「コンテンツマーケティング」は、良質な記事=コンテンツを発信することで、顧客を作り出すマーケティング方法です。
ポイントになるのは読者を惹きつける「良質な記事」。
つまりユーザーが読む価値があると思える記事を制作することです。
コンテンツマーケティングにおいてはライティング技術が不可欠で、とくに「記事構成」が重要になってきます。
ここでは、WEBマーケティングに欠かせない記事構成の「トップ」「ボディ」「ボトム」の3層構造についてご説明しましょう。
読者をつかんで離さず、最後まで読ませる基本の記事構成です。
トップで読者をひきつける
インパクトのあるタイトル
コンテンツの冒頭に置かれる「トップ」は、タイトルと最初の文章がある部分です。
このトップ部分は読者の興味を引き付けるために非常に重要なところ。
人目を惹く「インパクトのあるタイトル」と、「フック力のある文章」が求められます。
まず「インパクトのあるタイトル」ですが、ネット上で記事を読むひとは、タイトルで記事を判別していくという事を覚えておきましょう。
興味を引くタイトル、インパクトのあるタイトルの記事は、サーチエンジン上で並んだ時に読者に吸引力を発揮します。
そのため、タイトルにはネット上で流し読みしている読者をひっかけられるようなインパクトが必要です。
具体的には、読者の好奇心を刺激するキーワードを含み、お得感のある言葉、最新情報であることをうたうタイトルがおすすめ。
とくに「お得感のあるタイトル」は、安定した集客を見込めるものです。読者の立場に立ったベネフィットを強調して、タイトルを考えましょう。
フック力のあるトップ文章
トップの文章は、次の3つのポイントを押さえて進めます。
1.「問題」を提起する
2.利益など「結果」を明記する
3.「結果」の根拠を示す
冒頭の問題提起では、コンテンツマーケティングで想定している主なターゲット層が「困難を感じている」と思われる問題を提起します。
続けて、ダイエット記事なら「これをやれば、○○キロダウン!」というように、明確な結果を書きましょう。
そして最後になぜ、結果が出せるのか?という根拠・理由を示します。
これだけの内容をトップの文章にコンパクトにまとめれば、十分です。
ちなみに、いったん記事をクリックした読者はタイトル・トップ文章までは読んでくれます。
ですから記事の精読率をあげるためにも、トップ文章でしっかりと読者を捕まえるようにこころがけましょう。
トップの文章は、コンテンツ全体の出来を決める重要な部分なのです。
ボディ部分で読者に情報提供、シェアを狙う
ボディ部分は、コンテンツ内で伝えたいことを書く中心的な部分です。ここでは読者が求めている情報を書きましょう。
ボディ文章で大切なのは、記事内容の正確さと有益性です。
分かりやすい文章で、データの正確性やユーザーを説得できるだけの有益性の高さを伝えましょう。
「最新」をうたう記事なら確実に最新情報を記載しなければなりませんし、おすすめアイテムやダイエットについての「お得感」「達成感」を伝える記事なら、結果の根拠となる部分を、読者が納得するように書かねばなりません。
読者がいったん納得すれば、そのコンテンツはSNSでシェアされて広く拡散される可能性があります。
サイト運営者が何もしないでも、シェアされた記事はより多くの読者の目に触れることになり、サイトへのアクセス数も増えることになるのです。
ボトムで「コール・トゥ・アクション」につなげる
トップとボディで言いたいことを読者に伝えたら、あとは最後のまとめをしましょう。
ここまで書いた記事内容を、箇条書きにして整理します。
そして最後に、記事内で伝えたかった「結果」をもう一度書きましょう。
たとえば「○○を続ければ、1週間で〇〇キロダウンが期待できます」というような結果です。
そして最後に「お願い」を書きましょう。
商品をお勧めしたり、サイトの別ページへ飛ぶように誘導したりして、記事を締めくくります。
実は、このボトム部分こそがコンテンツマーケティングの肝。
最後のところでさらりと商品やサービスを紹介すればさりげなく宣伝ができ、読者は商品にもサイトを運営する企業にもいい印象を持ちます。
こうやって、最後にアクションへつながる文章を短く付け加えれば完成です。
まとめ
コンテンツマーケティングの記事は、
1.トップでのつかみ
2.ボディでの納得・共感
3.ボトムでのさりげないコール・トゥ・アクション
の3つが基本です。基本に従って、読者を記事に引き込んでいくようにしましょう。