ全員が最終ゴールを正しく把握しているかなどをチェックしなおして、方向修正をすることです。

コンテンツマーケティング開始後6カ月が過ぎても、まったく成果を実感できない場合はどこかで潜在的顧客のニーズとの間にズレができていると考えられます。
ズレを埋める方向に柔軟に軌道修正ができるのも、中・長期的に展開するコンテンツマーケティングのメリットです。

まとめ

コンテンツマーケティングでは、初めか長期的な視点で戦略を展開していくことが大切です。
進めていく上で、以下の3点を念頭に置きましょう。

1.営業成果が実感できるのは、マーケティング開始から6カ月~1年後
2.成果待ちの期間は、潜在的顧客の育成期間
3.6か月以上が経過しても成果なしの場合は、戦略の修正が必要

時間がかかっても、いったん進み始めたら、確実にサイト流入や営業成果が上がっていくのがコンテンツマーケティングの利点です。
スタート段階ではじっくりと時間をかけて顧客を育てていきましょう。

サーチコンソール・Googleアナリティクスをコンテンツに活用

コンテンツマーケティングなんて、コンテンツを継続発信するだけでいいんでしょう?と思っていませんか?
成功するコンテンツマーケティングでは、良質のコンテンツを発信していくことに加えて、「サイトパフォーマンスの分析」および「キーワード検索の分析」をおこない、定期的にサイト構築やコンテンツの方向性を見直すことも大切です。

今回は分析ツールの「GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクス」の活用法についてご説明しましょう。
まずは「二つのツールの違い」を理解し、「Googleサーチコンソールの活用法」「Googleアナリティクスの活用法」を知って効果的に使い分けましょう。

このふたつを併用することでより明確にサイトの状況が見えるようになるのです。

「Googleサーチコンソール」も「Googleアナリティクス」のちがい

「Googleサーチコンソール」も「Googleアナリティクス」も、どちらもグーグルの無料解析サービスです。このふたつは以下のような違いがあります。

1.Googleサーチコンソール(Search Console)は、「Webサイトにアクセスする前」のデータを解析するツールです。

ユーザー属性および集客経路・アクセスページを組み合わせて分析し、自社サイトがどれくらい表示されているか、クリックされているかを知ることができ、検索エンジンにおけるサイトの評価もわかります。また潜在的顧客のコンバージョン測定も可能です。

2.Googleアナリティクス(Analytics)は、「Webサイトにアクセスした後」のデータを解析するツールです。

潜在的顧客が「どの検索キーワード」でサイトにやってきたのか、「キーワードの検索ニーズ」はどれくらいあるのかがわかるもの。
サイトにやってきた潜在的顧客が「どこから」きて、サイトの「どのページ」を見て、見た後にどんな「アクション」をしたのか、ということを突き止めることができます。

なお、どちらのツールも無料ですが、利用にあたってはGoogleアカウントが必要です。事前に作成しましょう。

コンテンツマーケティングでの、Googleサーチコンソールの利用法

Googleサーチコンソールでは検索エンジンとの連携をおこなうことができ、検索エンジン内に蓄積された分析データを、Googleで検索して表示させてみることができます。
具体的には、潜在的顧客が「どんなキーワードで検索して、サイトへ流入したか」がわかるのが大きなメリットです。

またサイトのクリック数や表示回数、CTR(Click Through Rate クリック率のこと)、掲載順位がでるため、自社サイトのパフォーマンスをチェックするのに最適です。
とくにCTRの解析は非常に重要。

コンテンツマーケティングでは、いくら表示回数が多くても、クリックされてコンテンツが読まれなければ意味がありません。
検索エンジンでの表示回数とクリック数、CTRを解析して、どれくらいの人数が表示後にクリックしているのかを確認することで、「何故スルーされるのか?」「どうしてコンテンツまで誘導できないのか」という問題点の洗い出しにつながり、改善策を見つけるきっかけになります。

コンテンツマーケティングでのGoogleアナリティクス利用法

Googleアナリティクスでは、潜在的顧客のWebサイト流入後のデータを解析することができます。
具体的には、ユーザーひとりひとりについて、閲覧ページとコンバージョンの成果が分かるようになっているのがとても有用です。

たとえば2016年4月にリリースされた機能「ユーザーエクスプローラー」を使えば、潜在的顧客がサイトにやってきた回数ごとのデータが保存されており、どのページをいつ見たのかが時系列でわかるようになっています。
その顧客が「いつ・どのページを・どのコンテンツを読んだのか」が分かれば、現在ポジションが推測でき、適切な内容のメルマガ・コンテンツを送付することができます。

潜在的顧客を次のステージに誘導するために最適なコンテンツを事前に選定できるのです。
コンテンツマーケティングにおいては、潜在的顧客を育成することが重要。

Googleアナリティクスを利用することで、より効果的に「その顧客に必要なコンテンツをベストなタイミングで届ける」ことが可能になるのです。

まとめ

GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスは、併用することで相乗効果が上がります。活用方法は以下の3点です。

1.Googleサーチコンソールではサイト流入後の分析を、Googleアナリティクスではサイト流入前の分析をする
2.GoogleサーチコンソールでWebサイトのパフォーマンスを管理する
3.Googleアナリティクスでは潜在的顧客の立ち位置を確認する

それぞれのツールが解析できるポイントが異なるため、組み合わせることでムラのないデータ分析が可能になります。
分析をおこない、必要な改善策をこうじておけば、より効果的にコンテンツを発信できるのです。

コンテンツマーケティングはスマートフォンで読まれる

コンテンツマーケティングを展開するうえで、忘れてはならないのが「スマホ」の存在です。
非常に高い普及率を誇るスマホは、とくに若年層では「コンテンツを読むツール」として利用されています。

そのため、コンテンツマーケティングを成功させるためには「スマホ」を意識せずにいられません。
ここでは「コンテンツを読むのはスマホ」という観点から「スマホで読まれやすいコンテンツ制作のコツ3点」をご紹介しましょう。

「スマホ読み」でピックアップされやすいコンテンツには、さまざまな工夫が凝らされているんです。

コンテンツを読むときは、まずスマホ!

2018年(平成30年)に総務省がおこなった「通信利用動向調査」によれば、スマホの所有率は20代で約93.8%にのぼるそうです。
30代では約92.2%という数字ですから、スマホ普及率の高さがよくわかります。

もちろん20代・30代も自宅にパソコンを所有していますが、実際に情報検索のために利用するツールといえば、まず「第一にスマホ」なのです。
とくにニュースサイトやSNS、動画サイトなどは日常的にスマホを使って閲覧されます。

こうなると、コンテンツマーケティングでも「スマホで読まれやすい」コンテンツ制作やサイト構成を考える必要があるでしょう。
成功するコンテンツマーケティングでは「スマホ対策」をきちんとほどこすことによって、効率よくPVを稼ぐことができます。

それでは、具体的にスマホ対策として注意しておくべきポイントは何か。
3点の重要ポイントをピックアップしましたので参考にしてみましょう。

スマホで読みやすいコンテンツのポイント3点!

1.ストレスのないユーザビリティ

スマホユーザーを対象にコンテンツマーケティングを展開するときに、もっとも注意すべきことは「サイト内移動はスムーズか」という点です。
ユーザビリティ対策を十分におこなってから、コンテンツ発信を始めましょう。

スマホでの「ユーザビリティ対策」とは、「ストレスなくコンテンツが読めるか」ということです。
スマホ自体が直感的な動作でストレスなく操作ができる点に特化してあるツール。

スマホのスムーズな動作に慣れているユーザーにとっては、スクロールの反応が遅い・タップしづらい・コンテンツ内の移動にひっかかりがあるなどは、非常にイライラするものです。
そしてわずかでもひっかかりのある場所がサイト内にあれば、それだけでユーザーは読むのをやめてしまいます。

これでは、どれほど良質なコンテンツを制作してもPVは上がりませんし、バズることも難しいでしょう。
スマホユーザー対策をするなら、なにはともあれ徹底的に「使い勝手の良さ」に特化すべきです。

スムーズなサイト閲覧体験、UX(ユーザーエクスペリエンス)については改めて記事にて説明いたします。

2.読みやすい画面表示で作る

スマホはコンパクトな機器。持ち歩くには良いのですが、画面上に表示ができる情報量には制限があります。
そのためコンテンツ制作では常に、スマホでの「見え方」に注意しましょう。

とくに次の3点はコンテンツを作るうえで、とても重要なポイントです。

1.テキストは短く
2.文字サイズは14~16pxと大きく
3.段落設置で入りやすく

とくにテキストを短くすることと、文字サイズは少し大きめに設定することは、コンテンツの読みやすさに直結します。
また段落を設置し、視覚的に情報のボリュームを把握しやすくすることで、ユーザーの「読み進める力」を引き出すことができます。

3.スマホでは、ファーストビューに徹底的にこだわる

スマホで読まれるコンテンツを目指すためには徹底的に「ファーストビューのインパクト」にこだわりましょう。
キャッチーなタイトルや目を引く画像・動画を配置し、ユーザーにコンテンツを読みたい気持ちにさせることです。

スマホとパソコンの大きな違いは「ファーストビューで読める情報量」。
スマホの場合はごくわずかな情報しか見られませんから、ファーストビューで「コンテンツを読むか・読まないか」がきまってしまいます。

最初の部分で「つかみ」ができなければ、ユーザーは続けてコンテンツをスクロールしてくれません。
ですからスマホはファーストビューが命。

内容も、最初の数行でがっちりとユーザーの気持ちをつかむようにしましょう。

まとめ

世界中で普及しているスマホ。20代・30代向けの製品やサービスを扱うコンテンツマーケティングでは、スマホユーザーへの配慮が欠かせません。
とくに以下の3点は必須項目です。

1.コンテンツ閲覧時にストレスなく動作
2.テキストは簡潔に短く、文字サイズは大きめに
3.インパクトの強いファーストビュー

ひとつずつは簡単なことですが、複合することで強い集客力を発揮します。
今やパソコンを凌駕するスマホユーザーに向かって、効果的なコンテンツ発信を心がけましょう。

コンテンツマーケティングで「バズらせる」

ネットマーケティング業界では「バズる」という言葉がよく使われます。
コンテンツマーケティングでは、いかに「バズる」かがPV獲得のために重要なポイントです。

ここでは「バズる」という用語の意味からはじめて、「コンテンツをバズらせるコツ3点」をご紹介しましょう。
SNSでの拡散数が増えれば多くのPVを得ることができ、効果的に潜在的顧客層にコンテンツを届けられます。

「バズる」=インパクトの強いマーケティング手法

「バズる」というのは、英語のBuzz(バズ)から派生した言葉です。
英語の「Buzz(バズ)」は「噂になる」という意味の動詞で、そこから「ツイッターなどのSNSで、一気に多数の人に取り上げられた状態」を指します。

多くの人が共感してSNS上で拡散していくため、ごく短期間に爆発的な勢いで特定の用語やコンテンツが広がっていく状態です。
明確な意味で「バズっている」状態を定義することはむずかしいのですが、おおむね、次の3点が急上昇していれば「バズっている」ことになります。

1.ツイッター上のリツイートが一気に増えた
2.「いいね」やコメント数が爆発的に増えた
3.プレビューの数が平均値をはるかに超えた

いずれもSNS上でつぎつぎに拡散され、一時的に大注目を浴びている状態をあらわします。
コンテンツマーケティングでは、「バズる」=インパクトの強いコンテンツを発信できたことになり、サイト上に多量のPVが流入することになるので、コンバージョン率も上がりやすいというメリットがあります。

しかし「バズる」コンテンツを発信するのは簡単ではありません。そこで、「バズらせるコツ3点」をご紹介しましょう。
ただ良質のコンテンツを制作しているだけでは、バズるところまではいきません。

そこには明確な「戦略」があるのです。

コンテンツマーケティングで「バズらせる」コツ3点

1.シェアされやすいメディアを併用する

「バズらせる」ためには、まず多くの人が利用しているSNSでコンテンツを「拡散」してもらう必要があります。
拡散による集客は爆発的で、想定以上のPVが集まります。

ネット上での拡散をねらうには、ひとつのメディアだけでなく、人目につきそうなSNSを複数つかい、効果的に発信していくことが重要。
具体的にはツイッター(twitter)・フェイスブック(Face book)・ユーチューブ(youtube)などがおすすめです。

一つのコンテンツを複数のSNSで同時に発信して、より多くの人の目にふれるようにする手法です。
最近では、動画も画像もアップできるインスタグラム(instagram)も若年層を中心に人気が高いので、売り込みたいサービスや商品によってはインスタグラムも戦略に含めておきましょう。

2.動画・画像でイメージ力を高める

「バズる」コンテンツの特徴として、テキストと動画・画像のバランスがいいことがあげられます。
SNSを利用する顧客層は、文章だけでなくパッと目に入る画像や分かりやすい動画にも注目しますから、適切なバランスで「テキスト+ビジュアル」を配置することです。

とくに動画はリアリティを感じやすく、売り込みたい商品やサービスの特性を短時間で効率よく伝えることができます。
また、良い画像や分かりやすい動画はSNS上で拡散されやすい傾向がありますから、バズる率が高いのです。

多数のシェアやリツイートをねらうのなら、テキストばかりでなく上手に視覚による情報も盛り込みましょう。

3.製品・サービスにストーリー性を持たせる

「バズる」コンテンツは、共感を呼びやすいコンテンツです。
そしてネットユーザーの「共感」を呼ぶためには、製品やサービスの制作過程やコンセプトに「ストーリー性」を持たせることがおすすめ。

製品やサービスのためのコンテンツというと、つい製品の特徴や使い方を伝えたくなりますが、ユーザーが最初に理解しやすいのは「製品やサービスに関する物語」です。
その製品やサービスをなぜ作ったのか、作るプロセスで起きたことなどは、ユーザーの興味をそそります。

すべてのコンテンツがストーリー性を持つ必要はありませんが、適所に「物語傾向が強い内容」を配置することによって、「バズ」りやすいコンテンツになります。
まずは、潜在的顧客をサイトに呼び込むきっかけづくりという意味でも、製品やサービスにストーリー性を持たせてみましょう。

まとめ

「バズる」手法は、いまやコンテンツマーケティングでも欠かせないテクニックです。
つねに次の3点を意識してコンテンツを制作しましょう。

1.ツイッターやユーチューブ、インスタグラムなど拡散されやすいSNSにコンテンツを発信
2.コンテンツ内には、適切なバランスで文章+動画・画像を配置
3.ストーリー性のある内容にして、ユーザーの共感→拡散へ誘導

「バズる」という状況を理解したら、比較的シンプルな手順でバズるコンテンツをめざせるでしょう。